夏休み最後の日曜日に、甲子園球場まで徒歩でいった。
ことの発端は、お父さんと高校野球を見ていたときのことである。「そうや、たいすけ、甲子園球場まで歩いて行ったら?まあ、タイスケには無理やろうけどな」そう言われて悔しかったので本当に行ってみることにした。
持ち物は、スマホ、お金(2500円)、クロワッサン2個、お茶、タオルお風呂の用意、ざっとこんなところだ。
お金の内訳は、交通費、昼食代、銭湯入場料。
出発の前日はすごくワクワクして、布団に入ってから1時間も眠れなかった。
そして出発の日、僕は毎朝お風呂に入っているのでいつもどおりお風呂に入って、出発することにした。
家をでて下から上を見上げると、お母さんが見えなくなるまで手を振ってくれた。なんかうれしかった。
家から甲子園までは国道43号線を進むと着くことができる。
歩いているといきなり物陰から犬の置物が顔をだした。それを観たときは、飛んで驚いた。すごくリアルで怖かった。
こんなところに怖い置物を置かないでほしいと思った。
次に起こった災難は、お茶のことだ
お茶は、ポカリの750mlのペットボトル一本しか持っていっていなかった
お金もそれほど持っていなかったので、着くまで使わないことにしていたので、ちょびちょび飲むしかなかった。(自分で決めたんだけどね笑)
歩いて30分ほどで、淀川に着いた。
淀川では、勝手に後ろからくる自転車の人と競争していた。
ぬかされたら負けというルールだ。
もちろん勝てたことはなかった。僕には持久力がない。
淀川ではずっと走っていたので、お茶の減りは大きかった。
もう半分もなかった。やばい。ここからしばらくはお茶は飲めない。
ここからはしばらく周りに何もなく、ただただ歩いた。
右には道路、左には工場とちょくちょくガソリンスタンド。このような光景がしばらく続いた。つまらなかった。
そんなときに、現れたのは大きな囲いがある古そうな建物だった。
この建物は、「ユニチカ記念館」という建物だ。
この建物は明治33年に建てられた紡績会社の本社事務所だという。
すごく立派なレンガ作りの歴史がある建物だった。
ここは朝ドラ「あさが来た」の主人公の夫が設立した会社だという。
まあ、ぼくはそのドラマは見ていないからこの前を通った時あまり何も思わなかった。
そのまま5分ぐらい歩くと、小学校が見えた。
その小学校をのぞくと、中にはぼくの身長ぐらいのお城の模型が校庭にたっていた。
そしてこれをみつけた
そうこの小学校は昔の尼崎城の跡地に建てられたという。
結構校庭もひろくうらやましくおもえた。
横には説明書きがあったが、読むのがめんどくさかったので、写真に撮った。
そのまま、また道路沿いを歩いていると門が建っていた。「貴布禰神社」という神社の入り口だった。
門が立派だったので中に何があるのかが気になり、中に入ることにした。
ここでポーズをキメた写真をぱしゃり
でもその中は、いがいと普通の神社だった。門が立派だったので、中にもすごい建物があるのかな?と期待してたので少しがっかり。一応お参りをしておいた。
(安全に甲子園までつけますように。)
そして神社内で、久しぶりのお茶を飲んだ。そのお茶は、リュックの中で温かくなっており、暑いときにぬるいお茶を飲むはめになった。
でも、おいしかったんだけどね。
そのあとずっと同じ道を歩いていてはつまらないと思い、横の道へそれることにした。
でも、その道には何件もラブホテルがあったのでやっぱり元の道へ戻ることにした(笑)
その後、すこし歩くと尼崎センタープール前についた。ここは競艇場の横にある駅だ。
そのまえに、よくわからないが、僕を励ましてくれる名前のスナックがあった。
スナック「どんまい」
ここはたぶん競艇で負けたおじさんたちを癒すスナックだろう。
その駅から2分ぐらい、歩くとまたまたおかしな名前のスナック発見!
スナック「アハ」
この町は、スナックの名前で大喜利をしているのだろうか。
思わず、僕もアハな顔に
ここから、また住宅街を歩く。
すると、川がみえた。武庫川だ。川にはたくさんの釣りをする人がいた。
この武庫川の河川敷で、最後のお茶を飲み干す。まだ3分の1程残っていたのだが、我慢できずに全部飲んだ。
近くにあるゴミ箱へポイ。ここで旅を一緒にしてきた仲間とはお別れだ。
さようなら、ペットボトル…
武庫川を越えたら、ラストスパートだ。だが、もうお茶はない。少し心配だった。
もうすぐ着くという興奮とともに、足の痛みが僕を襲う。
でも、早く着きたいので走っしまい、足が痛いのにもっと痛くなった。
長い道のりを頑張って歩き、とうとう甲子園に着いた。
やっと着いたーと思うと、次に起こったことは、早く入り口がわからなかった。
何度も何度も甲子園の周りをあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていて、しんどかった。
でも、屋台の人に外野席(無料)への場所を教えてもらい、そこへ向かった。
席へ行く前に、のどが渇いて死にそうだったので、場内でジュースを買おうとしたが、
どこも、自販機の3倍の値段で売っていたので、買うのを諦めた。
そして席選びだ。空いている席を探すが、どこも空いていない。
探しに探して、やっと見つけ、座ると、びっくりするほど暑かった。
軽く目玉焼き、いや、お好み焼きを作れるほど暑く、
座ると同時に「あづっ!!!」と声を出してしまったので、周りの人と目が合って
僕は、申し訳なさそうに会釈をした。
そして、野球が始まった。その日は、天理(奈良)vs明豊(大分)だった。
僕は、野球の知識がない+遠くて見えない。なので、よくわからなかったが、
前半は、たぶん天理が勝っていた。
その観戦途中、売り子が席の周りをウロチョロしていた。
アイスを売っていたり、ビールを売っていたり。
その中でも、僕が特に気になったのが、「カチ割り氷」というものだった。
気になった&安かった(多分150円ぐらいだった)ので買ってみた。
かわいらしいデザインの袋に氷が15個ほど入っているもだった。
周りの人はそれを、首へあてたり、太ももに挟んだりしていたので。
僕も真似をした。めちゃくちゃ気持ちよかった。
汗だくで試合を見ていたところに最高のアイテムが来た。
親切なものをうっているなと感動してしまった。
すると、また別の売り子がカチ割り氷を売っていた。
その売り子が持っている、クーラーボックスをよく見ると、カチ割り氷が溶けたときに入れる
スポーツドリンクの粉のスティックが売っていた。(50円)
これはすごい。と思ったのでまた買ってしまった。
それまではいいのだが、
ここから僕はなにを思ったのか、まだ全然溶けていない氷の袋を開け、
その中に、粉をぶち込んだ。
もちろん、全然溶けてないので、下にたまっているわずかな水に全部溶けてしまった。
「やっちゃったー」すごく後悔した。
なぜなら、もう自由に体に当てることができないからだ。
当てれたとしても、中の、激濃ゆスポドリ水をこぼさないようにしなければならないので大変だった。
そんなこんなしているうちに、試合は終わった。
結果は 天理13‐9明豊 だった。
そして、次の試合は見ることなく、甲子園を出た。
思ってたよりも野球が面白かったのでよかった。
そこから、目の前にある、ららぽーと甲子園へ向かって、そこのフードコートでお昼ご飯を食べることにした。
食べたものはかつ丼。
あまりおいしくなかったので詳しい感想は無しで。
そして、お風呂へ行く。ららぽーと近くにある、新湯へ行った。
着くと、まだ空いていなかったので30分ぐらい待った。
入ると普通の銭湯という感じで、落ち着いた感じだった。
湯舟に入ると、じわじわ疲れがとれた。あんなに歩いたのに、入ってると疲れを忘れた。
すごく気持ちよかった。
お風呂から上がると、コーヒー牛乳を飲んだ。
お風呂上がりのコーヒー牛乳はいつもよりも何倍もおいしかった。
そこから駅へ戻る。
家から出るときには、歩きで帰るわーと言っていたが、そんなことできるはずなかった。
めちゃめちゃヘトヘトだった。
そこから、電車に乗って家へ帰り、今回の旅は終わった。
今日は、すごくしんどかったが、一人でこんなに歩いたことがなかったので、
めちゃ楽しかった。
また、次もどこかで歩きたいと思う。









