異なった通過を交換する際の交換比率を為替レート(外国為替相場)といいます。
「1ドル=107円」などと表示されているのが、現在の為替レートになります。
ただし、ひとくちに為替レートといっても、数字はひとつではありません。
例えば、銀行にいって、トラベラーズ・チェックを発行してもらう場合のレートと、
現金に交換してもらうレートには違いがあります。
また、インターバンク市場と対顧客市場でも為替レートが異なります。
通常は、このインターバンク市場での交換比率を指して「為替レート」と呼んでいます。

為替レートが動く最大の要因として挙げられるのが、需給関係です。
2つの異なった通貨を比較した場合に、片方の通貨をほしいという人がたくさんいるにもかかわらず、
もう一方の通貨の人気が低ければ、需要の多いほうの通貨の価値が高くなります。
こうしたカラクリは、株式市場や債券市場と一緒。
売られるものと買われるものの力関係によって、値段が高くなったり、低くなったりするというわけです。
これらの需給関係に大きな影響を与えているのが、金利や景気、経常収支などのファンダメンタルズです。
例えば、金利は景気が上昇基調に乗っているときに引き上げられます。
金利が引き上げられたということは、通貨当局が今後も景気が好評だと予測しているということの証拠。
それに、金利が高くなれば、それを目当てにしたお金海外から集まります。
こうして人気が高まっていった結果、その通貨の需要が増し、為替レートが高くなるのです。
また、基軸通貨である米ドルを発行しているアメリカの影響力も小さくありません。
そのアメリカでももっとも為替に影響力を持っているといわれるのが、財務長官です。
外貨投資をするのであれば、アメリカの財務長官の発言には常に注目しておきたいものです。

外国為替はいうまでもなく、世界を舞台にしています。
太陽が地球の自転に沿って24時間、地球のどこかを照らし続けているように、
外国為替市場も眠ることを知りません。24時間を通じて、世界中で取引されています。
外国為替市場は、現在、東京をはじめ、ニューヨーク、ロンドン、香港、シンガポール、
フランクルト、チューリッヒなど、世界50カ所以上にあり、主要な都市ごとに
ネットワークが設けられています。
特に、東京、ニューヨーク、ロンドンは世界三大市場と呼ばれています。
これらの「市場」が結ばれることで、24時間眠ることを知らない、世界最大の市場ができあがっているのです。

東京市場は、午前9時(日本時間)に始まります。
その後、香港やシンガポールなどアジア圏の市場が次々とオープン。
アジアの市場が閉まる17時前後には、世界第1位の取引量を誇るロンドン市場を中心に、欧州の
市場が次々と取引を開始します。
その後、ニューヨークで、朝6時まで取引が続いた後に、豪州へ。
そして一晩続いたリレーが東京市場に戻ってきます。

外国為替の中心に位置しているのが、外国為替市場です。
ニュースでも「今日の外国為替相場、東京市場の終値は・・・」といったフレーズはおなじみですね。
「市場」と聞くと、野菜や魚の市場や証券取引所のようなところを思い浮かべる人も多いはず。
でも、実は外国為替市場は「見えざる市場」。
青果の市場のように多くの人が集まって競りをやっていたり、
特定のシステムにすべての情報が集まり、取引を行ったりしているわではありません。
外国為替の取引は、世界各国の銀行内にあるディーリング・ルームから電話や
インターネット回線を使ってやりとりすることで行われます。
これらのネットワークを総称して、外国為替市場と呼んでいるのです。

外貨投資をする場合に、切っても切り離せないのが「為替」です。
為替という言葉になんとなくアレルギーを持っている人は少なくありません。
でも、為替の基本はいたって単純なしくみです。
それに、為替を味方につければ、高金利と為替のダブルで利益を得ることも可能なのです。
「為替を知れば、外貨投資を制す」といわれます。
まずは為替のしくみを知り、外貨投資をするための基礎力を鍛えましょう。

為替は本来、国内、海外を問わずお金を送金することを指す言葉です。
例えば、郵便局には「普通為替」や「定額小為替」といった送金サービスを行っています。
これらは、現金の代わりに為替証書を作成して送金するものです。
しかし、一般的に「為替」といった場合には、外国為替を指すことが多いようです。
外国為替とは、日本の通貨と外国の通貨、または異なる二国間の通貨を交換し、送金することを指します。
私たちが海外旅行に行く際には、現地で買い物をしたり、
食事をしたりするために、銀行で現地の通貨に両替をします。
同様に、輸出や輸入の決済をする場合にも、日本の通貨と、取引先の国の通貨とを交換する必要があります。