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〜続 OUTDOORな日々〜

気の向くままに

坊ガツルより大船、北大船を臨む
梅雨と夏休みの隙間…

山を独り占めです

40分ほど雨にあいましたが

概ね天気は良好でした

法華院温泉も宿泊者は12〜13人か…

独り席で相席したのは  

天草、本渡から来たという男性でした

読み終わったばかりの…石牟礼道子の“春の城”(テーマは天草、島原の乱)

そこから始り…

灯台巡りが趣味だと聞き

宮本輝の“灯台からの響き”で関心もあり

なぜ? どんなところに?…と

ビールを追加しながら

一期一会のひとときでした

次の日…

いきなり大船山に向かうより

先ずは平治岳鞍部を目指し

余力があれば北大船に…と

平治岳鞍部でひと休みし

さてどうする?

ここからが悲劇の始まりでした

折角なのでと欲を出し

数十歩登ったところで

いや 無理は駄目だと反転し

そのまま道なりに下り始めました

一旦立ち止まるべきでした

目の高さまで茅が茂り

違う方向へ向かい始めたのに気が付かず

ん? 

違うな…と修正すべく  

後戻りをしましたが

時すでに遅し

靴が…底抜け始めました

アップダウンが続く林の中なので

方向を定めて座らないと大変なことになります

常にこんなときのために準備はしていましたが…

雪山にも対応できる丈夫な靴で

全幅の信頼を置いて山歩きを共にしてきました

ああ

お前も私も老いさらばえてしまったか

左の靴抜けも いつかわかりません

そのまま下ることにしました

目印はしっかりしているし

着いたところで対応しょうと…

下山した場所は

…分かりません

車が数台止まっていました

Googleマップで現在地を調べたところ

大船林道のどん詰まり

一般車は入れない駐車場でした

途方にくれていると

地獄に仏 大海の木片 助け舟…

林業作業をして下って来た一行があり

吉部登山口まで乗せていただきました

本当は一般人は車に乗せたらいけないのですが

哀れなバァさまに同情したのでしょう

南無…

山にハプニングはつきものです

怪我をしたり死亡がなければ事故とはいいませんが

心してこれからも山に向かいます

新しい相棒を探しに店にいかなくちゃ

あと暫くね