こんにちは、絶學無憂です。

 

キネシオロジーの筋肉反射テストをする際には、筋肉の「強い」「弱い」という状態を区別するのが基本です。基本的には、心身に良い物や真実に対して、私達の筋肉は強い状態となり、心身にとって害であるものや虚偽に対して、筋肉が弱い状態となります。

 

 

ところで、タッチ・フォー・ヘルスの講習会などに行けば、しっかりとこの辺を教えてくれるはずですが、筋肉反射テストを独習する場合は、いわゆるスイッチング現象についてじゅうぶんに理解しておく必要があります。なぜなら、この現象が起こっているとき、あなたの筋肉反射テストの結果は、全く信用ならないものとなってしまうからです。結果が逆になるのではなく、全てに対して「強い反応」が出たり、あるいは「弱い反応」が出たり、出鱈目の反応が出たりするので、まったく意味をなしません。

 

 

ですので意味のある筋肉反射テストを行うためには、実際に手指をどう使うかと言った技術的なノウハウよりも、むしろ、準備段階でスイッチングを検出するためのプレテスト(事前テスト)を習得することのほうがより重要だと思います。

 

 

これを飛ばして筋肉反射テストの実技に進むと、期待はずれの結果を得ることになりかねず、せっかくあなたの人生を変え得る筋肉反射テストを学ぶ機会のはずが、筋肉反射テストそのものに対して不信感を抱いてしまうことでしょう

 

 

実際には、非常に多くの人たちが、一旦は筋肉反射テストに興味を持ちながらも、この段階をクリアできずに、あるいはこの内容の知識に触れることができずに、諦めてしまっていると推定されます。いわば、筋肉反射テスト習得のための関門は、筋肉反射テストを行う前の準備段階にあり、というわけです。

 

 

またここでは、タッチ・フォー・ヘルス式の筋肉反射テストを念頭に置いて説明していますが、いわゆる「O-リングテスト」も同じようにスイッチングの影響を受けます。一般的なO-リングテストについては、(本家の大村先生のバイディジタル・O-リングテストは別として)まとまった知識体系がなく、それがためにこのスイッチング対策が欠けており、不安定な結果に悩まされていることが多いかもしれません。

 

 

なお、詳しく説明するために長い記事になっていますが、一旦分かってしまえば、すぐできます。私が、筋紡錘のチャレンジを行ってスイッチングの有無を判定するのに、後述するようにイメージを利用すれば3秒もかかりません。実際に指で筋肉を刺激して慎重にやっても、長くて10秒というところでしょう。

 

 

1. スイッチング現象とは何か

 

2. スイッチングの常態化とその対策

3. スイッチングの判定

  3-1. スイッチングの判定:筋紡錘の技術

  3-2. スイッチングの判定:起始部停止部の技術

  3-3. スイッチングの判定:任脈によるテスト

  3-4. スイッチングの判定:フィンガーモードと片足立ち

4. スイッチングの解消法

  4-1. タッチ・フォー・ヘルスの方法

  4-2. PACE: ブレインジムの方法

  4-3. 靈氣のシンボルを使う

  4-4. 神聖幾何学フラワー・オブ・ライフを見る

  4-5. 体の周りにトーラス(円環体)を回転させる

  4-6. 手の平の上の自分に8の字を送る

5. おわりに

 

1. スイッチング現象とは何か

 

スイッチング switching はエネルギー反転 energetic reversal、エネルギー極性反転 energetic polarity reversal、またはブロッキング blocking などと呼ばれる現象で、目に見えないエネルギーの流れが異常となっているために、筋肉反射テストが正常に動作しない状態のことを指します。

 

人によっていろいろな名前で呼んでいて、場合によっては意味合いが少しずつ違うのかもしれませんが、今のところ私は明確な違いを把握していませんので、すべて同じ現象のことを指す別の言葉として理解しています。

 

 

繰り返しますが、スイッチング現象が起きていると、筋肉反射テストができません。

 

どんな人でも、何かとんでもない失敗にはっと気づいて動揺しているような時にはスイッチング現象が起きています。(例えば「電車に飛び乗ったら行き先が逆だった」「明日試験なのにすっかり忘れていてまったく勉強していないのに気がついた」というシチュエーションを思い出したり想像するだけでいつでもスイッチングを起こすことができます)

 

逆に言えば、そのように動揺して狼狽しているような時には、筋肉反射テストは使えないので注意する必要があります。非常事態に際してその対処法を筋肉反射テストで探ろうという場合、まず自分自身のバランス調整を行う必要があります。

 

 

また私の調べる限りでは「バ◯」とか「ア◯」とか、悪口を言ったり悪態をつくと、どんなささいなものであっても、短期間スイッチング現象が起こるようです。この程度であれば、深呼吸をしたり、「ありがとう」と唱えればすぐに解除されるとは言え、些細な言葉遣いが(相手の、そして自分の)筋肉の状態に如実に影響を及ぼすというのはある意味ショッキングなことです。この事実を知ってしまうと、気軽に悪態などつけるわけがありません。

 

 

その他、ある種の音楽や絵画によってスイッチングが起こることもあれば、なんだかよく分からない理由で突然スイッチングになってしまうこともしばしばあります。注意していれば何となく気配で違いがわかりますが、いつ起こるか分からないところがあるので注意が必要なのです。

 

さらに、屁理屈のように感じる方もおられるでしょうが「筋肉反射テストが正しいかどうか科学的に検証しよう」と念じるだけでスイッチングを生じます。実際にどうなるかご自身で試していただきたいのですが、もしこれが普遍的だとすると、そもそも筋肉反射テストを科学的に検証しようとすると筋肉反射テストがめちゃくちゃになるという、一種の「観察者効果」のようなものが出てしまうわけで、ジョージ・グッドハートによる発見から半世紀を経てもいまだに筋肉反射テストの有効性が主流の医学界や科学から認められない最大の理由はここにあるのではないかと、私は考えています。

 

 

上記のように、狼狽するような状況を思い浮かべたり、悪態をつくだけでスイッチング状態を経験できますが、The 52'sの Planet Claireという曲を聞くと、私の場合は百発百中でスイッチングになり、音楽を止めてもそれが続きます(深呼吸程度では直りませんので下の記事で紹介する解除法をお試しください)。他の方でも同じではないかと思いますが、まだデータが無いのでもし同じ結果が得られた(または得られなかった)場合はどうぞお知らせください。

 

 

 

 

2. スイッチングの常態化とその対策

 

しかし、困ったことには、このスイッチング現象が常態化してしまっている人が実は相当数いらっしゃるようです。私の推定では、ひょっとしたら、現在の地球の人口の約半数はスイッチングが常態化しているかもしれません(この結果自体、筋肉反射テストで得られたものですが、下で紹介する動画でも約半数の方が極性反転です。)。この方達は残念ながら、すぐさま筋肉反射テストができるわけではない、ということになってしまいます。

 

このような方達は、体の中のエネルギーの流れ方が正常ではないので、辛いもの、自分に危害を与えるようなものを引き寄せてしまうと考えられます(引き寄せの法則)。端的に言えば、そのままの路線でいくら進んでも幸せが得られないということになってしまいます。

 

 

スイッチングが常態化してしまっている場合でも対処法はあります。

 

 

行きていく上で有害な観念・思い込み(カルマと呼んでもよいでしょう)を順々に手放して徐々に波動を上げていけば良い筈で、そのためには瞑想EFTがとても有効でしょう。下の動画で出るように情報医療NESのpolarityというレメディも有効のようです。ひょっとしたら、これまでの人生でどうしてこんなことばっかりなんだろうと疑問に思っていたことが、スイッチング常態化のせいだったかもしれません。

 

 

3. スイッチングの判定

 

以下のいずれかの方法で(他にも方法を挙げることはできますが)、筋肉反射テストを行う前に、自分が今スイッチングを起こしているかどうか判定することが大切です。私自身は、ふつうは筋紡錘の技術を使った判定のみで充分と判断しています

 

また行っている最中の筋肉反射テストの結果がどうも怪しい、と言う時にもすぐさまこのスイッチングの判定に戻ることが大切です。

 

 

3-1. スイッチングの判定:筋紡錘の技術

 

これはタッチ・フォー・ヘルスで教えられている内容です。

 

筋肉の腹の部分には感覚器官として筋紡錘が埋め込まれて筋肉の伸び具合を感知しており、ここからの感覚情報により筋肉が過剰に収縮あるいは伸展しないように安全装置として制御されています。この技術は、筋紡錘をいわば「チョンチョン」とつまんだり開いたりすることによって「ハッキング」し、嘘の筋肉伸展情報を伝えることで、筋肉のスイッチを切り替えるもの、と通常は理解されます。

 

 

 

 

 

分かりやすいので上腕二頭筋(腕の力こぶ)を例にとって説明しましょう。

 

 

 

 

  1. 左肘を屈曲した状態で、その手首の部分を右手の指二本で押しても、ほとんどの人は上腕二頭筋の力が強いので左肘はびくともしないでしょう。(もし、これで上腕二頭筋が指二本に屈して肘が伸びた場合、それは何らかの異常で上腕二頭筋の「スイッチ」がOFFになっていることを意味します。タッチ・フォー・ヘルスには含まれていませんが、応用キネシオロジーでは上腕二頭筋は経絡の胃経の対応筋とされており、胃経のエネルギーの流れに異常が生じているということを意味します。この場合、胃経のエネルギー調整が必要となります。)

  2. 次に、左の上腕二頭筋の腹のあたりを、右手の指で、上腕二頭筋を縮めるような方向にチョンチョンとつまみます。力は全く要りません。(それどころか実は、実際に筋肉に触れず、そのスレスレのところで同じ動きをしても同じ効果が出ますし、さらには(驚くべきことに)筋肉を指でつまんでいるのをイメージするだけでも同じ効果が出ます。)

  3. それから、再び、左肘を屈曲した状態で、その手首の部分を右手の指二本で押すと、正常の場合、上腕二頭筋が負けて、肘が伸びてしまいます。

  4. 次に、左の上腕二頭筋の腹のあたりを、右手の指で、今度は上腕二頭筋を伸ばすような方向にチョンチョンと広げます。力は全く要りません。(それどころか実は、実際に筋肉に触れず、そのスレスレのところで同じ動きをしても同じ効果が出ますし、さらには(驚くべきことに)筋肉を指で伸ばしているのをイメージするだけでも同じ効果が出ます。)

  5. もう一度、左肘を屈曲した状態で、その手首の部分を右手の指二本で押すと、正常の場合、上腕二頭筋が強いので、肘は屈曲したままです。

 

この時に、3で肘が伸びない、あるいは5で肘が伸びてしまう場合は、いずれもスイッチングが起こっていると判断します。

 

 

筋肉の腹の部分には筋紡錘が埋め込まれて筋肉の伸び具合を感知しており、ここからの感覚情報により筋肉が過剰に収縮あるいは伸展しないように安全装置として制御されています。

 

 

この技術はこの筋紡錘をいわば「チョンチョン」とつまんだり開いたりすることによってハッキングし、嘘の筋肉伸展情報を伝えることで、筋肉のスイッチを切り替えるもの、と通常は理解されます。

 

 

広げる = 偽の伸展情報を与える = 過剰伸展を抑えるためスイッチがON

 

つまむ = 偽の収縮情報を与える = 過剰収縮を抑えるためスイッチがOFF

 

通常は理解されます、と言うのは、本当にこれが筋紡錘への刺激に依存しているならば、筋に触れなくてもイメージだけで同じ効果が得られるというのは、神経生理学的には説明がつかないからです。作用の方向が筋紡錘のものと一致しますが、実際にはちょっと違うのではないかと個人的に疑っています。

 

 

上腕二頭筋は力こぶの筋肉として最も馴染みが深いので例として挙げましたが、実際にはどの筋肉でも考え方は同じです。タッチ・フォー・ヘルスでは、三角筋前部、という肩の筋肉を推奨しています。手のひらを下にして、真っすぐ伸ばした腕を肩関節から、まっすぐ前方へ、下から約30度上げた状態で腕を止めます。自分で行う場合は、反対の手の二本指で伸ばした腕の手首のあたりに、下へ圧力を加えます。つまむための場所は下図の通りで肩の前部です。

 

 

 

 

 

 

 

3-2. スイッチングの判定:起始部停止部の技術

 

 

これも筋紡錘の技術と共にタッチ・フォー・ヘルスで教えられている内容です。これは筋肉の起始部と停止部の腱に埋め込まれているゴルジ腱器官を、ある意味ハッキングして、筋肉の偽りの伸縮状態を伝えるものとして理解できます。作用の方向が筋紡錘と逆になるので注意が必要です。

 

分かりやすいのでこれも上腕二頭筋(腕の力こぶ)を例にとって説明しましょう。

 

  1. 左肘を屈曲した状態で、その手首の部分を右手の指二本で押しても、ほとんどの人は上腕二頭筋の力が強いので左肘はびくともしないでしょう。(もし、これで上腕二頭筋が指二本に屈して肘が伸びた場合、それは何らかの異常で上腕二頭筋の「スイッチ」がOFFになっていることを意味します。タッチ・フォー・ヘルスには含まれていませんが、応用キネシオロジーでは上腕二頭筋は経絡の胃経の対応筋とされており、胃経のエネルギーの流れに異常が生じているということを意味します。この場合、胃経のエネルギー調整が必要となります。)

  2. 次に、左の上腕二頭筋の起始部(肩甲骨の末端)または停止部(橈骨の根本)辺りの腱を、右手の指で、上腕二頭筋を伸ばすような方向にチョンチョンとなでます筋紡錘の技術と方向が逆)。力は全く要りません。(それどころか実は、実際に筋肉に触れず、そのスレスレのところで同じ動きをしても同じ効果が出ますし、さらには(驚くべきことに)筋肉を指で伸ばしているのをイメージするだけでも同じ効果が出ます。)

  3. それから、再び、左肘を屈曲した状態で、その手首の部分を右手の指二本で押すと、正常の場合、上腕二頭筋が負けて、肘が伸びてしまいます。

  4. 次に、左の上腕二頭筋の起始部(肩甲骨の末端)または停止部(橈骨の根本)辺りの腱を、右手の指で、今度は上腕二頭筋を縮めるような方向にチョンチョンと寄せます。力は全く要りません。(それどころか実は、実際に筋肉に触れず、そのスレスレのところで同じ動きをしても同じ効果が出ますし、さらには(驚くべきことに)筋肉を指で縮めているのをイメージするだけでも同じ効果が出ます。)

  5. もう一度、左肘を屈曲した状態で、その手首の部分を右手の指二本で押すと、正常の場合、上腕二頭筋が強いので、肘は屈曲したままです。

 

この時に、3で肘が伸びない、あるいは5で肘が伸びてしまう場合は、いずれもスイッチングが起こっていると判断します。

 

 

伸ばす = 偽の収縮情報を与える = 過剰収縮を抑えるためスイッチがOFF)

 

縮める = 偽の伸展情報を与える = 過剰伸展を抑えるためスイッチがON

3-3. スイッチングの判定:任脈によるテスト

筋肉の強さを調べながら、14経脈の中でも陰経の海と言われ、最も重要な任脈を手でなぞることで、任脈のエネルギーの流れを逆転させ、あるいは正常化させ、筋肉の反応を調べます。これもタッチ・フォー・ヘルスで教えられています。

 

 

 

この場合、この任脈と関係のある対応筋として肩甲骨の上の棘上筋というものが知られており、これをテストに使うのが普通です。

 

  1. まっすぐな左腕を下から約30度前に伸ばし、手のひらは鼠径部の方へ向けてやや内側へ回転(回内)させ、その位置で保持させてください
  2. その状態で、左腕の手首の近くの前腕部を、右手の指二本で軽く鼠径部の方へ押しても、ほとんどの人はびくともしないでしょう。もし、これで棘上筋が指二本に屈して左腕が下がった場合、それは何らかの異常で左棘上筋の「スイッチ」がOFFになっていることを意味します。これはすでに任脈のエネルギーの流れに異常が生じているということを意味します。この場合、任脈のエネルギー調整が必要となります。)
  3. 次に、右手で、下唇の下から恥骨まで、上から下に、体の正中線を通って体をさっとなぞります。三回くらい繰り返しても良いでしょう。これは最も主要な経脈とされる任脈の流れを手の動きで逆流させる働きがあります。(これもそのように手でなぞっているとイメージするだけでも効果が出ます)
  4. それから再び、先程と同じように構えた左腕の手首の近くの前腕部を、右手の指二本で軽く鼠径部の方へ押します。正常の場合、棘上筋が負けて、左腕が下がってしまいます。
  5. 次に、右手で、恥骨から下唇の下まで、下から上に、体の正中線を通って体をさっとなぞります。三回くらい繰り返しても良いでしょう。これは最も主要な経脈とされる任脈の流れを手の動きで正常化させる働きがあります。(これもそのように手でなぞっているとイメージするだけでも効果が出ます)
  6. それから再び、先程と同じように構えた左腕の手首の近くの前腕部を、右手の指二本で軽く鼠径部の方へ押します。正常の場合、棘上筋が強いので左腕はびくともしません。

この時に、4で腕が下がらない、あるいは6で腕が下がってしまう場合は、いずれもスイッチングが起こっていると判断します。

 

これは手でなぞることによって任脈をわざと逆流させたり、正常化したりしてそのときに筋肉への影響を見ています。任脈が逆流している時に筋肉反射テストを行うと、その筋肉(指示筋)が弱くなるはずですが、スイッチングが起こっている時は予想通りの結果が得られません。

3-4. スイッチングの判定:フィンガーモードと片足立ち

こちらの内容について詳しくはキネシオロジスト田中信二さんの極性反転(スイッチング)に関する名作動画をぜひ御覧ください。

 

 

 

こちらの動画では左右の手の指先を合わせて片足立ちをしてバランスを維持できるかで極性反転(スイッチング)を検証する方法が公開されています。

 

 

正常ならば、左右の4本の指先を合わせて片足立ちすることは出来るが、左右の指を1本ずらして、3本ずつの指先を合わせると(例えば右の人差し指、中指、薬指と、左の中指、薬指、小指の指先をそれぞれ合わせる)片足立ちができません。ところが、極性反転を起こしている人ではこの結果が逆転してしまいます。このように指で特定の形を作って行うキネシオロジーの技のことをフィンガーモード finger mode と言います。ここで紹介されている方法は、タッチ・フォー・ヘルスの中にはないもので、他の特殊化したキネシオロジーの中で教えられている技術ではないかと推察します。

 

 

上でも述べましたが、たまたまとはいえこの時のセミナー参加者の約半数の方がスイッチング常態化を経験していたということになります。

 

 

4. スイッチングの解消法

 

一旦、上の挙げたような検査法のいずれかあるいは複数で、スイッチングであるということが確認できた場合、次にはそれを解消しないことには筋肉反射テストが行なえません。そうでなくてもエネルギーの極性が反転した状態で長く過ごしてあまりよいことがあるはずもありませんから、早く正常化したいところです。もっとも、このような検査法を知らない人は、一時的にスイッチングしていても気が付かないままずっと過ごしてきたわけですが。

 

ここで挙げるスイッチングの解消法は、何らかの原因で一時的にスイッチングを生じてしまっている場合です。スイッチングが常態化してしまっている場合は、EFTや瞑想によって地道に観念の手放しを行うのがよいと考えています。他に良い対処法をご存じの方はお知らせ下さい。

 

4-1. タッチ・フォー・ヘルスの方法

スイッチオンと呼ばれる方法で、臍を方で抑えながら、もう片方の手で

  1. 腎経の終点(兪府・左右の鎖骨のすぐ下の窪み)、

  2. 任脈の終点(承漿・下唇の下)と督脈の終点(水溝・上唇の上)、

  3. 督脈の始点(長強・尾骶骨)をマッサージします。

タッチ・フォー・ヘルスのマニュアルにもスイッチングに対して有効な調整法として載っていますが、キネシオロジストの斉藤慶太さんによるといささか効果が弱いということです。私の経験でもなかなか解消できませんでした。

 

4-2. PACE: ブレインジムの方法

 

キネシオロジストの齋藤慶太さんによれば、教育キネシオロジーとも呼ばれるブレインジムで教えられている方法PACEがスイッチングの解消に有効だそうです。私も効果を確認しています。ただし、これは下で紹介する他の方法に比べてかなり時間を要します。

 

これについては齋藤慶太さんのお弟子さんである松本さつきさんのこちらの記事が秀逸です。

 

4-3. 靈氣のシンボルを使う

レイキ・マスターの方であれば、レイキ第四シンボルとマントラを用いて「私のエネルギーの流れを正常化してください」と唱える、あるいは念じると、スイッチングを解消できます。私の経験ではこれは100%有効です。単にシンボル・マントラを使うだけではダメで、言葉による指示が必要なようです。

 

私のこれまでの調べでは第一シンボルでは効果が不十分と言う結果を得ています。

 

 

ところが直傳靈氣に伝わる第一シンボルでは100%有効という結果を得ています。この辺がレイキ・靈氣の歴史の面白いところです。

 

4-4. 神聖幾何学フラワー・オブ・ライフを見る

フラワー・オブ・ライフ Flower of Lide「生命の花」と呼ばれる多数の円や円弧からできた幾何学模様があり、これは神聖幾何学と呼ばれています。世界各地の古代遺跡から見つかっており、ドランバヴァロ・メルキゼデク Drunvalo Melchizedekの本「フラワー・オブ・ライフ」によれば、これは生命の根源と関係のある、宇宙でもっとも重要な幾何学模様だということです。この本は神秘的すぎてなかなか分かりませんでしたが。

 

 

 

このフラワー・オブ・ライフを凝視するだけで、一時的なスイッチングであれば100%解消することができます。

 

 

私は逆にこの現象に気づいてから、このフラワー・オブ・ライフの特殊性・神聖性を認識するようになりました。マイケル・ヘザリントン Michael Hetheringtonというキネシオロジストがフラワー・オブ・ライフのスイッチングに対する効果を本「The Art of Self Muscle Testing: For Health, Life and Enlightenment」に書いています。

 

 

 

まずは試されてその効果を実際に体験されるのが一番だと思いますが、興味のある方は Thriveというドキュメンタリー映画をご覧になるとさらに大きな発見があるでしょう。

 

 

 

ちなみにイギリスのロックバンド「コールドプレイColdplay」がアルバムA Head Full of Dreams のジャケットに使用し、世界ツアーではこのフラワー・オブ・ライフが会場に溢れています。彼らはどこまで意図的にこの特別な模様を選んだのでしょうか。

 

 

 

 

4-5. 体の周りにトーラス(円環体)を回転させる

 

現時点では、誰でもどこでも使える、最も有力かつ簡単なスイッチングの解消法です。私が見つけた方法ですので、他の人が試しても効果があるのかどうかは実はまだ分かっていませんが、公開します。うまくいったら教えてください。

 

これは上のフラワー・オブ・ライフと関係のある方法です。フラワー・オブ・ライフの幾何学文様と、ドーナツ型の円環体(トーラス)とは同一視できる、という考え方があります(ドキュメンタリー映画「Thrive」)。

 

 

田中信二さんの動画「5つ星ホテルの接客に取り入れられたブレイン・アップデート」からヒントを得たのですが、この動画ではホテルのロビーラウンジで、トーラスが回っていることを想像しただけで、驚くような接客効果が得られたというエピソードが紹介されています。

 

 

もし、フラワー・オブ・ライフとトーラスとが本当に同一視できるのであれば、トーラスを自分の周りに描けば、フラワー・オブ・ライフを凝視するのと同様にスイッチングを解消できるのではないかと私は考えました。また、キネシオロジーでは横8の字にはエネルギー調整能力があり、目のトレーニングやその他のためにこれを宙に描くことをしますが、トーラスの断面が横8の字であることに気づいたのでした。

 

 

 

 

実践方法は簡単です。

 

  1. 自分の前に「∞」(無限大マークあるいは横向きの8の字)をイメージで何周か描きます。このとき、書き始めの向きはどれでも問題ないようです。大きさはあまり重要ではありません。

  2. その「∞」マークを、自分の体の軸の周りに回転させ、トーラスが自分の周りに出現し回転しているのをイメージします。この時の回転の方向も右回転でも左回転でもよいようです。

私の経験上、これだけで、スイッチングが解消されているはずです。座っていても、立っていても、寝ていても可能です。

 

 

4-6. 手の平の上の自分に8の字を送る

 

 

半年ほどの間、8の字を描くだけではスイッチングは解除できず、トーラスの回転をイメージする必要がある、と思っていましたが、8の字を自分に向けて描いていないのが問題ではないかと思いついて試した所、8の字を描くだけでもスイッチングが解除できることが分かりました。

 

  1. 手の平の上に小人になった自分が乗っているのを想像します。
  2. その自分に向けて、反対の手の指で横8の字を描いて送ります。このとき中心から左上もしくは右上に動かすように、描き始めてください。最低8周描くことが必要なようです。

 

 

8の字の使い方については田中信二さんからたくさん教えて頂きました。ありがとうございます。

 

5. おわりに

いかがでしたでしょうか?一つの記事にスイッチングに関するあれこれを全部つぎ込もうとしたのでかなり長大になりましたが、知っておくべき情報が一箇所に集まっているというのはとても大事だと思いますので、この形を採用しました。

 

 

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