お久しぶりです。コロナ休みで夏を逃しました。WYOCが行われている裏でのBBO、pdはプロのHさん、おぽはローゼンバーグのHさんとKさん。

ディールは現行のWYOCで裏のSouthにローゼンバーグが座ってる模様。自分はNorth。

 

#2 “カウンティング”

OL:SK

EはSKQをキャッシュしてDシフト、フィネスがWのDKに抜け、SA、S9と続く。EはS9をラフせずDディスカード、ダミーからはC2をディスカード。ここで点数を数えるとEはSKQ,CのAKのシークエンスリードをしなかった事を鑑みると最大でもCはAのみ。2Cを言うということは最低10点程度は持っているはずなのでHQはEにありそう。さらにこれはEがS9を切らなかったこととも整合性が取れる。(ディセプションもあり得るが)

ここはHをしっかり当てて1ダウンに済ませる。

基本的なカウンティングだがローゼンバーグへの道はこういうところから始まるのだろう。

 

#5 “アンローゼンバーグ”

1NTは上から7個取られてメイク。このボードの反省点はNで1NTに絡まなかったこと。介入するとオーバーランするのが嫌で介入しなかったが、パートナーがパストハンドである事を考慮すると最大でも3Sまでにしかならなさそうなのでとりあえず絡んでおく方が得しそう。ノンバルのパーシャルの競り合いは積極的に行きたいところ。裏のローゼンペアはしっかり絡んで3Sをメイク。ローゼンバーグへの道はなかなか遠い。

 

#8 “ローゼンサクリファイス”

ハンドとバルを見た瞬間サクリファイスを考えさせられるディール。きっとローゼンのpdのGROSSAKも同じ事を考えただろう。1D1H1Sで手番がきて何をビッドするか。

多分オポの4Sを5Cか5Hでサクる展開になりそうだという事でハンドの相性を見るために2C。FSJだとボスフィット(H8〜9/C9〜10)の時にパートナーがHを選んでしまいそうだったので、5Cを選択できる主導権を握りたいという意図もあった。ただ5Dを見つけられたときにHでサクる判断をするかどうかが難しいところ。5Cと一気に言うギャンブルも悪くないかもしれない。今回はうまい具合にビッドが進み5Cx。

オポがローゼンバーグになれなかったのでCが一敗で済み-1。ローゼンバーグに一歩近づいたようだ。

 

#9 “ジャッジ”

このボードが今回のハイライト。3NTはSスモールリードからあえなく-2。焦点はビッド。

一つ目は3Cに対して3Sというかどうか。Sの3Cは4333かつストッパーなしの時を除き4枚以上。Cのフィットはほぼ確定し、9枚フィットのことも多そうだ。固いSストッパーはor になさそう(2Nをビッドしなかった)ので、SAシングルトンはかなりスート向き。ここで一気に5Cと飛んでしまうのも一手だがpdのトランプクオリティ次第でもある。

二つ目は3Sに対してのSouthのビッド。今回HさんはNorthにハーフストッパー以上を期待して3Nを選んだ。ここのジャッジも悩ましいところでSouth目線はSにルーザーが出そうで5Cも渋く、NorthのSが短いことから4Hもあまりプレイアブルでは無いということで3Nが着地点としては無難ではあるのだ。ただNorthは3Dや3Hを言ってないことから3442の場合を除いてCは3枚以上あるのでほぼフィットは確定していて5Cという着地点を目指すのも一手ではあるだろう。

裏は1C(1S)X(2S)P(P)X(P)3C(P)5C//

と似たような状況でNorthのGROSSAKが5Cをチョイスしたらしい。もしグロが3Sともう一押ししたらローゼンは何を言っただろうか。

 

#11 “楽観的スクイズ”

OL:C2

C2-T-Q-A

H6-7-9-5

?

今日のラストはスクイズの話。この3Nは鉄板でS4H3D1C3の11個は取れそう。試合形式がmpだとすれば1トリックの差も大切なのでこういう時も丁寧に。ローゼンバーグもきっと賛成してくれるだろう。

HKダックされているときは置いておくと、Hは3-3なら4つ取れそう。DもKが表なら2つ取れそう。Cの4枚目も上手くやればスクイズの種になりそうだ。ただ問題なのがHがいくつ取れるか分からないからどこにカウントを合わせればいいのかわからないことだ。具体的にはHが4つ取れるときは12個ウィナーがあるので負けに行く必要はない。一方Hが3つのときは11個しかウィナーが無いので1つ負けに行く必要がある。

それならばHのブレイクを確かめに行けばいいじゃんとHを触ってしまうと今度は3-3の時にスクイズが成立しなくなってしまう。なぜならHが3-3の時はCとDで絞りに行くことになるが、ラストの仕上げでS4巡目かDAをキャッシュするわけだが双方の場合においてNに張り付いてしまい、DQが脅威にならないのだ。

 

なら、どうすれば良いのか。スクイズの基本は配置を仮定することと、カウント合わせ。まず、C2リードと、Dスチールプランに負けない事を前提にして考えていくので、EにDKとC4枚目を期待する。そしてとりあえずHが4つ取れると仮定してスクイズを狙いに行くのが良いだろう。(つまり13勝狙い)具体的にはハンドに戻りHQ、KをAで食べてSとDAをキャッシュ。すると以下のようになる。

ここでやっとHを取りに行く。そうすると今回は3-3なのでHの4枚目の下にDを捨ててあげるとEはDKかCを捨てざるを得なくなる。シンプルスクイズが成功するという訳だ。

今回はH3-3を仮定してスクイズのプランを立てた。これを一般化すると、一つの変数(今回はHのウィナー)を固定して考えると物事が考えやすいということである。なんだか高校数学を彷彿とさせる。

 

なお、HはTのドロップやブロックのしにくさなどを鑑みると最初にHQから触る方が良いだろう。またCが9リードでWにC4枚をマークする方が妥当な場合は、ウィナーにキャッシュする順番をうまく調節するとH3-3の時はWのシンプルスクイズ、H4-2の時はEにDKをマークしてスローインするというおしゃれなプレイをすることが出来るので、時間がある人は考えてみて欲しい。