働かなくても毎月国からお金がもらえる。

皆さん、ベーシックインカムという制度についてどう思いますか?

 

このコロナ渦において、ベーシックインカム導入の議論が活発になってきています。

そもそもこのベーシックインカムとは?という事で、今回はこの制度について詳しく見ていきたいと思います。

 

 

こちらは9月23日のTBS系の報道番組にて竹中氏が発言した内容になります。

 

皆さんこれを聞いてどう思いますか?

 

竹中氏は、国民全員に毎月7万円を支給したうえで、

マイナンバーと銀行口座をひも付けて所得を把握し、

一定以上の高所得者には給付後に返納させる

「所得制限付きのベーシックインカム」に言及しました。

 

この発言において相当な物議が巻き起こっております。

 

SNSでも話題となり、ツイッターではトレンド入りもしました。

 

#竹中平蔵は月7万円で暮らしてみろと。

 

それでは、そもそもベーシックインカムとはという事で、この制度については

様々な考え方がありますが、今回は一例を挙げさせていただきます。

 

 

つまり毎月働かずとも一定の給付が国からされるというものです。

 

この制度につき、先ほどは竹中氏のお話をしましたが、それだけではなく、

 

 

国民民主の代表、玉木氏もなんと次期衆院選の公約に盛り込むと宣言致しました。

 

ここで、ベーシックインカムが実際に実施された場合のメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。

 

 

まずメリットという事で、少子化対策になると言われております。

直接的な影響は難しいですが、このベーシックインカムとは世帯ではなく、個人を対象としたものです。

ですのでまだ未成年のお子さんでも、年配のおじいちゃんでも誰でも構わず一律給付となります。

先ほどの竹中氏の月7万円説。これで考えたとしても、4人家族なら28万円。5人なら35万円。6人なら・・と、単純に家族が多ければ多いほど給付額は上がります。

 

これが長期的に見て少子化対策に繋がるのではという考えです。

 

次に貧困対策という事ですが、今はどれだけ頑張って働いても給料が低い方達が一定数存在します。

ワーキングプアという言葉を耳にしますが、頑張って働いている人より生活保護世帯の方が所得が高い問題も浮上しています。

ベーシックインカムは一定の所得を補償しますので、最低限の暮らしは確保できるのでき、ワーキングプアの解決にもなると考えられます。

 

次に社会保障制度の簡略化が挙げられます。

今の日本の社会保障制度というのは非常に複雑です。

 

私の記事でも例えば年金の仕組みといったところを細かく解説していますが、まぁややこしい。これをベーシックインカム導入によって一元化し簡略化出来ます。

すると複雑な社会補償制度に関わる行政のコストの削減にも繋がります。

 

それかた地方活性化も挙げられます。

例えば一律10万円給付の場合。この限られた10万円でやっていくには、地価の高い東京にいるより地方移住した方が有利になります。

そういった方達が増え、地方に人が集まれば地方も活気付き活性化されるという事です。

 

メリットがあればデメリットもあるという事で、

 

 

まず社会保障水準の低下が考えられます。

このベーシックインカムを導入するとなると国民に配る財源をどこから確保するのかという問題になります。竹中氏の言う様に1人7万円と考えても1年で84万。

日本国民は1億2千万人いますので単純計算してもざっと100兆円必要になります。

この100兆円をどこから引っ張ってくるのか。

 

それは今ある社会補償制度のいずれかを撤廃せざる終えません。

 

今の日本の社会補償制度は言ってもそこそこ充実している訳じゃないですか。

今の水準の低下は当然に覚悟しなければなりません。

 

それから次に個人の責任論も問われます。

 

上記の話と重複する部分ではあるんですが、自己管理が出来ていない人だと最終のセーフティーネットがなくなってしまいます。(生活保護、年金等)

 

それから何と言っても財源の不安は解せません。

 

皆さんはどうでしょう。

今の社会保障制度全てを撤廃してでも今回のベーシックインカムの導入はありでしょうか。

 

先ほどの玉木氏の公約発言において、各国がやっている様に社会実験をと言う事でしたが、それでは既にベーシックインカムを導入している国はあるのでしょうか。

 

 

主にこちらになります。

ただし、あくまで実験的な部分的ベーシックインカムの導入で、本格的な導入をしている国はまだないのが現実です。

 

ただし実験的といえば、既にドイツ、アメリカ、等も積極的な姿勢です。

 

さらには隣国の韓国まで今議論が高まっていると言う事です。

こうなってくると我が国日本のベーシックインカム導入も夢ではなく数年後の話かもしれません。

 

先ほど、コロナ渦にてこの議論が活発化していると言いましたが、ベーシックインカムの議論はもっと以前からされていました。

 

元々は、人間が無理しても働かなくてもいい社会。

ロボットや機械に任せましょうと言う発想です。

 

今でいうとAIに仕事を奪われると言いますが、AIに任せた方が生産性は高まります。

 

それでは今回はベーシックインカムについて解説致しました。

 

YouTubeにおいても詳しく解説しておりますので参考にしていただければと思います。

 

https://youtu.be/D-PegApI1Y0