入院、そして手術により鋼の強さの腰を手に入れ

だがしかし、生身の人間への適応には多少の痛みの伴う時間が必要であり

その時間に寄り添ってくれる友達を与えられた


スタイリッシュな歩行器ジェームス2世


自由自在に病院内を動き回り

週末から今日にかけ

もうすっかり良きパートナーとなった歩行器ジェームス2世


この病棟の階は整形外科手術を受けた患者が多いので老弱男女

傍らにはみなそれぞれのパートナーが付いている



ジェームス2世のタイプは前面に少しだけ余裕があるため雑誌ならば置いて読みながらも歩行


全体的に老人社会なので動きがスローモーションなのであるが

若い看護婦の付いた車イスはスピードが半端じゃないので注意をしなければならない



そんな歩行器ジェームス2世

夕方のリハビリに行くと突然の別れを告げられた


もう僕にはジェームスは必要ないらしい



そして早めのシャワーを浴びて部屋へと戻ると明日の退院を告げられた


イェー!



そして高額な請求書もやって来た

うぅぅ