早朝というのでしょうか、今朝は三時半に起きて浦東国際空港に向かいました。
上海最後の日、宴は終わりました。
14ヶ月、火星かどこかの惑星で暮らしていた気分です。
予期せぬ事に怒ったり、笑ったり泣いたりした歳月はあっという間に過ぎました。
夫は言います。
「真実なんて何ひとつない。」
彼は日本人独りの職場で孤軍奮闘してきたのでしょう。
私は我が子を見守る気持ちで毎日、送り出してきました。
それでも部下や上司、同僚を夕食に招待したり手作りのお菓子やチョコレートを持たせて少しずつ存在感を残すことが出来たと思います。
まさか中国に来るとは全く想像もしなかったことです。
さらに中国語を勉強して、一年あまりで日常会話で困らない程度になるとは自分でも少し驚いています。
言葉という鎖から解放されるまで、まだまだ長い道のりですが、それが必ずしも不可能ではないということが分かった一年でもありました。