artist: Jazzy Jeff
type: mixCD(HIPHOP)
album:HIP HOP FOREVER 2
label: BBE
release: 2004
いや、参りました。選曲良し、スクラッチ馬鹿(アホ)うまい!、うまいというよりもセンスだろうな。一曲単体で聞くとすぐに聞き飽きてしまいがちなのがHIP HOP、しかしJazzy Jeffのセンスにより未完成の状態の曲たちが完成の状態まで高められている。56分という時間の中に使われているのは23曲。何がすごいってその曲のほとんどに胸躍るスクラッチに加え、鬼の2枚使い(HIPHOP-DJ特有の技)が施されている、これらの技術により程よい緊張感となじみ深いビートの中あっという間の一時間。主に選曲している曲はHIP HOPが最盛期の頃の曲ばかり。このJazzy JeffのmixCD一枚で僕はHIPHOPというものを理解する事ができました。でもこの時代にこの作品を出すという事はさらばHIP HOP!って言っているんでしょうかね?
artist: compilation
type:spiritual jazz
album: AFRICAN SPIRITS " A SPIRITUAL JAZZ JOURNEY LOOKING BACK TO AFRICA"
label: soul brother records(in England)
release: 2004
この”スピリチュアル”という言葉の意味を私はどう訳して良いのかよくわからない,。ただ単に国語力に乏しいのかもしれませんが、それもまた事実なり。辞書で調べる限りでは精神的な、神聖な、宗教上のなどと書かれてあり、これまた奇なり。確かにspiritual jazzには深いものを感じます、しかしそう身を構えて聴く音楽でもないような気がします、実際には遊び心の多い曲もあるわけで全部が全部なんとも形容詞しがたい曲ではないのです。今回紹介する この作品は結構黒人向けに作られてあるんじゃないかと疑う反面、我々リスナーをニヤリとさせてくる面も兼ねている。JILL SCOTT(R&Bsinger)の”slowly Surely"の元ネタも入ってます。あのなんとも切ないメロディはMoe Koffmanの”Days Gone By”からサンプルしており、オリジナル(Days Gone By)は半端無くかっこいい(鬼泣きメロ)です。最後の曲のChildren(Nation/African Liberation Arts Ensemble)、11分23秒と長い曲ですが圧巻の一言(こっちは泣きメロじゃないです)。紹介しているうちに盛り上がってきたので、この辺で切り上げます。それではSPIRITUALの旅へ行ってきます。
僕自身、音楽に暴力性などを求めていなかったせいかHIPHOPというものにあまり興味が持てなかった。しかしそれは僕が実質的なHIPHOPを知らなかっただけで彼ら(HIP HOP ARTISTS)の中にはおもしろい連中もたくさん存在しました。そんな中でも印象深かったアーティスト達を新旧問わず紹介していきたいと思います。

artist : A Tribe Called Quest
type : jazzy hip hop/rap
album: Beats, Rhymes And Life
label: jive records
release date:1996
HIP HOPの代名詞にもなっている人たちです。心地よいメロウなjazzネタビートに冴えるQ-tip(MC)のラップ、このQ-tipの声が楽器の一つと言っても過言では無いくらいに聞いていて心地よい。やっぱNew York生まれのHIP HOPは洒落てんな。

artist: Crown City Rockers
type: jazzy hip hop/rap
album: earthtones label:Basement (Revolver)
release date: 2004
もともとMISSION(こちらもオススメ)というバンド名だったんですが二人いるMCのうちの一人(モー ポープ)が抜け新しいバンドとして生まれ変わったのがこの”Crown City Rockers”。極上のメロウHIPHOPとでもいいましょうか。メンバーもHIP HOPシーンには珍しく、黒人、アジア人、それに白人というなんとも面白い編成で彼らには爽快感という言葉が一番似合うそんな心地よいHIPHOPを提供してくれます。早くも2004年度ベストヒップホップはこのアルバムに決まりそうな勢いですね(個人的に)。

続きは次の機会(気が向いた時にでもまた紹介します)。
artist : DJ MAESTRO
type : jazz (soul,funk,some nu skool shit!)
album : BLUE NOTE TRIP "goin' up&gettin' down"

jazzバーにして大御所jazzレーベルでもある”Blue Note"。1939年からスタートし、一体どれだけの大物アーティストがここから生まれたのか。 Miles Davis, John Coltrene,を筆頭に、Herbie Hancock,Horace Silver,Donald Byrd,Bobby Humphry、、etc。ざっと思い浮かべるだけでもキリが無いほど数多くのアーティストが一度は所属していたレーベル。jazzにおける良き時代を築き上げたそんなレーベルの一つ。そこからの最新作”BlUE NOTE TRIP "第三弾Goin' up&Gettin' down(mixed by MAESTRO)。内容は主に70年代のJazz Funk,Soul Jazzを中心にミックス、かなりいい感じに仕上がってます。ダンス(クラブ)ミュージック好きの人はこのミックスCDから現代のクラブミュージックに精通する何かを感じ取れると思います。個人的にかなりこの作品の評価は高かいです。
数少なき我が読者の皆様お久しぶりでございます。今日は私が思うアートの概念について少しお話させて頂きます。俺みたいな素人に限ってこういうことを語りたがります。でも時に爆発する”アート”とは一体なんなんでしょう?思うにアートとはどれだけ作者と共感できるか、後は各々の趣向で異なるものでしょう。好き嫌いで意見が分かれても別にいいと思います。作者の中にも自分を表現する為、もしくは伝えたいメッセージがある、など様々な思い入れがあって作品が生まれてくるものだと思います。でも実際は作者にしろ、五感に取り入れる立場の我々にしろ自分を高める為に”アート”と触れ合うのだと思います。
はじめまして、そしてはじめます。 気まぐれにモノ(音、映画、アート)を紹介していきたいと思います。
Type : latin
Artist :Elis Regina
Album :Os Sonhos Mais Lindos (the prettiest dreams)
陽気さが可愛らしくもあり時に切なく、いろんな声の表情の持ち主でもある Elis Regina。ボサノバに興味がある方には是非おすすめの一枚です。
彼女の歌う"How Insensitive"泣きのメロディが彼女の歌声とよくマッチしていてグッときます。全体的に聞きやすく落ち着いた雰囲気。 トロピカルなお酒と"Os Sonhos Mais Lindos"一枚で夕食時間を存分に楽しめます。