たろたろのブログ

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BABY☆STARメンバー紹介 阿部紗也加

僕がゆうひとミルクホールで再会を果たしてから、彼女らがアイドルグループとしてデビューするまでには少しの期間があった。

BABY☆STARお披露目ライブ以前に、僕がゆうひ以外に出会ったメンバーは2人。

1人は現在グループを卒業した小鳥遊美桜、もう1人が紗也加だ。


公式プロフィールを参考に、今回は紗也加を紹介したいと思う。


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阿部 紗也加 (さーりん)

1/26日生まれ(16歳)

特技 カエル立ち・カラオケ

メンバーカラー 黄色

※たろたろメモ

・誰もさーりんと呼ばず「阿部ッ」「阿部ッ」と呼んでいる。

・実は上唇にペンを10本乗せる特技もあるらしい。

・最近のブームは集合写真で必ず目を閉じること。

・ペットがたくさんいるらしい、ぜひ物販で尋ねてくれ。

メンバー最年少ということで、なんといっても無邪気な少女の弾けるパワーが売りだ。

ハイハーイ! と、自己紹介で元気に手を挙げる姿は中々に愛おしい。

外遊びや「となりのトトロ」のまっくろくろすけが大好きだと公言するなど、奔放で素直な性格がなんとも眩しい。

僕が抱く紗也加の印象は、夏空の下で大きく花開いた向日葵。

つまらない悩みや心配ごとを吹き飛ばして、見ているこっちも笑顔になれるような、気持ちのいい表情を見せてくれる。

ツイッターやブログは楽しませてくれる内容が多く、妹の生態を紹介するVine等も人気を博した。

自撮りのアップ回数が多いのも、ファンとしては喜ばしい要素だ。


是非チェックしてほしい⇩




紗也加を語るに外せない要素として、明るくおちゃらけたキャラクターとは裏腹な「真剣さ」がある。

僕がお披露目ライブで目を惹かれたのは、他でもない紗也加だ。

僕は未だに、BABY☆STARで一番の才能、伸び代を持っているのは彼女だと信じている。

MCのお笑い担当から、ボーカルとしてはラップを担当できるパフォーマンスの幅がある。

そして高度な運動神経の持ち主でもある。 是非紗也加のダンスに注目していただきたい。黄色い波動がパンと音を立てているようだ。

さらには、プライベートでは見ているだけで腹が鳴りそうな料理やお菓子を作ったりと、とにかく多才だ。

これは自論だが、「振り幅」を持っている人間は強い。さやかは実に、その切り替えのエッヂが鋭い子だと言える。

磨けば光る原石をごろごろ持っている、という印象だ。

彼女の化ける日を心待ちにしているのは、僕だけではないはずだ。

その若さと未来に、期待せずにはいられない。


紗也加の活躍を見たい方は、BABY☆STAR初のオリジナル曲「IMPACT!」に注目!


物販やBABY☆STARが店員を務めるカフェ、ミルクホールで無垢な紗也加と楽しい時間を過ごすもよし。

ライブ会場へ足を運び、完全なる「ON」の紗也加を見て普段とのギャップを肌で感じていただくもよし。

一粒で二度美味しいアイドルなのだ。


BABY☆STARがデビューしてから6ヶ月、紗也加は色々な意味で、大人の階段を昇っている。

アイドルの変化や成長を楽しみにしている人は、応援のし甲斐が大いにあるだろう。

先ほどはデビュー当初の写真を載せた。

ここで現在の紗也加をご覧いただこう。

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あらら、お兄さんの知らないうちにこんなに大人になって……。

なんともいい顔をするようになったと思いませんかみなさん。

特に衣装を着ている方の写真、背中から立ち昇る、あるいは滲み出るものを感じませんか。

それをオーラと言ったり覇気や雰囲気と言ったり、当てはまる言葉は色々あると思う。

今、紗也加からゆらめいている「何か」が、もっと前まで溢れ出した時、観客の目はどこへ向くだろう……そんなことをよく考える。

写真で言えば、紗也加の視線は画面越しに「届く」ようになったとも感じる。

チャームポイントである大きな目から放たれる力が日増しに強くなってきている。


彼女への思いも語るに尽くせぬので、今回はここで一旦筆を置かせていただきたい。

紗也加の本質は、文字には出来ないものだから。

これを読んでくれた方の中で、少しでも紗也加に興味が沸いたという方がいてくれるのなら、この上なく喜ばしい。

僕から言えることはただひとつ

ライブを見てくれ。

「今、この瞬間に成長するアイドル」阿部紗也加の姿を、見逃すな!!


最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。今後ともおもしろかっこいい紗也加をぜひぜひその目で見にきてくださいね!!


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あらかわいい。

まっくろくろすけさんと夢の共演ではありませんか。

こういうお茶目なところも好きだな。


 


BABY☆STARメンバー紹介②  終
9月18日、BABY☆STAR 西萌葉生誕祭。

BABY☆STARのメンバーの生誕祭が行われたのはこれが初めてだ。

会場となったカフェ、トリオンプには萌葉の特別な日を祝おうとファンが集い、店内は終始賑わっていた。

「本日はお足元の悪い中……」

萌葉の挨拶とともに、19時からイベントはスタートし、はじめの半時間ほどは全員にドリンクが行き渡るまでメンバーと雑談の出来るカフェタイム。

僕は特製もえはドリンクを注文した。

中身は会場に来た人だけのヒミツ。コーラとカルピスブレンドでした。



あれ?乾杯してねぇぞ。

メンバーの道川 莉帆に伝えると、莉帆はすぐにメンバーとお客の注目を集めて仕切り直した。

カンパーーーイ!!!

これで本格スタートだ。


ほどなくして、最初の企画が始まった。

配布された紙に萌葉に対する質問を書いて抽選箱に入れ、引いたものに萌葉が答えるというものだ。

「うーんどうすっかなぁ」

隣席にいたオタクが質問を考えあぐねて唸っている、木の枝を持って。

は?

ハリーポッターのコラボ商品だと思った、杖型のペンだと。でも木の枝だった、等身大かつ全力で木の枝だった。

ペン貸しますよ、と僕。
いつも彼は何かしら小ネタを仕込んで笑わせてくるからたまらない。

ふざけているうちに用紙は集まり、ついに質問コーナーが始まる。

1.好きな子がアイドルなんですがどうしたらいいですか?

これはオタク永遠の課題とも言える。

僕としても「それな」としか発言のしようがなかった。

アイドルに片恋をするのは切ないからね。

萌葉が答えを考えている間、他のメンバーもあれこれ意見を飛ばす。

瀬奈「結婚すればいいじゃん」

言い切りおったこの娘。

それが出来なくて、なおかつ許されないからオタクとアイドルの関係は大変なんだなこれが。

萌葉「わたしだったら…その子のことを心の中でずっと考えて、会いにいきます」

萌葉「会いにいけば、いいと思います」

真理だ。

好きだからってどうしようもない。

もちろん人と時によるが、アイドルとは結ばれないのだから。

ならば会いに行くしかない、一方通行だとしても愛を届けるしかない。

僕が隣のオタクの着ているシャツをちら、と見ると背中に「在宅は死ね」と書かれていた。シチュエーションにハマり過ぎか。


2.理想のデートコースは?そして告白はしたい派?されたい派?

これは気になる。

いつかアイドルとデートする時に役に立つかもしれないからね(ない)。

萌葉「遊園地! ディズニーじゃない遊園地に行きたい、富士急とか。 絶叫系平気な人と一緒がいいな」

萌葉「そして告白は……されたい、です」

好きだよッッッッ!!!!

即座に叫んだが僕の恋は実らなかった。

他のメンバーも考える。


紗也加「遊園地いいね、楽しく遊べるならなんでも…カブトムシ捕りに行きたい!」

僕も少年のはしくれ、女の子と虫捕りとはたまらない。 

カブトムシは男子の永遠のロマンの象徴である。わかってるなぁ。


莉帆「食べるのが好きだから、沢山食べ歩きが出来るところ! 食べて帰ってご飯作る!」

スタミナ太郎いこう!!

即座に叫んだがまたアイドルとデート出来なかった。 世知が辛い。

なぜ人の誕生日に僕は次々と哀しみを背負っているのか。


ゆき「家にいるのが好きだから……お家で映画見たり、一緒にご飯作ったりしたいな」

こういうのを待っていた、それそれそれ。

お家デート最高ですよね、みなさまどう思われますか。

可愛い女の子とお家でまったりごろごろ……たまりませんな。


ゆうひ「朝からディズニーで遊んで、こっそりホテルとか取っておいてほしいな♪」

もしもし、明日の予約枠についてなのですが。

気が付いたらiPhoneが右耳に押し付けられていた。 番号は知らんから適当に。機械音声しか返ってこない。

そもそも口座に73円しか現金が入っていなかったためダンボールスィートにしかご案内出来なかった。


虹絵「わたしは、その人の思い出がある場所に一緒に行きたいです……そこであったことを聞きたいです。 告白は、自分からは絶対できないのでしてほしい、です」

俺と北海道へ行こう。

決死のプロポーズは失敗に終わった。

なんとしてもこの素敵な娘を故郷へ連れ帰り思い出を語り聞かせたかったのだが…。

母校へきてもらうかと思ったが、冷静に考えると僕の小中学校は全面建て替えにより跡形もなく、高校にはあまりのイケてなさに思い出がないため土台無理な話であった。

1日で何回失恋したのだろう、砕け過ぎて当たるカラダが先になくなった。


3.好きな男性のタイプは?

来ました、王道にして頂点。

これとスリーサイズを聞かずして帰るのはオタクでもオトコでもない。

萌葉「優しいひと!」

おおあっ!!?

オタク全員が「俺じゃん」とガッツポーズをキメていた。

萌葉「あとは…二重まぶたの人が好きかな」

オタク若干名の悲鳴がこだました。僕もがっくりと肩を落とし項垂れていた。


紗也加「わたしは顔よりまず性格です!」

そうそう、これがオタク全てを救済する回答だよね、さすがよくわかってる。

「紗也加面食いじゃね?」とメンバーの誰かが呟いていたことはナイショだ。

虹絵「わたしは男らしい人が好きかな、言葉遣いとかも……」

わかるぜ! そうなのぜ!

僕の「男らしい言葉遣い」が如何に安直かつ日陰育ちなのかがわかっていただけただろうか。

隣のオタクはキャップを逆さに被りポケモンゲットだぜ!と宣っていた。あんたも感性一緒か。

ゆき「わたしは逆に中性的な方が好き」
莉帆「わかる、なにも出来ないくらいの人が好きかも…頼ってほしいし、してあげたい」

拝啓母上さま、あなたの息子はついにヒモの結ぶ先を見付けました。

莉帆の扶養に入りたい旨を伝えたが叶わなかった。え、僕ひとりじゃ何にもできないよ??? ダメかな???

ちなみに莉帆の意見はメンバーからは理解が得られていなかった。

はからずして喋りすぎた莉帆は真っ赤になって恥ずかしがっていた。青森出身の娘っ子は皆リンゴになれるスキルがあるのだろうか。


瀬奈「せなたんはね~、わたしの言うことなんでも聞いてくれる人がいい」

なるほどね。女の子は誰でも生れながらにしてお姫様なのだ。

僕は彼女の甘い声色から放たれる言葉のエッヂの鋭角ぶりとギャップがたまらなく好きだ。

この日ほど自分の力の無さ悔やんだ日もあるまい、何せ73円しか持っていない。


4.好きな季節はどれですか?

いいね、僕は天気の話とイケてない話だったらいくらでも出来るゾ。

この質問もそれぞれ個性が出る。


萌葉「春と秋が好き。 春は暖かくなって厚着しなくて済むから着こなしの幅が広がるし、秋は秋らしいワインレッドとか、挿し色が使えるから」

さすがBABY☆STARのファッションリーダー、しっかりと自分の個性と質問を絡めた回答だ。

僕は冬以外が全部好きです。どうでも良過ぎて誰も聞いてなかった。


紗也加「夏! カブトムシも捕れるし、海も行ける…そうそう今年は海に行けなくて~~」

カブトムシ大好きか。

紗也加とは近々、是非甲虫王者ムシキングについてアツく語りたい。


莉帆「雪国出身だがらぁ、冬が好きだぁ」

莉帆がふざけて訛りを入れ始めたら要注意である、ギャップにより心が奪われてしまう可能性がある。

莉帆「雪がすき、あと寒い中で毛布にくるまったりするのも」

雪がすき、と聞いて隣の瀬戸ゆきが嬉しそうにしていたところに萌えが過ぎて莉帆の話は全然聞いていなかった。

ゆき「わかるよ、こたつでアイス食べたりするのもいいよね」
莉帆「え、こたつはミカンでしょ」

いやアイスだろ。

夏はクーラーキムチ鍋、冬はこたつアイス、これ真理なり。

果てしなく不毛な記述をしたことをお詫び申し上げます。


やんややんやと盛り上がった質問コーナーが終わると、突然店内が暗転。

店内に聞きなれたメロディが響く。

お誕生日の歌だ。

驚く萌葉の背後から、ケーキを持ったゆうひが忍び寄る……。

ハッピ バースデイ ディア 萌葉~~♪


僕は、この時の萌葉の表情を見詰める時間が、ひどくゆっくりと流れている錯覚に陥った。

驚きから喜びへと感情が移り変わる刹那、人は本当にしあわせそうな顔をする。

萌葉のそれを見られただけで、このイベントには意味があった。

「萌葉が18歳の誕生日が1番楽しかったと思ってもらえるような日にしよう」

僕の友人ジョン・スミスはそう言った。他のファン達も同じ気持ちだろう。

そんな想いが寄り集まって生まれた時間だからこそ、萌葉は最高の笑顔を見せてくれた。

僕は彼女の生誕祭に参加できたことを、心から喜ばしく思う。


萌葉が吹き消したろうそくの煙が立ち登り、消えた。

同時に、大きな、大きな拍手が当日の主役への祝辞として贈られた。


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そして、花束とファンやメンバーからのメッセージカードを綴じたアルバムも贈られ、プレゼントタイムは終了。


次は萌葉のソロパフォーマンスの時間です。

そんなアナウンスが入った。

よし、歌舞伎町の女王 弾き語りとかやってくれないかなとワクワクしていると控え室から萌葉が現れる。


ポンポン!!?!?

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僕が現実に追い付けていないうちに曲は流れ、萌葉がひとり愛くるしい笑顔を浮かべてチアチアし始めた。

萌葉は部活動でバトン部をやっていたらしく、その際に練習したパフォーマンスなんだそうな。

溶ける……。

かわいいなんて陳腐な言葉では到底表しきれなかった。

可憐であると同時に、観衆からの視線を一身に受け止める凛とした強さもあるのだ。

いつもとは違う萌葉、今まで知らなかった萌葉の一面を目にし、さらに彼女への愛情は深まった。

こちらがお祝いする立場なのに、勿体無いくらいの良いものを見せてもらって言葉もない、光栄の極みであった。

ずっと見ていたかったと思わせるられるような萌葉のソロパフォーマンスは瞬く間に終了し、惜しみない賛辞が贈られた。

再び通常のカフェタイムが始まったが、メンバーもオタクもあったまっている、話は弾み、そこかしこで笑い声が上がった。

僕は時計を見て心底驚いた。

もう21時になる。

哀しきかな、楽しい時間は人の足よりずっと速く進んでしまう。

これからメンバーとチェキを撮る時間が設けられることになっていたが……。

ライブやるよ!!

待ってました。

もちろん曲目はBABY☆STAR初のオリジナル曲『IMPACT!』

盛り上がること請け合いの、たくさん遊びの盛り込まれた曲だ。

メンバーが店内に散開し、もうぶつかってしまうのではないかという距離で踊る踊る、なんて楽しいんだ。

一体感に溢れた手拍子やコールがさらに心を弾ませた。

見終わった頃には、何故か息が切れてしまっていた。いつも以上に気が昂ぶったのだろう。

ゆうひ「もう一曲やろう!」

ありがとうございます。

普段ヘラヘラしているのに、こういう時はシメるところシメちゃうの素敵。

他にもBABY☆STARといえば、という曲がある。サビでオタクが異様なリズムで蠢くあの曲だ。

『Brand New Days』

ライオンブレードと呼ばれる、腕を肩と水平に伸ばしたまま腰を落とし、肘から先を上下に揺らしながら上体を前後させる奇妙なオタク芸だ。

今回はメンバーもライオンブレードでピロピロピロピロと前後し大いに盛り上がった。こういうふざけたことをするのはとても楽しい。

めでたい席なら、なおさらだ。


計2曲を披露し、チェキの撮影も完了、ついに生誕祭の終わりが訪れてしまった。

名残り惜しい気持ちでいっぱいだったが、何事も終わりがあるからこそ美しい。

9月17日を特別にする為にも、ぐっと堪えて普通の世界へ戻らなければならないのだ。

メンバーが一列に並び、萌葉が胸中を語った。

萌葉「わたしにとって、18歳はなりたいようでなりたくない年齢でした」

萌葉「高校を卒業してしまうこともそうですし、大人として求められることも増えるからです」

萌葉「だけどこれからは、18歳としてのパフォーマンスを皆さんに見せられるように」

萌葉「ベビスタで上を目指して行くのでこれからも応援、よろしくお願いします」

よろこんで。

むしろ、そうさせてください。

萌葉の情熱は、しかと会場に居合わせた人間に伝わったはずだ。

さらなる成長を求め駆け抜ける決意を固めた彼女は、既に昨日までとは別人そのものだ。

人は変わろうと思った瞬間から変わる。

どうか萌葉から、目を離さないでいただきたい。

気が付いたら、また別人になってしまっているかもしれないから。

僕はアイドルの、少女の成長を見守るのがとても好きだ。 萌葉はその期待にいつも応えてくれる。応えるだけのがんばりを見せてくれる。

その答えが、平日の大雨の中行われたイベントにたくさんの人が集まるという事実がそれそのものだ。

たくさん会場で伝えたが、何度でも。

萌葉、お誕生日おめでとう。

1度しかない18歳の1年、そのスタートを応援したい。

萌葉ならきっともっと大きな舞台に立てる日がくる、僕は信じている。

 今はまだ小さな何かが芽生えただけかもしれないけど、長く大きな枝葉を広げていってくれることを切に願っております。

また来年もお祝いしたいって考えてるのは気が早すぎるかな?

でもそれくらい、僕にとって大切な存在になっていたということだ。

これからも萌葉を、BABY☆STARをもっと好きになって、もっと応援していきたいと思う。

そう思わせてくれるようなイベントを組んでくださった運営の方々、萌葉を想って動いてくれた生誕委員会のみなさん、本当にありがとうございました。


最後は、素敵な萌葉とメンバーの写真でお別れしましょう。

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萌え出ずる葉のように   終
僕は永井ゆうひが気まぐれパンデミックを卒業してから、ただ彼女を待ち続けた。

期間にして40日、たったそれだけの時間が果てしなく長く感じたものだ。

ゆうひはBABY☆STARという新規アイドルグループの一員として帰ってきた。

所属はグッドチョイスエンタテインメント。

Chu-ZにWenDee、アモレカリーナ等、楽曲においてもダンスを含めたパフォーマンスにおいても、その完成度に定評があるグループをいくつも生んだ事務所だ。

そんな事務所で作られた新規グループ、僕の期待は高まった。

そして僕は、その期待通りの、いやそれ以上の可能性と才能の原石達に出会うことになる。

期待の新星BABY☆STARが7人のメンバーの中から、今回は西萌葉をピックアップしようと思う。

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これはデビュー当初の彼女の写真だ。

どこか心をくすぐる笑顔がチャームポイントの高校3年生。


趣味はファッション研究とショッピング、BABY☆STARのファッションリーダーとして、Twitterブログで私服を披露する等精力的に活動している。

舞台衣装とはまた違う彼女の魅力とファッション性は是非一度ご覧いただきたい、心惹かれること請け合いである。

他にもK-POPが好きだ、とも公言しており、同じ趣味を持つ方ならばさらに彼女と接する時間の楽しみが増すだろう。


担当カラーは

あどけなさの中に、どこか妖艶な雰囲気を纏わせた彼女らしい色だ。

先ほどの写真や紹介を見て、彼女に関心を持った方はぜひ紫色のサイリウムをご持参の上ライブへお越し頂きたい。

自分を応援してくれる紫色のサイリウムを目にして顔を綻ばせる萌葉の表情は、あなたの鼓動を弾ませるだろう。


そして、プロフィールに欠かせないのが誕生日と年齢だ。

BABY☆STARのメンバー紹介で萌葉を初めに持ってきたのには意味がある。

なんと西萌葉、本日9/17が誕生日なのだ。

18歳となり1段大人の階段を昇った彼女に心から祝辞を贈りたい。

BABY☆STARがデビューしてから5カ月、最も目を見張る成長を遂げたのは西萌葉である、と僕は個人的に思う。

ライブを重ねる度に輝きを増す彼女は、見ている者を飽きさせない。


デビュー当初の、僕なりの彼女の印象を語るならば、萌葉は「普通の女の子」であった。

芸能界特有のスレがなかったり、アイドルとしてのキャラクターの演出が殆どなかったことから、素直で飾り気のない「等身大の少女」として眼に映った。

ただそれは、大きな勘違いだった。

萌葉は、この時から既に、その裡に大いなる可能性を秘めていたのだ。

思い返せば、あっという間だった。

公演中、推しを差し置いて萌葉に視線が奪われる時間が生まれるまでのことだ。

在り方に贅肉のない萌葉は、ライブを重ねる度に実直かつ急速に様々なものを吸収し、成長していった。

気が付けば萌葉は、笑顔一つで観衆の心を撃ち抜くような芸当ができるほどまで、自身の魅力を表に出せるようになっていたのだ。

そう、萌葉は世間一般の可愛らしさや美しさを3段飛ばしで駆け抜け、『アイドル』になったのだ。

ここで、最近の萌葉の姿を見て欲しい。

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先ほどのお見せしたデビュー当初の写真に比べ、メイクやヘアスタイリングの習熟度が劇的に上がったのはもちろんのこと、柔らかく自然になった表情や艶めいた眼差し……画面越しなのにも関わらず吸い込まれるような錯覚に陥るのだ。

僕はこれからも、彼女の喜ばしい変化と成長を見ていきたいと思う。

生まれたての小さな星に過ぎなかった彼女が、今この瞬間にも加速度的にその存在の大きさと輝きを増している。

この記事を読んでくれた方にも、西萌葉の魅力が少しでも伝わってくれたなら、これより嬉しいことはない。

しかし、アイドルの魅力は文字や写真などでは伝えきれないものだ。

この記事を目にし、少しでも萌葉やBABY☆STARに興味を持ったという人は、ぜひ一度ライブへ足を運んでいただきたい。

それぞれがそれぞれの輝きを放つBABY☆STAR、それを見たあなたの一番星が見つかることを願って今回はメンバー紹介の第一回目を結ばせていただこう。

そして、18歳となった萌葉の一年が今まで以上に輝かしいものになることを祈って。



BABY☆STARメンバー紹介① 終わり。
人の数だけある物語

ゆうひが戻ってくる。

新生のアイドルユニットで、帰ってくる。

「はは……」

もっと天井知らずに気持ちが昂ぶるかと思いきや、存外乾いた笑いが出た。

卒業した時と同じで、また戻ってくる実感も少々遅れてやって来ていたのだ。

拳は爪が掌に食い込まんほど握り込んでいた。

またゆうひに会えるんだ。

さらに調べてみると、BABY☆STARとしてのお披露目ライブの前に「原宿ミルクホール」というカフェにスタッフとして出勤することが決まっていた。

待てよ待てよ、つまりゆうひが僕にアイスコーヒーを運んで来てくれてそのままお喋りできるのか……?

なんだこの神イベは。

ソワソワしてきた、話したいことなんていっっっぱいあるんだ。

そして何より、またゆうひの笑顔が見たい、それだけでいい。


少し逸れるが、ガチ恋、という言葉がある。

アイドルに本気で惚れてしまう状態のことだ。

こう書いてしまうと僕はまさにそれのように思えるが、おそらくそんなことはない。

今まで誰かを好きになっても、こんな気持ちになったことはなかったからだ。

この精神状況は相手がアイドルだからこそ抱くものだと思う。

アイドルは、常識の範囲内であれば、どれだけ愛そうが、盲目的に信じようが誰も咎めることはない。

人は誰かに愛されたいと思うものだが、同じだけ愛するということにも飢えている。

その行き場のない感情を、アイドルは文句ひとつ言わずに受け取ってくれる。

一方的に愛するということを、させてくれる。

僕も多分に漏れず、愛することを求めている人間のひとりだ。

イケてない人生を歩んできたから、相手がいなかった。

だから、彼女らに偶像という言葉があてられたのも、僕が彼女らに出会ったのも必然とも言える。

僕にとっては、ゆうひがアイドルそのものだ。

彼女が表情を変える度に、僕の心も揺れ動く。

彼女が歩けば、僕の視線も吸い寄せられる。

彼女がそこにいるだけで、満たされるものがある。

また、他では得られない多幸感を一身に浴びることができるようになった。

僕はゆうひミルクホールの日を待った。


時を早めて5月、既にゆうひに再会し、BABY☆STARとしてのライブ活動も始まった頃、気まぐれパンデミックは解散ライブを行なった。※BABY☆STARのお披露目は4月

すっかりBABY☆STARの方ばかりへ足を運んでいた僕だったが、この時ばかりは都々華のもとへ向かった。

都々華ともひと月以上会っていなかったことになる。

解散ライブということもあって、Kさん以外にも昔の仲間が幾人かいた。

都々華の最後のライブ、今までの活動を労うと共に、これからの飛躍を願って盛大に盛り上げる意気込みだ。

僕らは白の、都々華色のサイリウムを携えて時を待った。

そして、幕が上がる。


久しぶりにステージに立つ都々華を見た。

相変わらず口下手で不器用で、MCもたどたどしい。

だけど、前よりずっと強い眼をしていた。

たったひとりのアイドル活動。

たくさんの不安や恐怖を感じてきただろう。

だけど、それをおくびにも出さないで、紡ぐのは歌にのせた言葉だけ。

僕があっちこっちへ気持ちが揺らいでいる間、都々華はずっと頑張り続けていた。

それを見ていなかったこと、見ようとしなかったことが、自分で許しがたかった。

ならばせめて、この日を目と記憶に焼き付けよう、そう思った。

慣れ親しんだ曲、僕が初めて生で聴いたアイドルソング。

それがもう、二度とステージで歌われることはない、その時が来てしまった。

僕らはもう、気まぐれパンデミックのもとに集まることは出来ない。

僕がドルオタになったきっかけの、僕の居場所が、目の前で永遠になくなろうとしている。

不思議と、それを受け入れる気持ちは整っていた。

都々華は頼りない印象を受けるけど、負けん気の強い子で、アイドルであることに貪欲だ。

彼女なら、また新しい場所で夢に向かって駆け出すことができる、ここで翼を折る子ではない、それがわかっていたから。

むしろ彼女が、これからどこまで行けるのか、楽しみな気持ちもあった。

僕はこれからもBABY☆STARのオタクで居続けるだろうから、都々華の側にいてそれ見守っていくことは出来ない。

だからせめて、最後にドンと背中を押したかった。

今までの感謝の気持ちを伝えたかった。

それを僕らは声に変えて、何度でも都々華の名を呼ぶ。

あれ、Kさん、泣いてるの?

あんたが泣いたら誰も泣けないじゃんか。

じゃあいいや、僕は笑ってやる、最後のライブ、楽しかったって胸を張って言ってやる。

僕はこの日この時より鮮やかに輝く白いサイリウムを見たことがなかった。

滲んだ視界の中で、光の軌道がぼやけて乱反射する。

都々華、楽しいか。

僕たちと出会えて、よかったと思ってくれるか。

僕は楽しいし、よかったよ。

これからもずっと、気まぐれパンデミックが大好きだ、忘れないよ。

僕をオタクになりたいと思わせてくれて、本当にありがとう。

これからも、自分の夢の為に、走り続ける君でいてほしい。

直接会うことはなくても、どこかで頑張っている都々華を思うと、勇気が湧いてくるから。

他にもたくさん書きたいことはあるけれど、全てを込めて、ありがとう。

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……対バンでの解散ライブは、あっという間に終わりを告げた。

本当に終わった。

僕がMIXを覚えた曲。

僕が初めてコールを入れた曲。

僕が初めて仲間と沸いた曲。

そして、僕が初めて見たアイドルグループ。

その全てが、記憶と映像の中でのみ存在するものになった。

だけど、確かにそれらはあった。

僕たちが忘れない限り、その事実は消えない。

いつまでも胸にしまっておきたい大切な思い出として、心に生き続ける。

そんな貴重な時間を過ごせたことを、僕は幸せに思う。



二度と同じ間違いはしない。

心に決めた推しを、見守り続ける。

たくさん後悔して、やっとこんなシンプルな答えにたどり着いた。

回り道を何度もして、誰かに助けられて、原点に戻ることができた。

僕は永井ゆうひに出会った。

彼女が僕のドルオタである理由。

僕のオタクになるために、必要な存在。

ミルクホールのドアに手を掛けた時の僕は、まさか気まぐれパンデミックが近いうちに解散するとは思ってもいない。

だからそれまでは、ただゆうひとの再会を喜ぶ僕でいい。

それから起こるたくさんの出来事を受け止めてどうなっていくのか、今の僕は知っているのだから。

永井ゆうひ、瀬戸ゆき、笹木都々華は、それぞれの道を歩き始めた。

ピリオドの後は、新しい物語をはじめることもできる。

これから先は、僕がBABY☆STARのオタクとして生まれ変わっていく物語。

難しいやり取りはいらない、何も飾る必要もない。

僕は40日ぶりに会ったゆうひに、以前と変わらない笑顔を向けてくれた彼女に、あらゆる感情を込めたひとことだけを伝えて、また新たな一歩を踏み出した。




「おかえり、ゆうひ」




続く。
星を捜して


「俺はジョン・スミス、よろしく」

あ、こいつ多分アニオタだ。

※ジョン・スミス… 小説・アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に主人公が、咄嗟に身元を隠すためこの偽名を名乗るシーンがある。

先輩方が卒業ライブ準備の無理がたたってダウンしていたため暇を持て余していた僕は、彼と談笑することにした。

「ジョンくん気まパンが主現場?」
「主現場は矢沢永吉です」

ギャップよ。

本人曰く、矢沢永吉で男の渋さを学び、ZARDで女の複雑な感情を学んだらしい。

僕のひとつ歳下のくせに激渋である。

気まパンへ流れてきた切っ掛けとしては、メンバーの笹木都々華が前グループからこちらへ移ってきたためらしい。

僕も彼も、ちょくちょく気まパンのライブへは足を運んでいたはずなのに、この日に初めて顔合わせした。

僕らが憂うところとしては、これから1人で気まぐれパンデミックとして活動を続ける都々華のことだ。

推しのいなくなったグループに、僕は通い続けることが出来るだろうか。

それについては何度も考えた。

だけど、仲間がいれば、絶対楽しいはずだ。

イチ推しじゃなかったとしても、全てのメンバーに感謝していたし、愛着もあった。

僕は新生気まぐれパンデミックの活動再開を期待しつつ、永井優美妃と瀬戸ゆきの卒業後の進路の報告を待つことにした。


ついに夜は明け、オタク達は死屍累々、重い体を引きずって帰路に着いた。

思い出すのは卒業ライブの両名のスピーチ。

優美妃は待っててほしいと言った。

ゆきはまた自分を見付けてほしいと言った。

いつまでも待つし、見付けにいくさ。

僕が初めて見て、好きになったアイドルは後にも先にも君たちしかいないんだから。

それは他のオタクたちも一緒で、特にせっきーは、何かを心に誓った面構えをしていた。

オタクはアイドルの友達でも、保護者でも雇い主でもない。

オタクは、視聴者、消費者に過ぎない。

それが、歯痒かった。

ただ待つことしか、この感情をひとり抱き続けることしかできない。

戻ってくるなら、早く頼むよ優美妃。

心に穴が空いたみたいで、どうにかなっちゃいそうなんだ。


やがて、気まぐれパンデミックの活動が再開されるという報せが届いた。

もちろん僕は、これからの都々華を応援したい気持ちで会場へ向かった。

会場へ踏み入ったとき、涙をこらえるので、精一杯だった。

みんなが、オタクが、いない。

2ヶ月とは言え、濃密でかけがえのない時を共にした仲間がいない。

まるでそれが夢や幻だったみたいに、立ち消えてしまっていた。

数少ない観客の中に、Kさんが佇んでいる。

彼は、彼だけはいてくれた。

そこに笹木都々華がいる限り、彼もまたそこに現れる。

そう思わせてくれるような安心感と、それを支える愛情と行動力が彼にはあった。

僕に「アイドルを推すこと」の大部分を教えてくれたのは、他でもない彼である。

これからは、僕らで気まパンを支えようじゃありませんか。

そして、ライブが始まる。


響かない。

僕らの声が、会場の闇に飲み込まれる。

力一杯叫んだ。

だけど、僕のいる場所から舞台までが、途方もなく遠く感じた。

みんなでいた時は、あんなにも近かったのに。

僕は初めて、アイドルのライブへ行って辛さを感じるようになった。

兵どもが夢の跡を目にする度、二度と戻らないあの日の光景を求めてしまう。

まだ終わっていないのに、アイドルは、都々華はこれからも頑張ると言っているのに、僕の中で何かが変わってしまった。

それから、僕の足はどんどん気まぐれパンデミックから遠のいていった。


僕は今でも自分を恥じてる。

その程度で変わってしまうような想いしか持てなかったことを。

涙をこらえて舞台に立ち続けた彼女から、オタクである自分が逃げてしまったことを。

ライブは自分が楽しむために行くものだし、お客である以上行こうが行くまいが自由だ。

だけど僕は、少し他人に感情を預け過ぎることがある。

都々華の、不安に押しつぶされそうな心を押し隠した笑顔が、未だに僕の心に鈍痛を与えるのだ。

まだ当時の僕は、オタクとしても人間としても、未熟すぎた。

Kさんも、心中は僕と似通っていたと思う。

だが彼はひとり、現場へ通い続けた。

彼の背中はいつでも大きかった。

推し通す覚悟が滲み出ていた。

彼と同じ現場には通わなくなった今でも、僕のオタクとしての目標は彼で、勇気を与えてくれる存在だ。


僕が揺らいでいた最中、報せが舞い込んできた。

永井ゆうひ、BABY☆STARにて活動決定。

この報せが来た時点では、おそらくひと月程しか最後のライブから空いていなかった。

だけど、そのひと月がもしかしたらふた月み月……何年。そんな可能性もあっただけに、1日1日が重かった。

僕は悠久の時を待った気さえした。

また、ゆうひがアイドルとして戻ってくる。

その実感だけで、僕は何にでもなれる気がした。

またゆうひに会える。

僕がドルオタである理由。

それはゆうひが、アイドルだからだ。

そこにゆうひが、いてくれるからだ。


続く。