台湾で一番有名な仏教系ボランティア団体と言えば、「慈済」ですね。正しくは、「台湾仏教慈済基金会」といい、以前にも当ブログで紹介したことがあるかもしれませんが、仏教の精神で、世の中で困っている人々を救済する団体です。自前で作った綜合病院、看護学校、総合大学・・・そして、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、南米等々、世界にその活動を拡げています。世界で災害が起こると、真っ先に救援隊を送っています。
日本でも熱心に活動を行っており、私も2回ほど、新大久保の本部に行ったことがあります。日本在住の台湾の方々がたくさんボランティアとして参加しています。

今回の大震災でも、日本においても街頭募金活動をしたり、台湾からの毛布等々の緊急援助物資を届ける活動をしているところです。また、世界の各拠点でも、日本向けの義援金募金活動をしています。
慈済日本分会のホームページからの抜粋です。

「【東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)被災支援】
【2011年 3月 21日現在 活動状況】
  ● 街頭募金 総額 : ¥3,296,482 

  ● 支援活動

  ・台湾本部より防寒毛布 5000枚,即席弁当 400食,ドライフルーツ 100箱を日本へ発送
   ・・・毛布 2500枚を仙台へ発送した。他の物資配送を調整中。

  ・茨城県大洗町で炊き出し活動実施(3/17,18)・・・1200人分以上の温かい食事を提供

  ・埼玉,茨城,宮城,岩手の各県避難所での炊き出しを検討中

抜粋は以上です。
台湾では、ケーブルテレビの中で、慈済が「大愛」という名のチャンネルを持っていて、慈済の活動だけでなく、心温まるドラマなどもやっています。そのチャンネルで、今回の日本の震災への援助取組を紹介していて、感動させられました。ここの活動は、日本のマスコミではほとんど取り上げられていないと思い、当ブログで紹介させていただきます。