いいんです元々地黒だから。
そういえば今日は淀川の花火大会?だった気が。
高校生の頃に片思いだった女の子と行った記憶があります。
花火よりもその子をずっと見ていた純情ボーイでした。
その後その子と付き合う事になり「来年の花火は一緒に行くぜ!」って期待を胸に寄せていましたが結局夏前に破局。。
そんなフラれた可哀想な僕を見て仲の良かった友達から「気晴らしに淀川の花火でもいこーぜ!」とお誘いが。。
傷心の俺の傷をさらにえぐるのか?!と思いつつも、「でっかい花火を間近で見ればきっと俺の心の傷など小さな事と思えるかもしれない。こいつは俺の事を本気で心配してくれているんだな、、」と彼の懐の深さに気づき当日を迎えた。
花火は19時頃に打ち上げ予定。
友達とは18時半に現地集合との約束。
彼は来ない。
30分経ってもまだこない。まだ!まだ!まだ来ないー。(ファミレフボンバー状態)
携帯に電話してみるも当時の携帯の電波は何百人も人が集まるような混雑した状況下では繋がらない事がざらにあった。
身動きが取れないぐらいに駅からは人の波がわんさかと溢れ出しているカオスな状態だったので「きっともう近くには着いているんだろうけどこれだけの人混みだから中々辿り着けないんだろう、、」と思いとりあえず繋がらない電話を何度も鳴らし続けたその瞬間
、、!
ひゅーー
どーーーん!!!!
パチパチパチ
後ろを振り返るとなんとも綺麗な花火が何発も打ち上げられていた。
花火は始まってしまったが俺は携帯は繋がらないしこうなったらこの人混みから友人を探すしかないと必死でそれどころではなかった。
それから30分、40分と時間は無情に過ぎそれでも俺たちはまだ出会えなかった。
その場にいる人たちは皆幸せそうに花火を見ている。
俺は一体何をしにきたんだ、、と下を向き落ち込んでいた頃、俺の携帯が鳴った!!彼からの着信だった。
俺「もしもし!?今どこ?めっちゃ人混んでるからどこに居るのか全くわからない、、。」
彼「ごめん、寝てた!今から行く!」
、、、。
僕は何も言えず思わず電話を切りその場に立ち尽くしていた。
花火はもうフィナーレを迎えていた。
その後どうやって家に戻ったかは全く覚えていない。
覚えているのは
「もう二度と花火大会には行きたくない」
という感情だけだった。
(完)