これは興味深い内容でした。


 

日本書紀以前の日本の歴史というのは、記紀成立の頃の大規模な焚書坑儒によって隠蔽されているのではないか、という見方があります。

 

学会で活動されているような歴史家はほとんど真面目に取り上げない話のようですが、たとえば日ユ同祖論というものが根強くあります。最初は私もいかにもそれはありえんだろう、という見方でしたが、何冊か本を読んでみたら、宗旨変えしてしまいました。一部の日本人が、日本人の歴史的優位性を主張するために唱えているものだと思っていたら、他ならぬユダヤ人の側でこの説に関心を寄せている人がいる()ということでした。ユダヤ教の伝統と、日本古来と信じられてきた神道の伝統の中に数々の類似性が認められるということ。ヘブライ語ができない自分には批判的に批評することはできませんが、ユダヤ人のヨセフ・アイデルバーグによると、古くから伝わる大和言葉のなかに、奇妙にもヘブライ語と音と意味が似ている単語が三千以上も挙げられるということ。さらに、歴史ある諏訪大社の御頭祭(おんとうさい)が聖書の中の創世記の中の「アブラハムのイサク奉献」を描いているのではないかという指摘(この祭りは守屋山(もりやさん)の麓で行われるが、「モリヤの神」といえば聖書の神ヤハウェのことに他ならない)など、これだけ並べられると、「う〜ん。むしろ全部偶然であると言い切るほうが難しいのでは」と私は思うようになりました。

 

 

こうやって、一箇所で歴史の常識に対する疑いが生じると、どんどんと他の歴史の常識も疑い始めてしまうのですが、今回のバシャールの話題に上っていた遮光器土偶については、「天皇奠都と日本純血統人の使命_京都鞍馬寺・五月満月祭と天皇家の秘密」という変わったチャネリング本にも登場しており、そこでも宇宙人を象ったものだということでした。

 

 

この本の主題は、歴史的に人類が蛇族と龍族という二種類の対立するエイリアンの影響を受けてきているという内容です。バシャールも人類は宇宙人アナンヌキとのハイブリッドであるということを言っていたはずですが、蛇族・龍族との対応はどうなっているのか、日本の皇室は龍族ハイブリッドの末裔だというのは本当なのか、バシャールの言うRYUと、この本の言う龍族との関係は?など大いに気になるところです。

 

読み物としても面白いのですが、私がこの本に注目しているもう一つの理由は、筋肉反射テストで意識のマップ (Map of Consciousness, MoC)という1から1000の数値によって波動を測定できますが(文字にすると我ながらとても現役の科学者が書いたとは思えんヘンチクリンな内容ですね)、この本の内容は同じ著者の本の中でもなぜかずば抜けて数値が高かったためです。

 

今あらためて測り直すと、977でした。この筋肉反射テストで測るMoCがどれだけ信憑性があるのかというのは、キネシオロジーをやる人の中でも意見が真っ二つに分かれているようではありますが、一定の条件を満たせば信用できるのだろうというのが今の私の見解です。