嵐のような自宅介護の日々が終わって
我武者羅に本を読んでいます。
心が遠くへ行きたい時
それも凄く遠くへ行きたい時の症状。
何冊目かに苦手な恋愛小説を選んだのは
今の私から最も遠い対岸もしくは地球の裏側
宇宙よりも遠い世界だから。
大抵途中でギブアップしてしまう恋愛小説。
どんどん冷静になって、つっこんでどんびいて
なぜなのか気持ちがついていかなくなる。
だからこそ今、読もうではないか!
ならば地元の大先輩・岸惠子さんの作品をと
話題の「わりなき恋」を手に取りました。
女性が69歳、男性が58歳で出会い
震災も含め足かけ7年間の恋の物語でした。
舞台になっている横浜のシーンは思い浮かぶ場所があり
九鬼さんという男性と同じタイプの方にも
かつてお目にかかったこともあり
あっという間に読み終わってしまいました。
そして思ったのは
「こんなことは私の人生には起きない」ということ。
未熟を確認したばかりだから確信。加えて私の行く道と
その先の未知なる理論が透けて見えました。
同時にお仕事で先輩に「40、50代はヒヨッコ」と
言われたことも思い出してしまいました。
うん。仰る通りです。ピヨ。
