別荘や瀟洒なカフェ、温泉宿などが並ぶ人気の避暑地、那須は、栃木県北東部に位置し。那須岳山麓には緩やかな丘陵や高原が広がります。町の大部分を占める那須野ヶ原は茶臼岳(那須岳)を水源とする那珂川と白倉山付近を水源とする箒川に挟まれた約4万haの日本最大級の扇状地です。昔、源頼朝も巻狩りを行った広大な原野を訪れた江戸時代中期の俳人・山崎北華は、その印象を“手に掬う水もなし”と紀行文に記していることからも、水に乏しい地でした。転機が訪れたのは明治時代初期。明治新政府の殖産興業政策を受け、華族や中央官僚たちが農地開拓を始め、別荘を構えたのです。
那須岳を借景に広がる約11haの観光牧場が「南ヶ丘牧場」です。
戦後、35戸の入植者とともにこの地で昭和23年(1948)から開拓を進めたのが、南ヶ丘牧場創業者の故岡部勇雄・ナツ夫妻でした。
小柄で乳量が少ないため日本での飼育数は200頭余りで、そのうちの約70頭を飼育している「ガーンジィ牛」という乳牛が見られます。またこの牛のミルクは黄味がかった色をしていて「ゴールデンミルク」と呼ばれ、乳成分が高く、コクがありながらクセも少なく、ミルクをはじめ、アイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品は美味いです。TV番組「もしもツアーズ」でとりあげていました。
豊かな自然に恵まれた那須高原には、厳選された小麦や水、地元食材、焼き方など、こだわりをもつ実力派ベーカリーが数多く点在する激戦区です。なかでも「ペニーレイン」は、硬度0のイオン水で発酵させたふっくらとしたパン生地が人気のベーカリー&カフェです。「TVチャンピオン」で優勝を勝ち取った“ブルーベリーブレッド”をはじめ、ハード系から菓子パンまで約60種のパンが幅広く揃います。またビートルズのレアグッズを見ることができる店としてビートルズファンにも人気です。
シックで落ち着いたデザインの建物の中へ入ると1960年代のイギリシにタイムスリップしたかのようにダークブラウンに統一された店内には雰囲気のある酒瓶がところ狭しと並んだカウンターや総革製のソファそして同じくダークブラウン色の棚に並ぶ美味しそうなベーカリーが素敵です。
店の表には1969年に発売された12枚目のアルバム『アビーロード』のジャケット写真のイラストが写真に忠実に再現されています。イラストの前にはアビーロード風の横断歩道まで描かれていて、記念写真スポットです。
ベーカリーの奥にはレストランがあり、店内席とテラス席が準備されていて、天気の良い日は断然テラス席が人気です。那須の美しい緑に囲まれ、開放的なスペースでいただくパンは最高です。
カフェの聖地と呼ばれるのが「NASU SHOZO CAFE」です。1988年カフェブームに先んじてオーナー菊池省三さんが黒磯のアパートの2階でオープンした「1988 CAFE SHOZO」が始まりです。オシャレ、心地よい、美味しいと素敵なカフェの要素をすべて兼ね備えたカフェで、高原に佇む美術館のような黒を基調とした外観もオシャレです。
入口を入ってすぐ、アンティーク調家具が設けられた空間、ケーキの陳列棚、に販売商品の陳列棚、観葉植物等細部にこだわって落ち着いたレトロ感漂う雰囲気で統一しています。
古い建材や数々の天然素材を使った手作りの空間デザインで、店づくりへのこだわりは、どの席に座っても平等に気持ちよく過ごせるような空間づくりです。店内の椅子やインテリアはバラバラですが、不思議と全体の統一感があります。
暖かなライトやアンティークシェルフに飾られた書物、大きな窓等、全てのインテリアが調和し、全ての家具の配置がゆったりとしていて、席にゆとりのあるスペースを与えていてくつろげます。
客席はアンティーク調の家具で囲まれた店内、窓から光が差し込む白いエリアのサンルーム席、そしてテラス席と雰囲気の異なる3つのエリアからなります。晴れた日は木漏れ日が柔らかい開放的なテラス席です。
評判のスコーンは食べるべき一品です。あたたかいスコーンには、ラズベリーのジャムとクロテッドクリームが添えられ、外はサクっと中はふんわりです。私がこれまで食べた、三重・青蓮寺湖畔のイングルサイドカフェや日光の旧英国大使館別荘のスコーンに負けず劣らずの美味さです。
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あとは自宅とお土産用の「NASUのラスク屋さん」や「チーズガーデン」によって帰ります。














