子供の頃、祖父母の家で過ごしていたときのことを、今でも鮮明に覚えています。


花好きだった祖母は、庭いじりを
特に好んでいたように思います。

春に一斉に芽吹いてくる
木々の枝葉や、土から顔を出す
秋に植えた沢山の秋植え球根たち
チューリップ赤チューリップ黄チューリップオレンジチューリップピンクチューリップ紫


今思えば、それらはきちんと計画、計算され
植えられていました。

私が子供の頃は、そんな祖母の庭の計画なんて
知る由もなく、
自然と土の中からどんどん出てくる不思議な植物たちだと
当時その頃4歳か、5歳くらいの私は
感じていました。

長い冬が終わったら、
春というのは、突然、庭が姿を変え、
魔法のように次から次へと、植物たちが動き出し、花たちが増えていき、
一気に色鮮やかになる、魔法の季節なのだと。

なんて綺麗で美しいのだろうと。

だから、祖母の家に行く前日などは、

明日は何のお花が咲いていて、そのお花はどんな香りがして、綺麗な蝶々も飛んで来るかなどと
胸をときめかせ、なんだかワクワクし過ぎて、テンションが上がり、寝つきが悪くなるという、

自分でも、どうしてそうなってしまうのかさえもわからない、
そうして、いつまでも眠らないでいると、
母に、早く寝なさいと、
よく怒られていたのでした。

だって、とっても楽しみにしていたんですから。

続く