医学生、研修医、医師。
この3つは歴然とした差があると思っていました。
そして周りも当然その認識だと思っていました。
医師が鶏だとしたら、研修医はひよこ、医学生は卵って感じでしょうか。
しかし母方の実家に帰った時、その認識は甘いことを痛感しました・・・。
親戚の誰と話しても、医学生!医学生!
聞かれることはほとんど医療の話!
そして「まだ習っていないんだ~。」と答えると、言い訳ばかりと無能扱い・・・。
聞かれたくないのに聞かれる。答えてあげたい。でも知らない。
少しは知っているけれど、答えて欲しいレベルまでは答えられない。
4年って一番微妙な学年かも・・・。
ああ、もっともっと勉強しないとなぁ><
一般人にとって、医師も医学生も、医学のプロフェッショナルなことは変わらないようです。
そして、思ったよりも肩書きで人って判断されるんだなと思いました。
他人であればあるほど、僕が何を話しても、医学生という色眼鏡で僕を見ている印象を受けました。
人間にとって、良くも悪くも、職業がその人の人間性を決めるんだな、と思いました。
そういえば、ニュースでも必ず名前の前に「会社員」「看護師」「無職」など職業が載ります。
そこに属する組織の一員だと見なされます。
そして、その職業によって、同じ犯罪でも世間の評価が変わります。
僕が今の大学を卒業したら、一生その大学卒の医師という肩書きがついてきます。
僕が良いことをしても、悪いことをしても、
必ず、その大学卒の医師の一人が取った行動だと見なされます。
世間は、僕という個人の前に、僕をその組織の一人だと見なします。
僕が医師になったのではなく、医師である僕なのです。
母方の実家に帰省して、ほんの少し、医師としての責任感が芽生えたような気がしました。
医師という職業に恥じないように、大学の名誉を傷付けないように、もっと頑張らないといけないと思いました。
小さなことだけど、普段から身だしなみや姿勢も気をつけよう・・・。
葬式で気づくなんて、まだまだ僕は身も心も大学生だったんだなぁと思いました。
反省。