No.4 ゴールデンパス パノラマ急行 | tshellのブログ

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「鉄道」特に「撮り鉄」と「乗り鉄」を紹介します。

モントルーからツバイジンメンまでのゴールデンパスルートをパノラマ急行が走っています。小田急ロマンスカーや名鉄パノラマカーのような全面展望車です。3,000メートル級の雪を頂いた山々からは少し離れているのでダイナミックさには欠けますが、レマン湖を下に眺め緑したたる森をクネクネ走っていると時間がたつのを忘れます。

約2時間で終点に着いてしまうのでもっと乗っていたい所ですが、レールの幅が違うので乗り換えが必要です。三線軌道やデュアルゲージなど直通化のアイディアがあるよですが、技術的・経済的にいろいろ課題が有るようで、実現の見込みは立っていません。

ここまでは旅行ガイドにもある記述ばかりなので、実際に乗った印象を。
1. パノラマ車は窓が大きいので夏季の晴天だと車内がとても暑くなる。クーラーは付いているが、その能力を超える陽ざしなので追いつきません。
2. そうなると欲しいのは冷たいビール。しかし運が悪いとなかなか車内販売のビールにありつけません。理由はパノラマ急行は編成の中間に機関車を挟んでいるため、車内販売員は途中駅に停車した時にホームを経由して反対側に移るのです。乗る前に駅で冷たいビールを買って車内に持ち込むということがしにくいスイスでは(ヨーロッパでは大体どこもそうですが)現実を受け入れるしかありません。