これまで西洋音楽にどっぷり浸かり、ピアノ音楽のほかにもバレエ、オペラ、ミュージカル、と西洋に傾いていた私。
日本の文化、古典芸能にももっと目を向けるべきとはわかっていたものの、なかなかチャンスを掴めず。
昨年秋にチラシを海老名市文化会館で見て、これは行くしかない!と。

横浜能楽堂で体験できると始めは勘違いしていたのですが、能楽堂は現在休館中のため、瀬谷区民文化センターで開催されました。
瀬谷駅には久しぶりに降りたけど、いろいろ新しくなっていてびっくりしました。ワークショップが行われた文化センター内あじさいプラザも広々していて良かった!
さてさて、ワークショップではまず、横浜能楽堂芸術監督である中村雅之先生のわかりやすく温かみのあるお話を聞き、そのあとは能楽師シテ方宝生流の和久荘太郎先生から実際に『舞』や『謡』の指導を受けました。私のように親子でお稽古に参加している方だけでなく、親御さんは後ろで見学、という方々もいらっしゃって、和やかではあるものの、すこし緊張もしました。
ただ立って舞うだけではない。
まず立つことからして、なんと普段使わない筋肉をたくさん使うことか…
構え、というそうですが、構えからしてサマになっていないであろう自分に、普段いかに体幹を意識していないか身をもって知らされました。
『型』をいくつか教わる際、最小限の動きと思われるなかでも先生の指の先から足の先までに流れる優雅かつ凛とした美しさを近くで見せていただき、日本古来(700年前からある芸能)より伝授されてきたものの凄み、のようなものを感じました。



ここには書ききれないほど『なるほど』と思うことがたくさんあって、充実の1時間でした。
ワークショップ後、和久先生と記念撮影をお願いしたのですが、実は先生が私のひとつ上の芸大時代の先輩ということがわかり、芸大話に花が咲いたひとときでもありました。
私が勝手に申し込みした能楽体験でしたが、行く前は「えー…」と言っていた娘も「楽しかった!」と明るい表情で体験を終え、
中村先生も和久先生もおっしゃっていましたが、小さい時にどんどん新しいことにまずはチャレンジしてみる、いろんなことを観てみることが大切で、
今日の娘の心にも新しい引き出しが増えたならいいな、という思いです。