✨️わらこ精霊 夏だより26日目(2025年7月24日・木)


⛩️根室・金刀比羅神社で幻視の声と再会の約束

登場:藤霞いろり&凛崎ここな(根室)



---


霧の匂いが濃くなる。

境内へと続く石段を、凛崎ここながひとり歩いていた。

足元はしっとりと濡れ、踏むたびに小さな音が立つ。

息を吸い込むと、潮の香りと、どこか懐かしい灯籠の煤の匂いが混じる。




「…いろり、いるのかな。」


心の奥にある“再会の約束”が、彼女をこの場所まで導いていた。


一方で藤霞いろりは神前で祈りをささげながら

ここななの事も想いながら願っていた

再会の事も自分自身のことも神社で手を合わせながら

ここなの事も思っていた




⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️

🌿 金刀比羅神社──霧の岬の幻視の社⛩️

根室の金刀比羅神社は、北海道最東端の霧多布岬にほど近い地に鎮座する。

江戸時代から続くこの社は、漁師たちが航海の安全を祈り、

時には霧に迷い込んだ船人が「光と声に導かれて無事に帰還した」と伝えられる。

社殿はこぢんまりとしながらも、苔むした石灯籠が並び、

参道を覆う木々は霧に煙って幻想的な景色をつくる。


古文書には「霧の日、参拝者の背に声なき声が寄り添い、

道を照らす幻視の光が現れる」とも記されている。


⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️⛩️

---


🌸 いろりとここなの再会

境内の奥、鈴の音が微かに響く場所に立つひとりの少女──藤霞いろり。

薄桃色の羽織に揺れる鈴飾り。

彼女は閉じた瞳の奥で、何度も霧の声を聞いていた。


「ここなちゃん…やっと、また会えたね。」




ここなは小さく頷き、胸の奥に隠していた言葉を絞り出す。


「…約束、忘れてなんかないよ。」



---


💭 二人の心理描写


いろりは、幻視の声に導かれるように神社を訪れていた。

言葉にならない不安や孤独を、祝詞に乗せて祓い清めながらも、




ここなに会えた瞬間、その全てが溶けるように消えた。まるで心の霧が晴れてくようだった


一方で

ここなは、いろりとの「再会の約束」を胸に抱えながらも、不安を感じていた。

その理由は、自分がその約束に応えられるだけの強さをまだ持てていないのでは…という焦りだった。

霧の中でいろりの瞳を見つめた瞬間、

「約束は、強い人だけが果たすものじゃない」

といういろりの静かな優しさに触れて、

ここで、ここなの胸の不安が少しずつ溶けていった

---


📝 二人のひとこと

いろり:「幻の声も、誰かの記憶を照らす灯になれる。」

ここな:「約束は、霧に隠れても消えたりしない。」


 

再会の約束を、はたしたふたりはこの後、暫く神社でゆっくりお話しをした後、霧の晴れた街に一緒にお出掛けして楽しい時間を過ごせたようです




🌟次回:27日目(7月25日・金)/潮見あまね&瑠璃野ひめか(小樽)

「小樽潮まつりと夜空の記憶。」




音譜音譜わらこ39★STAR's МVこぼろ駅に降りた日音譜音譜