ロボットを作ろう ~ レーザー光線 ~ | CINEMA4D(Prime)レポート

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3DCGまったく初心者の私が『CINEMA4D Prime R13』と言うソフトと出会い、
脳から煙が出るほど膨大な情報と日々格闘しながら、
その多彩な機能を少しずつ覚えていくという”実験レポートブログ”です。

果たしてどこまで進歩出来るのか・・・。

いよいよロボット作りも今回で最後になりました(^^)。
今日は照明を使ってレーザー光線を作ってみたいと思います。
出来上がりはこんな感じです↓

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作り方はとっても簡単です。

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まずロボットからレーザー銃の本体を出します。

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そして、アイコンパレットにあるライトオブジェクトの中から”スポットライト”を選択します。

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するとワールドグリッドの中心にスポットライトの座標軸が現れます。

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移動ツールで移動させてみると、このような形になっています。

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この形はスポット(丸)と言う放射タイプで、オブジェクトの座標軸にあるライトの光源からZ軸の方向に、丸く放射状に光を放射しています。
光の明るさは光源から断面に向かって減衰しています。

このライトをレーザーの出るガラス部品の中心まで移動させます。


ビューを4分割にして、写真の様にカメラを左上から透視、右を上面、右下を右面、左下を後面にします。

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そしてビューを確認しながら、スポットライトの光源をレーザーのガラス部品の中心に来るように移動させます。

位置が決まったら透視を全画面にして回転ツールを選択し、スポットライトの断面がロボットの正面に来るようにH方向を動かして回転させます。


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よく見るとライトの断面になる円の縁には黄色い点が4つついています。

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この点のどれでもいいので選択して円の内側へドラッグしていくと円が縮みます。

こうする事でライトを細くする事が出来ます。

※中心の点を伸ばすと光の減衰の距離が伸びます。


ライトの形が細い円錐状になるまでこの点をドラッグします。

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これでレーザーの形が出来ました。

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次に属性マネージャの設定を変えます。

ライトオブジェクトの一般タブをクリックします。

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まず光の色を変える為、カラーの設定のRの数値を255にします。
そして可視照明の選択バーをクリックして、その中にあるボリュームを選択します。


可視照明は微粒子に当たった光を横から見たような光を作る事が出来ます

例えば霧の中で懐中電灯をつけた時に、その光が筋となって見えますよね(^^)これが可視照明です。


その中にあるボリュームは、オブジェクトに光が当たった時に、その可視光線の光にオブジェクトの影を作る事が出来ます。

例えば舞台の上で役者に強いスポットライトが当たった時に、その背後に影が出来ます。

そんな効果を作りだせるのがこのボリュームです。


可視光線は、ライトの周りに可視照明が作られます

このライトは影を計算出来ないので、オブジェクトを照らすと光が突き抜けてしまいます。

ですから球体オブジェクトの中心に可視光線に設定した全方向ライトを入れると、球体全体がぼんやりと光って、まるで大気圏の様に見えます。


逆ボリュームは、ボリュームとは逆の効果をもたらします。

オブジェクトに当たって出来た影の部分が可視光線になるので、その周りは暗くなります。



ではここで設定結果をレンダリングして見てみます・・・・・。

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はいレーザーが光線出ました~!

やった~ヾ(@°▽°@)ノ


ここでオブジェクトマネージャに出来たライトの名前を”ライト3”にして”レーザー3”のオブジェクトの子にします。

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後は残りのレーザーのガラス部品に、このレーザーと同じ設定をしたスポットライトを設置してそれぞれ子にします。

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それをレンダリングするとこうなります↓

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はい4方向にレーザー出ました~!

攻撃力アップヾ(@°▽°@)ノ

この設定を反対側のレーザー銃にも行います。

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そしてついにロボットが完成ですクラッカー

やっほ~い(>▽<)♪


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いや~長かった汗

そんなに難しいモデリングをしたつもりはないんですけど、思ったよりも長くなってしまいました(=▽=;



これからこのMOLEは、CINEMA4Dの機能を説明する時にちょこちょこ登場させたいと思っていますので今後ともよろしく御願いします。

特にアニメーションの回では、たくさん活躍してくれるんじゃないかと思います。


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今回のロボットモデリングは単純な形から作っていきました。

でも1つ形を作ってしまえば、後はモデリング次第でロボットの形を自由にカスタマイズする事が出来ます。

例えば腕の部分をレーザー光線にしないで、手を作って物を掴めるようにしたり、足を作って歩かせてみたり、本当に色々な事が出来ます。


自分で考えた物が形になって本物の様な質感で動く・・・・。

3Dの面白い所は、それが立体的に動いてアニメーション出来る事だと思います。

この面白さを一度知ってしまったら3Dはやめられません(^^)


でもその為には、CINEMA4Dの機能をたくさん覚えないといけません。

それ以外にもカメラや照明の知識なんかも必要になってきますから、当然そっちの方も勉強が必要だと思います。

それを聞いた時点で「うわ・・・もう無理汗」と思う方がいらっしゃると思うんですが、大丈夫です。

3Dまったく初心者だったこの私でも、数ヶ月がっちりやって何とかここまで作れるようになりました。

他の3Dソフトを触った事がないので分かりませんが、CINEMA4Dは3Dまったく初心者でも使いやすいソフトなんじゃないかなと思います。

そうじゃなかったら私も今頃根を上げてやめていると思いますから・・・・。

う~んでもこれから根を上げたくなるほど難しい機能の壁にぶつかるかもしれないですけどね(^^;

それでも私は最初から入りやすかったので、これからもCINEMA4Dの色々な機能を覚えて、どんな風に動くのか一つ一つ調べながらやっていきたいと思います。