アメーバピグには色々な人がいた。
ゲームをメインで遊ぶ人、
コーデをメインで遊ぶ人、
お喋りメインで遊ぶ人、
出会いを求めて彷徨う人、など。
出会いの求め方も様々だった。
行為だけを求める人もいたし、
恋愛を求める人もいた。
いきなり会ってしまう人もいれば
親しくなってから付き合う人もいた。
その中でも異質に感じたのが
ピグカレ(彼氏)、ピグカノ(彼女)だ。
ピグカレになってくれと
初めて告白された時は
なんじゃそりゃと思った(笑)
アバター同士で、
ちゅっちゅしたり、抱き合ったり、
愛を語り合ったり。
人によっては、
部屋でピグの服を脱がせて
いちゃつく人もいたらしい。
家に鍵をかけれたので、
その姿を見たことはないけど。
ピグカレになってと言って来た人は、
旦那の束縛がきつかった。
家からもなかなか
自由に出れないらしい。
会えないけれど、恋愛をしたかった。
外に癒やしを求めていた。
バーチャルな世界でも、
ドキドキは出来る事は分かっていた。
ピグはPCの画面上で自由に動かせるから
自分の分身のように感じてくるものだ。
・
・
・
いや、でも、
好きになったら逢いたくなるでしょ!
いや、ないわ!と思った。
そのピグの子は振ったのだった。
その時、リアルのない恋愛なんて
考えられなかった。
今は、バーチャルだけの恋愛も
ありかもしれないと思っている。
家に縛られている意識が
強くなったからかもしれない。
割と自由に趣味は楽しんでいるが(笑)
あの時、振ってしまった彼女の気落ちが
少しわかった気がしている。
