先月、江戸東京博物館で開催中の世界遺産 ヴェネツィア展
を見てきました。(2011/12/11まで)
水の都でカーニバルがあって、海との結婚なんていうロマンティックな儀式があって、ヴェネツィア行きたくなった。
日本初公開の「二人の貴婦人」(ヴィットーレ・カルパッチョ/コレール美術館)の解説VTRが非常に興味深かったです。
「二人の貴婦人」に描かれた二人の女性は、客を待つ娼婦だと考えられていたんだけれど、20世紀に「ラグーナの狩猟」(ヴィットーレ・カルパッチョ/ポール・ゲッティ美術館)という絵が古物商から発見されて、「二人の貴婦人」と「ラグーナの狩猟」は一枚の絵の上下であることが判明しました、というもの。
昔、こんなミステリーを読んだことある…。
しかも、「ラグーナの狩猟」の発見によって、二人の女性は娼婦ではなく、ラグーナで狩猟している夫(貴族)を待つ身分のある女性たちだろう、ということがわかったらしい
貴婦人の名誉が回復されて良かったなぁ、と思いました
絵の左半分は失われたままということで、見てみたい。人がタイムマシンがあったら、って思うのってこういう時ではなかろうか。