小学校低学年の頃、
名前も知らないのに
なぜかいつも意地悪をしてくる男の子がいた。
遊具にいたら押したり、
友達と遊んでるものを取って行ったり。
大のお気に入りのぬいぐるみを持ち寄って友達と遊んでいたら
いきなり奪われて溜池に投げられた。
泣いた。
レジャーシートをしいて友達とままごとをしていたら、
靴を溜池に投げられた。
近くで釣りをしていたおじさんが
靴をとってくれて、
友達に付き添われて
泣きながら片足裸足で家まで帰った。
それを見ていた兄の友達が
『あいつ知ってる!』
と追いかけてくれて
学校にも報告してくれた。
後から先生に言われたのは
『可愛かったからだって』
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あの時の感情を
表現する言葉が
今でもわからない。
この大人は、
そんな言葉であの子を許せと言うのか。
何度も傷つけられて
大切なものも捨てられて
怖くて見るだけで泣くほど
嫌だったのに
受け入れろとでも言うのか。
あの日、初めて心に鬼が生まれたね。
