日程に「ゲート前で座り込み」「漁船で海上活動」記載
観光庁、都内業者を指導
東京都内の旅行会社が「オール沖縄支援ツアー」と銘打ち、
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に対する抗議活動に
参加する旅行の参加者を募集していたことが11日、分かった。
違法行為の斡旋(あっせん)などを禁じる旅行業法(禁止行為)に
抵触する可能性があり、
観光庁が旅行会社から事情を聴いた上で口頭で指導した。
問題の旅行会社は、東京都新宿区にある「富士国際旅行社」。
昭和39年に設立され、
観光庁に旅行業者として登録。
国内・海外旅行の主催や手配を手がける。
同社のホームページ(HP)によると、
「オール沖縄支援ツアー 3日間」は空路で羽田-沖縄間を往復して本島内で2泊する。
2日目の日程には、名護市内で「漁船をチャーターし、
海上から新基地建設予定地で抗議活動」
「キャンプシュワブゲート前で座り込みに参加」と記載。
出発日は10月10日、11月2日、12月26日、来年1月17日に設定され、定員は45人、
旅行代金は時期により8万2000円~9万9000円だった。