当日午前9時

看護師に付き添われ手術室に入った

映画やテレビドラマで見るようなたくさんの電球が付いているライト

緊張感や不安感が高まる


そして横になり鼻から口にかけて透明なプラスチック製のものが被せられた


付き添ってくれた看護師からいくつか簡単な質問を受けた記憶があるが

目が覚めた時にはすべてが終わっていたようだ

だが目が覚めただけで意識はまだ朦朧とした感覚だった

1から10まで数を言ううちに全身麻酔が効いてくるという話しだったのだけど

その記憶が無い

その前に眠ってしまったのかもしれない


どこが痛いのかわからない程にいろいろ痛い


身体を動かす気力が湧いて来ない


手術は成功したのだろうか

てっきり目が覚めたら

「おめでとうございます。手術は成功ですよ!」

こんな言葉をかけてくれるのだと思っていたが

現実はそうではなかった



まぁ、病院ってのは年中手術をしているものだし

大した手術でもなかったのかもしれないな


そして手術から3日目

歩行器を使ってだが歩けるようになった

うれしい

便利な乗り物を手に入れたようだ


そして昨日の夜は天ぷら定食が出た!

もちろん自分だけじゃなくて入院している人たちも同じだけどね



前回糖尿病で入院した時も感じだのだが

病院食が美味しくないと思った事がない

だからいつも残さず食べちゃう

それが一番の楽しみだからなのかもしれないね


そして今回の入院も早朝散歩を始めた




延々と続く、まるで映画シャイニングに出てきたような長い病院の廊下


歩行器を頼りにリハビリです