わらこ精霊 夏だより2《第2日目》
2025年8月2日(土)

🎀オープニング曲:制服スパイラル

(くるり、まわるスカートの先に、あの夏がひらく)

── ことばにしなくても ──


合宿2日目の朝。
海の近くまで散歩に出た、潮見あまね(しおみ・あまね)──小樽市出身。

静かな波の音と、ほのかに潮の香る空気の中、
彼女は手に持ったスケッチブックをそっと開いた。



昨日は、にぎやかな自己紹介や記念撮影があったけれど、
あまねはまだ、みんなの輪の中でどう動いたらいいか、少し戸惑っているようだった。

「…うまく言えないな」
そんな小さなつぶやきが、ページの端にこぼれる。


でも、ことばにならない想いは、
細やかな線や淡い色になって、ゆっくりと紙の上にあらわれていく。

彼女が描いたのは、風灯の森の奥に咲いていた、小さな白い花。
それはまるで、誰にも気づかれないまま静かに咲いていた自分自身のようだった。



午後は、絵を使ったイメージトレーニング。
自分の描いた絵をもとに、感じたことをジェスチャーで表現していく時間。

最初は恥ずかしそうにしていたあまねも、
ひとりの子の「その花、あまねちゃんみたいにきれいだね」の声に、
すこしだけ、はにかんだ笑顔を見せてくれた。

🫧 そして夕方──
今日のお楽しみイベントは「浜辺の石拾い&波音観察」!



水着じゃなくて、ラフな私服に着替えてみんなで波打ち際へ。
海に向かって石を投げる子、きれいな模様の貝を見せあう子、
波の音を録音してる子もいた。

あまねは、小さな白い石をひとつ拾って、それに小さな絵を描いた。
さっきの白い花と、そして…ちいさな“ありがとう”の文字。



「言葉にしなくても、伝わることってあるんだね」

その夜、彼女がこっそり日記に書いた言葉は、
確かに、誰かの心にも届いていた──


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🎵エンディング曲:
「ザンギと唐揚げのなかよしダンス」
(ふたりで食べると、ちょっと仲良くなれる気がする…)




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📸 次回予告:
《第3日目・8月3日(日)》焔野こよみ(苫小牧)
「空回りしたって、本気なら、届くよね──」


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