ミミズクと夜の王

 ミミズクは盗賊の村に奴隷として住んでいました。主な仕事は盗賊が殺してきた人の腹を捌き臓器を引きずり出すことです。腐敗し虫のたかる死体をみてミミズクは「綺麗に死にたい」と考えます。そんな時村が襲われミミズクは逃げ出します。この本は、自分を食べてほしいと願う奴隷の少女・ミミズクが、魔物が巣くう森で“夜の王”と呼ばれ恐れられる美しい魔物と出会い、お互いに成長していく物語です。
 明るくとも心に何も持たなかったミミズクが、魔物たちの優しさに触れてだんだんと夜の王のために何かをしてあげたいと変化していき、拒絶していた夜の王もミミズクの純粋な気持ちや行動からだんだんと心を許していき、ミミズクに入れ墨を入れるシーンにとても感動しました。
 また、死にたいと願い、魔物の森に入り込んだミミズクと気持ちを考えると切なくなりました。奴隷として働き続け逃げることすら考えられず何が不幸かということすら理解できない状態でも傷つくことはあったと思います。汚いものばかりをみてきたミミズクが夜の王を追いかけ続けたのは「食べられたい」というだけではなくて、美しいものに触れたいという思いもあったのではないかと感じました。
 夜の王がミミズクに心を許し始めたとき、レッドアークという魔法の国が「少女が魔物に捕まっている」という情報を聞き魔物討伐のために森にやってきます。夜の王はミミズクの記憶を消し、抵抗なくつかまります。自分を獣と称していたミミズクですが、自分と一緒に魔物の森でクラスことではなく人間の国で生きることが幸せだと考えたのだと思います。レッドアークの人々は優しく、ミミズクも人間として幸せな生活を送ることができてしました。しかし、ミミズクは記憶を取り戻します。奴隷であったことも森で夜の王や魔物たちの優しさ触れたことも。幸せな生活を捨て大切にしてもらったことに心から感謝しているが、それでも会いたい人が居て帰りたい場所がある、それはとても素晴らしく羨ましいことだと思います。
 幸せの定義なんて自分で決めるものだということや帰る場所も他人に決められるものではないということ、そういった当たり前なのに忘れていたことを思い出させてくれる本です。
 


私は魔物もレッドアークの人々もそれぞれに思いがあり、愛があり、悪役がいないのもこの本の素敵なところだと思いました。
  


読書感想文なう(΄◉◞౪◟◉`)



学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD


グロいw
初っ端から「うおっ」てなるわww


ていうかまもの出番は一話のみ?



今期一番すきかもしれないぞ。