江の島みーちゃん物語
―― 巳年から丙午へ ――
年の終わり。
江の島の空と海が、いつもより静かに呼吸している。
巳年のあいだ、この島を見守ってきた
白蛇のみーちゃんは、
この日、そっと姿を変えた。
それは「終わり」ではなく、
役目をひとつ終えた、
やさしい区切り。
白い光をまといながら、
みーちゃんは龍の姿となり、
江の島の上空を、気持ちよさそうに泳いでいく。
参拝に訪れる人。
橋を渡る人。
海を見つめる人。
そのすべてを、
少し高いところから、
静かに、あたたかく見守りながら。
やがて巡ってくる、丙午(ひのえうま)の年。
丙午は、
火と陽の力を持つ干支。
勢いがあり、物事が大きく動く年とも言われる。
だからこそ、
空から全体を見渡す存在が必要になる。
江の島みーちゃんは、
龍神様として、
この島と、その先に続く時間を護る役目へと移っていく。
朝日が海から昇るころ、
龍となったみーちゃんは、
光の中に溶けるように、
空へとのびていった。
でも、消えたわけじゃない。
次の巳年まで――
江の島の空から、
ここに来る人たちを、
変わらず見守り続けている。
また、会おうね。
そんな気配だけを残して。
※この物語は、伝承とイメージをもとにした創作です。
江の島の空や海を見上げたとき、
ふと「なにか」を感じたなら、
それが、みーちゃんからの合図かもしれません。
わらこ39 2025 2025/12/31
2026年のあなたの幸せを願って
わらこ精霊ちゃんたちは
仲良くお蕎麦食べてます✨










