傷跡の画像を載せています。不快に思う方は画面を閉じて下さい。

 

強剛母趾の手術は終わってしまえば後は安静にしているだけだ。

3日間の点滴を終えたあとは投薬も無く、基本的に毎日数十分のリハビリをするだけだ。

退屈な時間が流れる。

本を読もうと思って持参したのだが、四六時中痛みがある為、何もする気が起きない。

 

今回の手術は前回と比べると痛みが少ない。痛み止めを服用しなくても我慢出来るレベルだ。足に入っていたスクリュー(ボルト)は抜いたが、今回の手術では針金の様な長いワイヤー(K-wire)が3本、足に刺さっている。これで骨を固定している訳で、時期が来たら抜くそうだ。

画像はグロすぎるので割愛する。

 

例えるなら、バーベキューの串が足に突き刺さったまま毎日を過ごして居るような感じだが、不思議とそんなに痛くない。

 

入院生活は単調で、症状も特に変わらず一か月程が経過、やっとシーネ(添え木)が外れた

ずっと足首を固定していたのでとても不自由だったが、少しだけ楽になった。

 

 

右足が異常に細くなってしまった。

前回の手術時にもなったが、元に戻るのに1年を要した。筋肉は落ちるのは早いが元に戻すのは大変なのだ。

 

痛みは相変わらずで、全く消える気配が無い。指はどうなっているのだろうか?

とても気になるのだが見る事が出来ない。手術時に傷口にフィルムが貼られているのだが、一切手を付けずにそのままの状態なのだ。

 

消毒とかしなくても大丈夫なのだろうか?

 

患部を見なくても大丈夫なのだろうか?

 

感染したらどうしよう?

 

気になって仕方が無い。

しかしながら、医師の処置はレントゲンを撮って包帯を巻き直すだけ。

消毒や傷口の確認等、一切無し。

前回の手術後では、毎日患部を消毒して、フィルムを貼り直していただけに処置の違いに少々困惑気味だった。

 

その後約2週間、手術から約6週間後にやっと大きく前進する。

ついにピン(K-wire)を抜く事になった。

(汚い画像ですいません。ずっと包帯を巻いていましたので)

今までずっと足に針金状のピンが突き刺さったままだったので、違和感が凄かった。

これで少しはスッキリした訳だ。

 

 
 
包帯が小さくなって嬉しい。
ピンを抜く作業は、力任せにベンチで引き抜くという荒業だった。
5センチ以上あるピンがヌルっと引き抜かれた。時間にして5分もかからなかった。
麻酔は無し。正直、身構えたが、予想に反してあまり痛くは無かった。
同時に抜糸もしたが、こちらの方が痛かった位だ。
ただ、出血はなかなかの物で、グロさMAX。看護師が飛び出す血をトレーでキャッチしていた。画像もあるが載せられない。
キレイに包帯を巻いた後の画像にしておいた。
 
ピンを抜いた当日はやはり強く痛んだが、我慢できない範囲では無かった。
3日程で元の痛みに戻った。
 
 
手術後約1ヶ月半が経過。やっと風呂にも入れる様になった。ただし、まだ右足は接地する事は出来ない。特殊なサンダルで過ごす。
 
 
 
これはかかとに荷重がかかる様になっていて、歩行が可能になるのだが、とにかく歩き辛い。片脚だけ厚底サンダルを履いている感じになるのでバランスが最悪で、軽快に歩くのは不可能。松葉杖を使った方が早く歩ける。女性の方は逆の足にヒールを履けば意外に違和感無く歩けるのかも知れない。
 
この時点で包帯も無くなった。
痛みは相変わらずで、ひたすら我慢の毎日だ。傷跡もキレイになって来た。
大きな切開跡は前回の手術痕。
今回は小さな切開跡と、ワイヤーが刺さっていた跡だけだ。
手術テクニックの差に唖然とした。
前回の手術跡は大きく、今だに痛むのだが、今回の手術跡は痛みが殆ど無い。
 
 
 
親指の角度も手術前より下がっているのが確認出来る。後は痛みが治まって、普通に歩ける様になるのを祈るだけだ。
早く右足を地面に着けて歩いてみたい。