米国大統領選およびトランプ氏を見て
こんにちは。米国のトランプ氏が大統領に当選してから、しばらく日が経ちました。当選当日や、その後数日の間は、トランプ氏に関連する話題でさまざまな報道等がなされていましたが、今は少し下火になったでしょうかね。トランプ氏が大統領になったことによる各方面への影響は、各々の報道が伝えているところですので、ここで触れることではないと思いますので、少し違った目線で眺めてみたいと思います。大統領選挙戦ではかなり過激な言動が目立って報道されていたトランプ氏ですが、当選後、一部では丸くなったのではないか?という報道も見受けられ、計画的な心理作戦であるかもしれないとも言われたりしているようです。真相はどうあれ、大統領選であるとか、大統領に就任後というのは、世界からの注目度は常人の比ではありません。そのような状況下で発される言動によって人々が受ける影響も甚大なものがあります。仏典において、歌舞伎(舞台)役者の転生について述べた一節があります。歌舞伎役者も大人数の聴衆に対して演技をみせることから、影響力の大きい部類に属しますが、以下、聚落主相応に載っている内容の概要をお知らせしたいと思います。”歌舞伎役者の村長であるターラプッタは、世尊(仏陀のこと)のところへ行き、「代々伝え聞いているところですが、私たちは人々を笑わせ楽しませてきました。なので死後、天界に生まれ変わるということなのですが、いかがでしょう?」と質問しました。最初世尊は、「私にそういうことを聞いてはいけない」と答えます。何度か同じやり取りが繰り返された後、世尊が回答します。「人々は貪りに縛られていた。彼らのために歌舞伎役者は舞台の中で人々の貪りをさらに増大させるように振る舞った。人々は嫌悪に縛られていた。彼らのために歌舞伎役者は舞台の中で人々の嫌悪をさらに増大させるように振る舞った。人々は無智に縛られていた。彼らのために歌舞伎役者は舞台の中で人々の無智をさらに増大させるように振る舞った。このように人々を放逸にしたため、歌舞伎役者は地獄に生まれた。天界に行けるという見解は誤った見解であり、その見解にとらわれた者は地獄、動物の道しかない。”その立場上、言動が多くの人に影響を与えるよう場合には、どのような言動をなすのかは、よくよく注意しなければならないことが分かります。上記仏典に示されている、「貪り」「嫌悪」「無智」は、仏教でいう根本的な煩悩(三毒)を表わしています。これら煩悩を増大させる言動をなすのか、煩悩を減少させる言動をなすのか、それによって受ける果報は全く正反対になります。昨今はインターネット上にも色々な方が色々な情報を展開されていますが、その情報も不特定多数の人が見ています。私もこういう形でブログを書いている以上、かなり注意して書いているつもりですが、改めて自己を律したいと思った次第です。