永観堂への道すがら、地下鉄東西線蹴上駅でたまたま見つけた、この得体の知れない超幅広レール。
インクライン(incline)と言うそうです。調べて見るとケーブルカーが旅客主体の輸送機関であるのに対し、インクラインは荷物主体のそれで、産業用のケーブルカーをそう言うのだそうです。
そして、超幅広な軌間はなんと2540mm(100インチ)もあるそうです。
この蹴上のインクラインは、明治13年から工事が始まった琵琶湖の水を京都に引き込む琵琶湖疏水の一環として建設されたもので、水は京都盆地に向かって流せば済みますが、急勾配部分で船はそうも行かず、これを解決する手段として考えられたそうです。
*ネットより転載
人荷を積んだ船を船台に載せ高低差36m、1/15の勾配をケーブルで上下させる仕組みで、この動力に同時期に稼働を開始した日本最初の商業用水力発電による電気を使ったとあります。
*ネットより転載
*ネットより転載
*ネットより転載
当時としては壮大な一体開発事業であったことが伺えます。
インクラインの工事は明治23年に竣工し、水運の衰退とともに昭和23年で運行を休止したそうです。
調べれば調べるほど興味深いインクライン。思わぬ出会いでしたが、古都京都にも先進的な遺構が残されていたことに感動しました。
2013/11/13