事務所の夕方、
シュレッダーがまた、ピッピとないて
いっぱいですよぉー』と知らせます。

ピッピがなると、
サッとふたを開いて、
グイっと表面を押し込んで
パッと閉めちゃう。

そうすると、又しばらくはおとなしく動いてくれるものですから、
一日に何人もが(私を含めて)サッ、ギュ、パッを繰り返している。
(シュレッダーの中身を移すのは、ひと手間かかることですから、
自分の仕事の流れをその時止めたくはないのです。)


でも、もういい加減かわいそうかな(?)。

おもむろに一人が袋を持ってくると、
も一人が腰を上げて、(この作業は一人ではできない)
かたく詰め込まれた切りくずを、業務用ごみ袋に移し入れていきます。

かたむける人、袋に受ける人、
阿吽の呼吸で作業集中!
(切りくずこぼすとまた掃除機かけなきゃならないんだもん)

ントトトットと、ほぼ成功か!?

散り落ちた幾つかを、粘着ローラーでひとなで。
はい終了! 

入っていたくずの量が多く、『こぼさないッ』と集中した時間も長かったからでしょうか 
フアァンと、私の心が浮遊する?快感? 
あら、これって、まぁ、いわゆる『達成感』なのではないか?? 
こんなときに予期していなかったから、余計、その感覚の余韻が印象的でした。

フーーンいい感覚。  

で、職業柄、その次に感じたのは、
高齢障害の方たちには、こんな感覚を得る機会が減っていくのだろうということで。
こうしようと意図すること
それを実現するために工夫集中すること
その時間の流れに伴って得られる充足感。

さて、日々の日常の中で、
この視点、利用者目線に合わせると、何がどう見えていくことか・・・

(by Y.M.)