今日は今年初のお花見桜

初じめてでありラストあせる

きっとこの日を逃すと散り始める境界線クローバー

晴天と満開の桜という最高の1日晴れ

一年に一度の花をまた今年もキラキラ

とても素晴らしいことニコニコ

次はどんな花が季節を告げてくれるか…

今からワクワクにゃー
true-ririさんのブログ-20110410223529.jpg
大学を卒業し、関西から上京して入社三年目。
東京にも仕事にも少しは慣れて、余裕が出てきた向坂伸行は、思い出のライトノベルのタイトルを検索した。

その感想を見つけたのは、検索結果を何ページか送った後である。
俺は面白かったよ、心の中でそう返事をした。
blogのタイトルは『レインツリーの国』、プロフィールの名前は『ひとみ』。
…取り敢えず、書いてみるだけ。
だが、「はじめまして」と書き出してみると、堰を切ったようにキーを叩く指が走りはじめていた…


初めに、この作品は図書館内乱で登場した本を現実に作り出してしまったモノである。
言うなれば、スピンオフ。いや違う…コラボレーション企画というところであろうか。
物語の中味としては、ネットを介して出逢った関西人と難聴者のラブストーリー。

少し悲観的な表現が横行してはいるものの、結末はお決まりのハッピーエンド。
難聴者と健常者の恋愛というナイーブな話題を取り扱っているので、ネガティブ要素が入るのは当たり前だ。
まぁ、一度上げて、とことんまで下げ、最後は天辺までつり上げるのが有川の手法であるので、いつも通りと言ってしまえば、そうなのだが…

現実と仮想空間の行き来、分かり合えないことへの葛藤。
難聴者への知識と配慮も確りしていて、頁数は少ないながら読み応えはある。
最後まで安心して楽しめる作品であった。

評価:★★★★(4)
正化三十一年、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行されて三十年たった現在。メディア良化委員会の超法規的検閲に対抗するため、図書館は十五年前に図書隊を設立し、「狩られる本」を守っていた。
ある図書隊員に窮地を救われ、彼に憧れて、笠原郁も図書隊に入隊。女子としては卓越した運動能力を買われ、図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属され、堂上班の一員となる。
『情報歴史資料館』攻防戦(図書館戦争)、図書隠蔽事件(図書館内乱)など、次々と事件が起こる中、郁は成長し、かけがえのない仲間も得る。
郁の憧れの「王子様」の正体は不本意な形で明らかになるが、郁は堂上を好きな自分に気付く。
正化三十三年十二月十四日、図書隊を創設した稲嶺が勇退。
図書隊は新しい時代に突入する…


長かった図書館シリーズのラストを飾る一冊。
図書隊と良化隊の争いの果てはもちろん。
郁と堂上の恋の行方も確りと補完されている。

良化法を壊す算段としては、クライマックスに相応しくもっと派手な演出を期待していた私であったのだが…
この話の大筋を考えた時、何をメインに置くかによって結末への過程が変わってくるだろう。

図書隊の戦争なのか…

恋の行方なのか…

私が期待していた結末は、少し欲張り過ぎていたのかもしれない。
図書隊と良化隊のこれまでにない戦争の果てに、郁と堂上の恋が実る。
確かによく出来すぎだ。
これは、どちらかと言えば戦争に重点を置いて欲しい視点である。

有川は恋を取った。
やはり彼女の本質は恋ありきなのだ。
クライマックスへの盛り上がりに戦争はほぼ無い。
クライマックスへ向け盛り上がっていくのは胸の高鳴りである。

有川の作品は安心してこちらを笑顔にしてくれる点だろう。
期待を裏切らない甘い展開とハッピーエンドは、読者に幸せのお裾分けをくれる。
読み終わりがこんなにスッキリする著者はそういない。
書く言う私も、有川浩ファンであることは言うまでもない。
辛い時、笑顔になりたい時、幸せをくれる一冊に出逢ってみませんか。


評価:★★★★☆(4,5)

図書館シリーズ総評:★★★★★(5)

大変面白かった。
続きは別冊図書館戦争へ…
to be continue!