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サラリーマンおやじのさえずり小鳥っぷ(小旅行)

サラリーマンおやじの休日ドライブと温泉巡り

冬の『青春18きっぷ』の季節になりました。利用期間が2018年12月10日から2019年1月10日までということで、早めの消化を狙い、無理やり妻を引っ張りだして今回はJR東日本長野支社が推す“のってたのしい3つの観光列車!白銀の世界が広がる、冬の信州へ旅しよう!”の企画に乗っかって「HIGH RAIL 1375」に乗って大糸線への夫婦旅にでかけました。

 

メインは小淵沢からの「HIGH RAIL 星空」に乗車し、野辺山駅での星空観察会に参加することとし、それまでは年末のワインの買い出しを兼ねて長野発松本行き6:55、松本から中央東線で8:38甲府行き、乗り替えて勝沼ワイン郷11:34到着で「勝沼ぶどうの丘」を目指しました。嬉しいことに快速松本行きは「あずさ」だったので快適な1時間7分で妻の負担も軽かったのでした。

 

 

8:38の発車までの約30分を利用して駅弁を買いにいきます。信州のローカル線でガタンゴトンと揺れる車内で駅弁を食べる、これぞ最高の楽しみです。自分の膝の上に掛け紙をとった駅弁を乗せて、何種類もの具をひとつひとつ口に運びがら、その土地のならではのおかずに舌づつみをうつことは至高の喜びです。

 

購入した駅弁は「安曇野釜めし」、合鴨肉、しめじ、山ごぼうなど山国を連想させるお釜風の陶器に入ったお弁当です。他に野沢菜油炒め、栗、うずら卵、高野豆腐、いんげん、人参、さくらんぼが茶飯の上に乗り、信州の香りを届けてくれています。

 

 

勝沼ぶどうの丘ではいつものように1100円でタートヴァンを購入に、地下のカーヴで試飲三昧になりました。

 

 

今回気に入ったのはいつものシャトーメルシャン以外に五味葡萄酒の「Cinq Blanc2016」、大和葡萄酒のHUGGY WINE「TSUBOMI 蕾2017」でした。五味に因んで5種類のぶどうを使用したサンクブランは串揚げの塩にベストマリアージュでした。

 

 

駅に戻って15:04小淵沢駅へ向かう前にお昼ごはんということで以前TVにでていた「ほうとう ワイン  銀月」というお店で山梨名物ほうとうをいただくことにしました。

 

 

小淵沢駅からはいよいよ「HIGH RAIL 星空」の乗車です。改札口から跨線橋を通るのですが、まるで宇宙船に乗り込むゲート」のような感じです。

 

 

ホームで入線してくいるまで待ちます。

 

 

山梨県の小淵沢駅と長野県の小諸駅をつなぐ小海線は、“八ヶ岳高原線”の愛称で親しまれる全国でも有数の高原列車です。全31駅・全長78.9kmの路線は、駅の標高が全国一位の野辺山駅、清里-野辺山駅間にはJR鉄道最高地点(標高1375m)があることでも知られる日本一標高の高い地点を走るJR線です。車窓からは雄大な八ヶ岳、千曲川の渓谷、高原野菜の畑が望め、鉄道好きなら一度は乗りたいローカル線です。この壮大な自然に美しく映え、そして爽快に走る観光列車が「HIGH RAIL 1375」です。

 

 

2017年7月1日から運転を始めた観光列車が「HIGH RAIL 1375(ハイレール イチサンナナゴ)」です。車名は、小海線の特徴の標高の高さを表す「HIGH」と線路の「RAIL」、そして野辺山駅から清里駅間にあるJR線標高最高地点「1375m」を組み合わせて名付けられました。そして夜の星空観察会に参加できるのが「HIGH RAIL 星空」です。

 

 

「HIGH RAIL 1375」は2両編成で、車体をキャンバスに見立て、メタリックの金属風な質感を生かしながら小海線の夜空・車窓に映る八ヶ岳の山々が描かれています。ヘッドマークも星空をバックに八ヶ岳と一番星を描き、その中に列車名がデザインされ、周りを線路で囲んでいるオシャレなデザインです。

 

 

車内の天井は夜空に横たわる天の川をイメージしたシンプルで落ち着いた感じに仕上がっています。間仕切りは黒地に宇宙船や宇宙アンテナ等が漫画チックに描かれた黒板風の壁面になっているのが楽しめますね。シートもロゴデザインをアクセントに四季の星々を夜空の青地にあしらい、星をイメージした黄色のヘッドカバーが備えられています。また車内Wi-Fiによるオリジナル車内コンテンツの配信が行われていて、季節の星座や沿線案内、高原を駆け抜ける車載カメラ映像がスマホで楽しめますよ。

 

 

1号車のシートアレンジは3種類あり、斬新な座席配置です。連結部に近いところの通路の両側にBOXシートの4人掛けがあります。4人Gなら楽しい席ですが、真ん中にテーブルは4人で使うには少々狭く、また網棚がないので鞄や紙袋を置く足下のスペースが厳しいので荷物の多い方は要注意です。今回この席でしたが、向かいに乗車客が来なかったので助かりました。

 

 

小淵沢方向に向かって通路の左側は、椅子が窓の方を向いている2人がけのペアシートが7卓あり、景色が良く見えます。リクライニングしないベンチシートなので見知らぬ人と座ると少し狭いかもしれませんがカップルや夫婦、友人とならOKです。窓下にお弁当と飲み物を置けるテーブルが備えられています。

 

 

一人旅には一人用のシングルシートがおすすめです。小淵沢方向に向かって通路の右側に7席用意され、全て窓側を向いています。リクライニングができ、左右90度動かすことができます。一人で乗るのにペアシートやBOXシートは不自由ですし、なによりもペアシートと同様の広さのテーブルを一人で使え、また足下のスペースも広く使えます。

 

 

2号車は通常の特急列車のようなリクライニングシートになっていて、1人掛けが3席の合計21席設置されています。また1号車にはなかった荷物棚が2号車には付いています。

 

 

2号車先頭には、「ギャラリーHIGH RAIL」があります。天文関係の書籍が展示され、誰もが自由に閲覧できます。そして天井は半球体形のドーム型になっていて、星空映像が投影されています。

 

 

1号車先頭の物販カウンターでは、沿線のお土産やHIGH RAILオリジナル缶入りチョコサンドクッキーにコーヒー、またクッション、キーホルダーといった「HIGH RAIL 1375」オリジナルグッズなどが販売されています。

 

 

クッキー缶は、食べ終えてもペン立てになったりして旅の思い出になりますね。

 

 

野辺山駅から小淵沢方面に歩いて30分のところにあるのが、「空に一番近い」高原鉄道と称される所以であり、列車の名前にもなっている標高1375mのJR鉄道最高地点と旅の安全を祈願する鉄道神社です。そして線路を挟んで反対側には「幸せの鐘」が建ち、どちらも車窓から眺めることができます。

 

 

後ろに八ヶ岳の雄姿が控える鉄道神社のご神体は当時小海線を走っていたSL機関車「C56」の前輪で、鉄道会社の就職祈願に訪れる人も多いです。

 

 

さらに野辺山方面に走ると、野辺山のランドマークとなっている日本の電波天文学の“聖地”国立天文台「野辺山宇宙電波観測所」の白い巨大なアンテナがあります。紅葉広がる八ヶ岳や雪景色の広がる野辺山高原の中で宇宙からの微弱な電波をとらえる大小のパラボラアンテナが並ぶ姿は壮観です。世界中の天文学者がこの観測所で得られたデータを用いて研究を行っています。車窓からも世界最大級&国内最大の直径45mの電波望遠鏡を見ることができますよ。

 

 

17:09に小淵沢を出発した列車は途中時間調整をしながら野辺山駅に18:03に到着します。駅にはJR線最高駅野辺山 標高1345.67mの標識が建っています。

 

 

小淵沢駅17:09発の「HIGH RAIL 星空」では、野辺山駅の停車時間中に、小海線沿線の星空案内人による星空観察会を行っています。星空観察会は、参加は自由ですが乗車員全員参加できますよ。「HIGH RAIL 星空」では、野辺山駅での星空観察会をより楽しむための星空上映会を、2号車にある「ギャラリーHIGH RAIL」で行っています。プラネタリウムに映しだされた季節の星座を星空案内人がレクチャーしてくれますので、良く聞いて役立てましょう。

 

 

星空上映会は、小淵沢駅~野辺山駅間での上映会になるので乗客を10人ずつ5部に分かれて参加します。乗車時に配布される整理券が必要ですので受け取ったら、自分の参加回の確認をしましょう。全ての部が野辺山駅での観賞会前に終わるのでどの部になっても差はありません。

 

 

日本一星空に近いJR鉄道の最高駅「野辺山駅」の標高は1345.67mです。澄んだ空気と余計な光の少ない野辺山高原は、沖縄県石垣島、岡山県井原市とともに“日本三選星名所”に選ばれていて、星空観察には最高のロケーションです。

 

 

星空観察のために約30分間消灯された駅前の銀河公園から星空を眺めれば、宇宙との一体感を味わえ、月灯りがなければ流れ星が肉眼で見つかりますよ。冬にはマイナス25℃まで冷え込むといわれる所なので暖かい服装は必需です。

 

 

当時の小海線で活躍していたSL蒸気機関車が、小海線沿線の小諸市(懐古園)、佐久市(旧中込小学校跡)、南牧村、北杜市(清里駅)の4ヵ所に展示されていて、各地で小海線の当時を物語るシンボリックなスポットになっています。南牧村のSLは野辺山駅前の銀河公園に展示されています。昭和40年代後半まで高原野菜を積んで走って「高原のポニー」と呼ばれたC56形蒸気機関車は、屋根に覆われて保存状態もよく、子どもたちに人気ですよ。

 

 

20:14小諸駅に到着し、今回の小海線の旅も終了です。あとは長野までしなの鉄道で帰ります。