今から48年位前のドラマ「岸辺のアルバム」
今、ネット配信で観ている。
昔のドラマって見直してみても親子関係がピンとこなかったり昔と言う感じが否めなくてリアルタイムで観ていた時より面白くない作品が多い。
でも「岸辺のアルバム」は違った。
勿論、家族の中でお父さんがヤケに威張ってたり、今ならそれはアウトでしょ?みたいなシーンも多いのだけど全体的に凄く深い感じがして文学作品のような気がする。
家族に翻弄される高校生役の国広富之さん。
正直いって演技が上手なわけではないんだけど、主人公の必死さみたいなのが伝わってくる。
ワタシがこの作品を凄いと思ったのは自分の年齢もあるのかな?
高校生ではストーリーだけを観ていて登場人物の気持ちは殆ど解らなかった。
でも今は、この家族のひとりひとりの気持ちが解る気がする。
きっと若い頃読んだ小説なんかも読み返したらきっと違う印象になるんだと思う。
年齢を重ねるのも悪い事ではないと思いながら少しずつ観ている。
昔の俳優さんの重みも凄い。
一度、昔のドラマや本を見直してみるのもどうでしょう?お薦めします。