以前、自分がうつ病だった頃の事をブログに書き、今まで書いたブログの中で一番多くの方に読んでいただき、沢山のお礼のメッセージ、又は僕自信の病に対しての励ましのメッセージ、今現在うつ病と戦われている方からご相談にのってほしいというメッセージを頂きました。

ありがとうございましたm(__)m


最近特にいろんな方から、
「どうすればうつ病は治るんですか?」「どうやってうつ病を克服したのですか?」というメッセージをいただきます。

仕事の合間や空いている時間を利用して自分なりにご回答はさせていただきましたがあくまでも元うつ病患者というだけで全くの素人なのでそのへんはご理解くださいm(__)m

相談メッセージの中でも一番多いのは、「社会に出るのが不安、怖い」「また人と接するのが不安、怖い」等の【不安】【怖い】というキーワードが本当に多いです。


そうですよね。少し善くなってきたり、逆に悪化したりすると思考能力が変に働き、再び社会復帰の事、対人関係の事とか考えてしまいますもんね。


みなさんそうだと思います。

そして、考えて考えて憂鬱な気分になり、再び鬱が悪化。

よくあるパターンですし、僕も経験しています。


まだまだ不安定な時期はどうしてもいろいろ考えてしまいます。


この時期にはお薬の正しい服用と正しい休養が一番必要だと思います。
言ってしまえば、この時期は「お薬、休養メイン」の治療が大事だと思います。

そして、ある程度行動力が出てくると、外に出て散歩をしてみたい、外食をしにいきたい、少し街中にでてお買い物でもしてみたいなどの気持ちが湧いてくるとおもいます。

しかし、それと同時に、もし外に出て酷くなったら、気分がわるくなったらどうしよう、不安だ。怖い。

という気持ちも出てくる場合があります。

ここで出てくる不安や恐怖でなかなか次のステップに進めない方が結構いらっしゃると思います。

しかし、ここが大事なんですよね。ここを勇気を振り絞って一歩前に出てみる行動をとれるかとれないかで次の段階にたどり着けるか否かが左右されてくるものと思われます。

結果ももちろん大事だと思いますが、勇気を振り絞って一歩前に出てみてばすべてが自分が思っていた結果が得られるとは限りません。これは僕がうつ病の時にも沢山経験してきました。


でも自らが思い描いていた結果が得られなくてもいいじゃないか、と僕は思います。

例えば、電車に乗って隣町まで行って買い物をしてみようと試みたが、結果、駅に向かう途中で不安になり帰ってきてしまった。目的としていた買い物に行くどころか、駅にまでも行けなかった。ショックだ。

と、なったとしますね。

ぼくは、これを残念な結果、マイナスとして捉えてほしくないんです。

むしろ自分を誉めてあげましょうよ。

「玄関を開け外に出た事。
駅まで向かおうとした勇気。」
を。

自らが思い描いていた結果通りにはならなかったですが、得たものはあったと思います。

今現在、自分が取れる行動範囲を把握できるいい機会にもなったと思います。

こういった一歩一歩を大事にしてみてはいかがでしょうか?

たかが一歩、されど一歩です。

初めて踏み出した一歩があるから次の一歩が前に出るのです。

一歩を踏み出すタイミングはそれぞれあると思います。

ご自身で「踏み出して見ようかな」と思えた時、是非、勇気を振り絞って一歩前へ出られてみてはいかがでしょうか。

その踏み出した一歩は決して無駄にはなりません。

みなさんに新しい道が開ける事を願っています。