中継ぎでの勝ち星稼ぎは卑怯？

落合監督が現役の頃にこんなことを言っていた。
古田と厘差での熾烈な首位打者争いを繰り広げていた
シーズン終盤のヤクルト戦で、なんと5打席連続四球。
そのことを記者から聞かれると、

「覚悟はしていた。こういうことされるのが嫌なら、
自分が圧倒的な成績を残せば良いだけの話。
俺が4割打たないのが悪い。」

また著書の中ではこんなことも書いている。

「タイトルは最も高い実力を持った者が獲るのではない。
その年に一番多く数字を積み上げた者の頭上に輝くのである。」

何が言いたいかというと、最多勝争ってる投手が中継ぎで勝ち星稼ごうが、
打撃タイトルを狙ってる選手を何打席敬遠しようが、
卑怯でもなんでもないということ。
個人タイトルは自分の数字が全て。
タイトルが欲しけりゃ、他の選手がどんなやり方で数字を稼ごうと
自分がそれを上回れば良い。