じゃぁ、実際に画像を生成するとき、Image Creatorになんて伝えたらいいの?
調べれば、ちゃんとした人が書いたもっとましな解説が出てくるだろうが、そんな手間は掛けたくないので自己流で得たノウハウをサクッとまとめる。

僕は次の3点を書いている。
①主題(メインとなる対象)の説明
②背景の説明
③作風


①主題(メインとなる対象)の説明
自分が何を描きたいか。
「ドラゴン」「集合住宅」みたいなそれなりに具体的なものでも、前回紹介したような「老後」みたいなザックリしたものでも、AIは「それなりに」解釈してくれる。
イメージが具体的になっているなら、それも付け加える。
「赤いドラゴン」とか、ね。
自由度が非常に高いので、マニュアル人間には面倒かもしれないが、自分のイメージに少しでも近づくように言葉を足したり引いたりして試行錯誤するしかない。

Image CreatorはマイクロソフトのAI、つまりアメリカ人が造った製品。
当然、本来なら英語で指示すべきだが、日本語でもOK。おそらくは、日本語を英語に変換したうえで、その英語を元に、アメリカ人的な解釈をして画像を生成する。
例えば、僕は今、マンションの管理組合の役員をしているのでそれに関する資料に使おうとして「マンション」と指定しても、思い通りの画像は生成されない。アメリカ人は、マンションという単語を、日本の集合住宅には多分使っていないのだ。
「マンション 水彩画風」と「集合住宅 水彩画風」とで生成した画像を載せておく。


「女の子」なんて単語も、日本語の「女の子」が多分「Girl」と訳されてから生成されるので、想定した年齢とは全然違う年齢の女の子の画像が生成されてくる。
あくまでも、アメリカンなImage Creator がどう解釈するか、考えて言葉を選ぶ必要があるのだ。これはもう、経験を積むしかない。

なお、公序良俗に反するものは、イメージ生成途中でNGメッセージが出る。
「裸の若い女性」なんて指定しても、(少なくともImage Creatorは)描いてくれない。残念でした。

②背景の説明
考え方は①と同じ。
「桜の木の下」とか、「夏の湖畔」とか。


③作風
ここがポイント。「写実的」「水彩画風」「水墨画風」などいろいろ試して欲しい。
これが無いと、「いかにもAI的な」画像が生成されてしまう。
また、「写実的」なんて指定すると、本当に写真みたいな画像を作ってくるが、一歩間違えば肖像権や著作権を知らず知らずに侵害してたなんてなりかねないので、僕はあえて、「水彩画風」「水墨画風」を使って、いかにも「イラストですよー、肖像権は侵してませんよー」という画像を生成するようにしている。

権利侵害の可能性のある例として、「シャーロック・ホームズ シルエット」で生成した画像をアップしておく。
シルエットでも肖像権的に危なそうな画像だ。


①~③をまとめて、スペースか何かで区切って、書いてやればいい。
例として、「赤いドラゴン 夏の湖畔 水彩画風」で生成してみる。
思い付きで例に挙げたものの寄せ集めなので、どうなるか…