惨めな気持ちや寂しさに苛まれた自分をずっと体験し続けてゆきたいのであれば、『どうぞ、ご自由に』と我々は言うでしょう

バシャール

これはバシャールの真骨頂ですね。ここで「どうぞご自由に」が言えて「無条件の愛」を実践していると言えるわけです。しかし、これはなかなかの覚悟が必要ですね。やはり、世界ないしは宇宙をどのように捉えているかという理解の仕方が、ここで重要になるのではないでしょうか。

 

我々は、基本的に皆ひとつの宇宙存在の部分であり全体でもある、そして、人生体験のドラマを味わうという目的のためにわざわざこの物理世界に生を受けてきた、というような、いわゆるスピリチュアル的な世界観を持っていれば、目の前で困難なシチュエーションや恐れにしがみつく人生を選択をする人たちに、(せっかくそれを味わうためにはるばる物質化を果たして生きているんだから)「どうぞご自由に」と少しは言いやすくなるかもしれません。

 

ですから困難なシチュエーションや恐れにしがみつく人生を選択をする人たちに、”こっちの方がいいから、こちら側に来なさい”といったアドバイスをする事はありません。

バシャール

私はいったい何度「困難なシチュエーションや恐れにしがみつく人生を選択をする人たち」を見つけては、「こっちのほうがいいのに、なんでこっちへ来ないんだ?馬鹿じゃないの?」と言ってしまったことでしょうか。

 

しかし、そうやって私が力で引っ張ってしまうと、それはたとえ善意のつもりでも、相手の自由を奪っていることでもあり、そのために抵抗を生み出してしまいます。

 

そのため結局はよい結果に至らないことが実際に多かったように思います。そしてそれはバシャールがいうように「無駄」になってしまうんですね。

 

相手がもし自分はこういう状況で困っているんだけど助けてくれないか、良い知恵はないか、と相談してくれれば、その時点で設定が全然違っているので、(もし私が助けられるようであれば)本当の助けにもなるでしょう。実際、そのように奇跡的にうまく働いたケースもありました。アドバイスそのものよりも、本人の心の角度がものすごく大きな差を生むように思います。

 

 


 

惨めな気持ちや寂しさに苛まれた自分をずっと体験し続けてゆきたいのであれば、『どうぞ、ご自由に』と我々は言うでしょうと、バシャールは話しています。我々は貴方達を『無条件の愛』で愛しています。ですから困難なシチュエーションや恐れにしがみつく人生を選択をする人たちに、”こっちの方がいいから、こちら側に来なさい”といったアドバイスをする事はありません。我々(バシャール達)は貴方達の選択・意思を尊重しています。どんな事を選択しようと、我々(バシャール達)は貴方達を大きく包み込んで見守る体制を崩すことは無いのです。そしていつの日か貴方達と肩を並べて”対等”に向き合える日が来ることを確信しているからこそ、我々(バシャール達)はこうして同じことを貴方達に言い続けるのです。

 

『意識を覚醒させて成長したい、生命として進化したい、だからガイドして欲しい』という貴方達地球人の要望に応答し、我々(バシャール達)がこうして貴方達とコミュニケーションをとっています。そしてその意思がホンモノであること、そして本当に貴方達が『覚醒の世界』を体験する世界を築いてゆくのが”見える”からこそ、こうして貴方達と交流を持っています。そうでなかったら、我々(バシャール達)がわざわざ”時間”を割いて無駄をすることはあり得ません。

 

あるバージョンの並行世界では、我々との交流が全くない地球も存在しています。先ほども言ったように、我々は無駄をしません。しかしその代わり、彼らの選択を『無条件の愛』で尊重しているのです。