ノートPC+ステレオカメラで3D映像をリアルタイム生成<準備編>
NVIDIA社の3DVisionというシステムを使って、PC上で3D映像を観ることができます。
3DTVみたいな飛び出すやつです。
3DVisionとは3Dディスプレイ+専用眼鏡+同期用エミッタ+グラフィックスカードで3D映像を表示するシステム全体を指すようです。これらは別個で購入できるようですが、3DVision対応のPCを購入すれば、これら一式まとめて手に入ります。
ノートPCの場合、3DVision対応の代表的な機種は…
・dynabook TX/98MBL(東芝)
・AS5745DG-A45E/L(Acer)
前者の方がCPUのスペックは若干高いんですがそれなりに高価で、後者はかなり安価に(\100,000くらい)手に入ります。
両者ともエミッタが内臓されており、眼鏡とコンテンツがあれば3D映像がすぐに観られるような状態です。
これらの3DVision対応のノートPCをステレオカメラ(=2台のカメラ)を接続して、3D映像をリアルタイムで生成して表示することを考えます(そんなニーズがあるかどうか謎ですが…)。3D映像を生成するために一番簡単な方法はOpenGLのステレオバッファを使うことですが、ステレオバッファはどうもGeForce系のGPUに対応していないようです。現行の3DVision対応ノートPCでQuadro系のGPUが積まれたものは無いような気がするので、とりあえずOpenGLは使わない方向で考えます。
そういう訳で、NVIDIA社から提供されているNVAPIを使います。
ちょっと分かりにくいんですが、ここにあります。
具体的な使い方は、Developer向けのページに置かれているGDC2009のものを参考にします。
というか他に参考になるものが無いような…
NVAPIはDirectX9と連携して動作します。
この辺りについては次のエントリで。

