はじめに イラン攻撃に巻き込まれた記録として

今私はドバイのホテルでこのブログを書いています。空港は爆撃を受け閉鎖され、いつ出国できるのか分かりません。Xにはたくさんの情報が流れていますがフェイクニュースも散見されます。どのような事態となっているのか一旅行客としてここに記録を残します。

 

外を見ると部屋から見る限りホテル周辺を歩く人はほとんどいません。道路には若干のタクシーと食事の宅配バイクくらい。ときどき迎撃と思われる音が聞こえます。そして、遠くには火災の煙が見えます。

ドバイの邦人はそこまで多くはいないと思われるので、貴重な一証言として、ひしひしと危険が迫る状況の中、この記事を綴ります。

 

 

2月28日午後

2/28 21:20 ドバイ発、バーレーン着 → 3/1 1:40 バーレーン発、ミラノ・マルペンサ空港着の便に乗ろうとしていた。

 

空港には18時半前に着くように行こうと思っていたので、最終日の28日も時間の許す限りドバイ市内を観光していた。

14時ごろドバイモールを散策していると、突然ガルフエアからメールが送られてきた。

 

最初は機材の整備トラブルかなと思い、遅延はまあ仕方ないかくらいに考えていた。ガルフエアには乗ったこともないし評判も聞いたことがなく、中東の航空会社事情にも全く詳しくないので。

 

その後スマホを見ているとトランジット先のバーレーンにイランが攻撃をしているとのネット記事を見つけた。

そして事態を全て悟った。



 

 

ガルフエアからは何も連絡がなく、とりあえずホテルに待機することに。

この時点でエミレーツやカタール航空、サウジアラビア航空が全て欠航すると発表していたので、きっとガルフエアもそうなるのではないかと思い空港へ行かないことに決めた。

 

そして止まっていたホテルで延泊することに決め、なんとか居場所を確保した。同じように出国できない観光客がたくさんいるようで、延泊予約のためにホテルのフロントは大行列となっていた。

 

同じ頃、日本でも羽田発ドーハ行きの便などが欠航になっていたよう。

 

ガルフエアからは一向に連絡が来ず、来たのは18時前。しかも内容は「バーレーン発ミラノ行きの便の遅延のお知らせ」だった。

便の変更や返金処理のお知らせかと思いきや、まさに攻撃を受けていて動き得ないバーレーン発の便の遅延連絡なんて今更何を、と思い正直辟易。

 

そして19時半ごろ、双方の便とも結構になったとの知らせを受けた。

 

ホテルに篭っていると、飛行機の予約で使ったTrip.comから電話が来た。「欠航になった便について、キャンセルか変更どちらにしますか?」と。

バーレーンが爆撃を受けているのだから、たとえ空港が動いたとしてもこの便は乗れないだろうと思いキャンセルことにした。その旨を伝えると、「すでにオンラインチェックインをしているので、キャンセルして返金を受けるには電話をするか空港へ行って手続きをしてください」と言われた。

 

その後ガルフエアに何度か電話をかけたものの案の定、電話は出ず半ば諦めていた。さすがに21時くらいに今から空港へ行って手続きをしに行くのも大変だと思い、命に代えられるものは無いので泣く泣くチケットを紙切れにすることにした。

これが後々、最善の判断だったと気付くことになる…

 

 

0時半ごろ突然アラームが鳴った。緊急地震速報のような気分が悪くなるような音がいきなりスマホから鳴り出した。

そして7分後にもう一度。

ミサイルに注意というまさに戦禍にいることを体感する通知だった。



 

 

この音が恐ろしく、また日が上るまでの間に何が起こるのかわからないため、不安であまり眠れなかった。

 

2日目に続く。