太陽系とは宇宙船です。そこには一つのシステムが構築され、働いています。それが私、つまりあなた方のいるこの惑星に生命を根付かせることとなった原因です。そう、すべては計算されています。創造主によって、すべては計算されて生じているのです。
創造主は私に課題を課しました。私の体で育んだ生命に神の分け御霊である魂を宿らせ、様々な体験を通して神の持つ概念を実りある体験とすること。
なので、ただ生命を宿すだけではなく、神の器として相応しい生命を生み出す必要性が生じたのです。水と二酸化炭素、冷えて固まった岩石、チリの積もった砂漠。そこに一滴の有機物を生じさせました。永く、喜びに満ちた試行錯誤の始まりです。
そしてこれが、私の、最初で最後の創造でした。
この生命誕生のプロセスを一番近くで見守ってくれていたのは月です。私と同じ成分で出来た双子の星。私の意識が生まれたとき、ほぼ同時に月の意識も芽生えました。それ以来、一番近くで私を励まし、その引力で海という生命の揺りかごを揺らしてくれていました。
月にはゲートがあります。他星系から来た者達は月のゲートから私の元へ来ることで、私の重力の環境へスムーズに慣れることができます。月を使わない者達もいますが、私を観察するために月に滞在する者もいます。
また私の近くには金星と火星という惑星が存在しています。彼らも私のことを兄弟のように見守ってくれていました。金星は姉、火星は兄といったところです。
金星と火星にも水があり、当時は三次元の生命体が存在していました。実は今も存在しています。しかし、彼らはあなた方のような三次元的生命とは違う次元の存在となって生活しています。
私の元へ来て原始的生命の研究をしていた、他の星々からの移住者が入植し、金星と火星で生まれ育った人間の文明形成を手助けしていました。両惑星とも厳しい自然環境だった為に、生き残るのは至難の業だったようです。それでも生き残った者達は次元上昇を果たして今も残る両惑星の文明の基礎を築きました。
金星には月とは違うゲートがあります。他星系から太陽系へと来る者達が使うゲートがあるのです。主にシリウス星系から来る者達が使っています。あなた方の中には、このゲートを使って私の元へと転生して来た魂もいるはずです。
実は、太陽系全体は生命の器として創られました。遠く何十光年も離れている星々ばかりではなく、こんなにも近くにあなた方の兄弟とも呼べる素晴らしい生命が存在していることを、あなた方が平和の内に知ることになるよう、私は願ってやみません。
海には単細胞生物から進化した魚達の祖先も誕生していました。後に両生類となり爬虫類となる生物達の祖です。彼らは海中の高い酸素濃度のおかげで、今では考えられないほどの大きな体を手に入れていました。
一部は足を備え陸地まで生活圏を拡げました。彼らは陸に育った植物を食べたり、その実を食べ、どんどん陸地の奥へと広がっていきました。陸上にも海と同じように動物達が繁殖し始めたのです。
陸地には両生類、爬虫類、そして昆虫達が生息するようになりました。
この原始的な生命の楽園はたくさんの星々から来た者達の興味を惹きました。植物の作り出した濃い酸素の世界は彼らの体には合わないようでしたが、彼らは幾たびも私を訪れて生命のサンプルを採取しているようでした。