去年の今日、前々回のブログにも書いた
大腸バリウムの検査結果を聞きにいきました。
ここから回想シーン・・・。
長くなります。
この前のこの担当医とのやり取りでは
ずーーーっとパソコン見て入力しながら話をして
ワタシの顔をみることなんて一度あったかなかったか。
なのでこの先生にはちょっと不信感を抱いていたから
もしポリープが見つかって切除・・なんて話になったら
他の病院へ変わろうと思ってた。
大きな総合病院で、予約してあったのに
１時間待たされる。
診察室から出てきた私よりは年上な女性が
気分が悪いのか、外の待合ベンチで頭を抱えるようにしてる。
看護師さんが声をかけると
『大丈夫です』・・・と顔を上げるが
大きなため息をついたり天をあおるようにしたりと落ち着きがない。
その手には何枚もの紙と、ワタシの手元にある市からの同じ紙。
市からの紙とは 『要精密検査』 の紙。
少し気になりながら、中待合室へと呼ばれたので移動する。
中待合室で待たされる時間が長く感じる。
・・・と同時に心臓の鼓動が速くなる。
何だか緊張が強くなってきた。
きっと検便検査の前後に続いた下痢の影響だから
問題ないはず！！
その反面ナゼか不安が増す。
なんだろう・・・この不安感。
やっと中へ呼ばれる。
『お願いします』
荷物を置き 『どうですか？』 と尋ねようと思った瞬間
『困ったねぇ・・・』
（『ナニが？』）
『大腸がんだわ』
（は？？？）
（ナニ冗談言ってるの！このセンセ）
もう一度先生の口から言わせるため
『え？？』・・・と訊くと
『大腸がんですわ』
『大腸がん？』
・・・と同時に、親戚の伯母の顔がすぐに浮かんだ。
この伯母も何十年も前に直腸癌になっている。
でも今も健在。
何かの間違いであってほしい・・・というか
どうしてこんな検査でいきなり大腸がんという結果になるの？
パソコンに映し出されたバリウムの映像を見ながら説明が始まる。
『ここ。 ここが詰まってるでしょう！』
ここが詰まってると言われても
素人目で見てナニがなんだかわからない。
で、やっとその意味が分かる。
先生、説明ヘタ(－－〆)
『４センチくらいだなぁ・・・』
『これは早く検査入れなきゃぁ・・』
と、これと言った説明もなくどんどん検査の予約を入れていく。
ついていけてない私。
『あぁ・・・』と頭を抱えるワタシに
珍しく優しい言葉をかける。
『早く見つかってよかったって思わないと。』
長さ４センチほどの腫瘍で
この部分はほとんど詰まりかけている大腸。
これでも早期発見なんだろうか？
早期発見とは言わないか・・。
検査にかかる時間を尋ねると
『半日はかかるけど命には代えられないから』・・・と。
『命には代えられない』
あぁ・・・私本当にガンなんだ。
どうしようどうしよう！！
便出てないでしょう・・と言われ
『いえ、今日もしっかり出てます』・・と言うと
よく出てるねぇ、この状態で・・・と言われた(^_^;)
でも、言われてみれば最近の便は
柔便かシカのフンみたいなのだった。
この後看護師さんから色々説明を受け
血液検査をを受けるため地下へ移動する。
あ・・・あの時頭を抱えていた女性と同じ紙を、私も今持っている。
旦那に言わなきゃ！
親にも言わなきゃ！！
病院を出たあと、駐車場の車の中でダンナさんに電話した。
『どうだった？』
『最悪の状態想像して。』
『ナニ？』
『大腸がんだって』
『はぁ？』
『大腸がんだって。』
『大腸がん？？』
『ごめんね・・・ごめんね。』
泣きながら言う私に
『何言ってるの！大丈夫だから！大丈夫だから！！』
癌の何が大丈夫なのか分らないけど
一生懸命慰めてくれるダンナさん。
しかーーし！！
そのうち電話の向こうで泣きだす旦那さん。
『大丈夫だよ～』 と逆に私が慰めてるし(T∇T)アハハ・・・
急に残された時間が少なく感じて
帰りの車の中で、やらなきゃいけないこと焦りだした。
確定申告、全然できていないよ～(>_<)
かりん（Mダックス）のことも心配になってきた。
とにかく一つ一つクリアしていかないと！！
午後２時過ぎ、ダンナさんが早退してきた。
それもケーキ持って(^▽^;)
なんだかね、ふとそんな気はしてたんだ。
昼は食欲無かったからね、とっても嬉しかったよ(*´ー`)
この日から検査検査の怒濤の日々が始まったのでした。
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一年も前の事、こんなに細かくよく覚えてるね～って思われるかもですが
ノートに書いてあったのをここへ写しました(*≧∀≦*)
魔の３月４日・・・
でも、これも今になってみると真逆だった。
この日があったからこそ別の病気、乳がんも見つけてもらえたんだ。
注）この時点では大腸がんということで検査が進められましたが
手術しての病理の結果は別の病気でした。
次回に続きますm(_ _ )m