エーワイ電子製 エルサウンド パワーアンプ EPWS-5V を導入した
きっかけは 価格.comのDENON PMA2000REのレビュー記事である
B&W805Dを所有してみたものの これを一体どう鳴らせばいいのか 皆目見当がつかず 悩んでいたところだった
そんな中 エーワイ電子のウェブサイトで 805Dを2Wモデルで鳴らしている という記事を見つけた
ご存じの方はご存じ ご存じでない方はご存じでない このエルサウンド
高価な部品を ふんだんに使うが シンプルな回路構成とケーシングとし 価格を安く抑えているのが特徴
もうひとつ言うと 非常に低出力である
標準で5Wだが 2Wや1Wなども選べる
何やら 出力が低く 内部電圧が低いほどいい音である というのがこの製品の思想だ
実は 805Dとの組み合わせとしては アキュフェーズのA級アンプが 試聴の結果ベストだ という結論に至ったのだが なんせ高価だし 発熱が大きいので 二の足を踏んでいた
しかし このエルサウンドのパワーアンプなら バイアンプを組むのにも 10万円かからない
一体 どんな音がするのか 興味が出てきた
試聴機の貸出を行っているが 最高級の部品を使用しているだけでも 買う価値があると思い 試聴もせずに いきなり注文することにした
そして 2Wにするか1Wにするか悩んだが 1W機種を指定した
第一印象はあまり良くなかった
音は明るめ ハイ上がりの傾向
致命的だったのが ボリュームを二時よりあげると音が歪むこと 二時と言っても1W機のそれなので 普通に聴く音量レベルだ
仕方がないので 2W機 または 5W機に変更してもらうことにした
だが どちらにすればいいのだろうか
今度は慎重に 貸出機を借りることにした
5W機である
試聴すると 音の歪みは無くなるが 音像が縮小するというか 遠くなる 硬さが感じられる
一方 1W機は 音像が大きく 近くで鳴っている だが 輪郭はぼやけている
中間をとって 2W機にすることにしたが 2W機では試聴していないから また冒険することになった
2W機が届いた
歪むこともなくなり 音像もちょうどいい
これが正解だった
参考のために 1W機は能率100dBぐらいのホーンスピーカー向きで B&Wなど90dBあたりは2W機が適する
さて エルサウンドは なるべく余計な回路を通さないを善しとする思想のようで 他にパッシブプリアンプなども製品化している
きっかけは 価格.comのDENON PMA2000REのレビュー記事である
B&W805Dを所有してみたものの これを一体どう鳴らせばいいのか 皆目見当がつかず 悩んでいたところだった
そんな中 エーワイ電子のウェブサイトで 805Dを2Wモデルで鳴らしている という記事を見つけた
ご存じの方はご存じ ご存じでない方はご存じでない このエルサウンド
高価な部品を ふんだんに使うが シンプルな回路構成とケーシングとし 価格を安く抑えているのが特徴
もうひとつ言うと 非常に低出力である
標準で5Wだが 2Wや1Wなども選べる
何やら 出力が低く 内部電圧が低いほどいい音である というのがこの製品の思想だ
実は 805Dとの組み合わせとしては アキュフェーズのA級アンプが 試聴の結果ベストだ という結論に至ったのだが なんせ高価だし 発熱が大きいので 二の足を踏んでいた
しかし このエルサウンドのパワーアンプなら バイアンプを組むのにも 10万円かからない
一体 どんな音がするのか 興味が出てきた
試聴機の貸出を行っているが 最高級の部品を使用しているだけでも 買う価値があると思い 試聴もせずに いきなり注文することにした
そして 2Wにするか1Wにするか悩んだが 1W機種を指定した
第一印象はあまり良くなかった
音は明るめ ハイ上がりの傾向
致命的だったのが ボリュームを二時よりあげると音が歪むこと 二時と言っても1W機のそれなので 普通に聴く音量レベルだ
仕方がないので 2W機 または 5W機に変更してもらうことにした
だが どちらにすればいいのだろうか
今度は慎重に 貸出機を借りることにした
5W機である
試聴すると 音の歪みは無くなるが 音像が縮小するというか 遠くなる 硬さが感じられる
一方 1W機は 音像が大きく 近くで鳴っている だが 輪郭はぼやけている
中間をとって 2W機にすることにしたが 2W機では試聴していないから また冒険することになった
2W機が届いた
歪むこともなくなり 音像もちょうどいい
これが正解だった
参考のために 1W機は能率100dBぐらいのホーンスピーカー向きで B&Wなど90dBあたりは2W機が適する
さて エルサウンドは なるべく余計な回路を通さないを善しとする思想のようで 他にパッシブプリアンプなども製品化している
ちなみに エーワイ電子のパッシブプリアンプとは プリアンプと謳いながら アンプリフィケーション すなわち 増幅は一切行っておらず 要は ただのボリュームと 入力切り替えスイッチであり 私からすると いくらパッシブという それっぽい言葉を冠したとはいえ これをプリアンプと称するのは どうかと思う
本当の パッシブプリアンプとは トランス である MCカートリッジ用昇圧トランスは まさにパッシブプリアンプだ
エーワイの パッシブプリアンプには トランスは 入っていないから パッシブプリアンプなどでは 決してない
それでも プリアンプ と言いたければ パッシブプリアンプ ではなく なんちゃってプリアンプ と称するべきである
閑話休題
機械的な音 と表現してもよい
つまり パワーアンプとして とにかく入力信号そのままを出力することに徹していて その結果 無味無臭の ハイ上がりのような音に なっているのではないか と思われた
だから 高品質部品と シンプルな回路構成とが相まって いよいよ研ぎ澄まされたものとなり おまけに B&Wがこれまた 研ぎ澄まされたスピーカーなので 出て来る音は ほとんど透明の淡い音 目指すアキュA級の 濃密な音とは真反対の音に仕上がってしまったのだ
これはいかんということで 試しにプリアンプを通してつないでみたら 今度は打って変わって 全然違う音が出てきた
自分好みの音にするには プリアンプが必要だ と気付いた
どなたか書いていたが パッシブプリアンプとつないでもあまりいい音がしない その原因はアンプの入力インピーダンスがまだ不足していることにある ということだった
さて プレーヤー出力をこのアンプにダイレクトにつないでも つまらない音しかしないが プリアンプを加えると プリアンプの音色を聴くことができ 真空管や MUSESオペアンプなどを楽しむことができる
普通のアンプにも トーンコントロールをバイパスする回路選択があるが そのようなものも含め 伝送ロスの少ないピュアな回路と その音が良いと思われがちで 実際 私も 以前はそうだった
つまり ダイレクト接続でしか聴いていなかったが 最近は細かく調整する方が良いと感じているし そうして自分好みの音にする作業が楽しく 調整がバッチリ決まった時は 音だけでなく気分もいい
プリアンプ不要論があるが 私もプリアンプを使うまではそうだった
しかし 使い始めると これほど便利で楽しいものはない
いろんなプリアンプが 欲しくなるのだ
つまり スピーカーのドライブ機能はパワーアンプ 音色はプリアンプ 色々な組合せができるようになる
ところで エルサウンドの2W機だが もう一台購入して バイアンプにしてみた
どんな音がするのか 楽しみだったが 結果は一台と あまり変わらない
たぶん 電源が強力だからだろう 再生中に電源を切っても 活きのいい捌かれた魚のように しばらく鳴っているのだから
で 結局 B&Wには使わないで タンノイとつなぎ 夏場の真空管パワーアンプの代わりにすることにした
だがその後 タンノイにはQUADの405を入手したので まったく発熱しないエーワイは ホントに暑い 真夏用 まるで水着かタンクトップ のような扱いになってしまっている
閑話休題
エルサウンドのアンプは シンプルな回路のためか 私の耳にはどうも 音に艶というか 色というか 質感というか 面白味や 個性が感じられないのである
機械的な音 と表現してもよい
つまり パワーアンプとして とにかく入力信号そのままを出力することに徹していて その結果 無味無臭の ハイ上がりのような音に なっているのではないか と思われた
だから 高品質部品と シンプルな回路構成とが相まって いよいよ研ぎ澄まされたものとなり おまけに B&Wがこれまた 研ぎ澄まされたスピーカーなので 出て来る音は ほとんど透明の淡い音 目指すアキュA級の 濃密な音とは真反対の音に仕上がってしまったのだ
これはいかんということで 試しにプリアンプを通してつないでみたら 今度は打って変わって 全然違う音が出てきた
自分好みの音にするには プリアンプが必要だ と気付いた
どなたか書いていたが パッシブプリアンプとつないでもあまりいい音がしない その原因はアンプの入力インピーダンスがまだ不足していることにある ということだった
たしかに エーワイ電子のアンプの入力インピーダンスは 10kΩしかない
世の中 50kΩとか 100kΩだとかの時代に 10kΩは小さい
パッシブプリアンプも 入力インピーダンスは やはり 10kΩ 小さい
出力インピーダンスは 最大2.5kΩ と書いてある これは大きい
どうやら 入力も 出力も 世の中のセオリーである ロー出し ハイ受け とはまったく逆
いい音がしない理由は ここにありそうだ
その方は エルサウンドのアンプには パッシブではない ふつうのプリアンプをつなぐ方がよい と言っていた
理由はたぶん アンプが低入力インピーダンスだと プレーヤーにとって負荷になり過ぎてしまうので 高入力インピーダンスのプリアンプに入力する方が プレーヤーとしては楽なので その性能が維持されるためであろう
プリアンプは プレーヤーに代わって 低入力インピーダンスのエーワイを相手にしなくてはならないが プレーヤーよりも低出力インピーダンスのプリアンプなら 代役の意味がある
さて プレーヤー出力をこのアンプにダイレクトにつないでも つまらない音しかしないが プリアンプを加えると プリアンプの音色を聴くことができ 真空管や MUSESオペアンプなどを楽しむことができる
普通のアンプにも トーンコントロールをバイパスする回路選択があるが そのようなものも含め 伝送ロスの少ないピュアな回路と その音が良いと思われがちで 実際 私も 以前はそうだった
つまり ダイレクト接続でしか聴いていなかったが 最近は細かく調整する方が良いと感じているし そうして自分好みの音にする作業が楽しく 調整がバッチリ決まった時は 音だけでなく気分もいい
プリアンプ不要論があるが 私もプリアンプを使うまではそうだった
しかし 使い始めると これほど便利で楽しいものはない
いろんなプリアンプが 欲しくなるのだ
つまり スピーカーのドライブ機能はパワーアンプ 音色はプリアンプ 色々な組合せができるようになる
ところで エルサウンドの2W機だが もう一台購入して バイアンプにしてみた
どんな音がするのか 楽しみだったが 結果は一台と あまり変わらない
たぶん 電源が強力だからだろう 再生中に電源を切っても 活きのいい捌かれた魚のように しばらく鳴っているのだから
で 結局 B&Wには使わないで タンノイとつなぎ 夏場の真空管パワーアンプの代わりにすることにした
だがその後 タンノイにはQUADの405を入手したので まったく発熱しないエーワイは ホントに暑い 真夏用 まるで水着かタンクトップ のような扱いになってしまっている