トリキュラーは日本で最もポピュラー低用量ピルの一つで、21錠分の錠剤でできているトリキュラー21と7錠分のプラシーボ剤を含んだ28錠の錠剤からなるトリキュラー28があります。
トリキュラーは三相性のピルであるため21錠すべてのピルに同じ配合率のホルモンが入っているわけではなく、服用する時期によってホルモン量が異なるので飲み間違いができないとされています。
ただ、それまでのピルと違い体への負担が少ないので、副作用が出る心配もあまり気にすることなく摂取できるのが特徴です。
トリキュラーをはじめとする低用量ピルを服用することで得られる効果としては、避妊効果ですがそれ以外にも様々な効果が期待できるとされています。
トリキュラーを服用することで体内のホルモンバランスが安定する作用があるため、ホルモンバランスが崩れることによって起こるとされるpmsや重い生理痛、子宮内膜症や更年期障害の緩和などにも有効だとされています。
その他にも、体内の女性ホルモンが増えるためにバストアップ効果が期待できたり皮脂分泌を抑制する作用もあるのでニキビができにくくなるなど美容効果も期待できます。
また、子宮を休ませることと排卵を止める作用があるため結果的に排卵することでの卵巣の損傷を防ぐ効果があるため、子宮体がんや卵巣がんの発生リスクを軽減するとされています。
このように、トリキュラーには避妊効果以外にも女性特有の体の不調や美容効果にも有効だとされています。
しかし、トリキュラーはあくまで薬ですのでバストアップのためだけに服用するのはあまり好ましいことだとは言えません。
生理不順や月経過多、月経困難症など、ホルモンバランスが安定していないことで慢性的に体調不良を起こしている場合には、一度ピルの服用を考えてみてもいいのではないでしょうか。