サントリーの社長が定年を45歳にすると、30過ぎくらいから社員達は次のキャリアに向けて研鑽を始めるから、そうした方がいい。

といった発言をしたらしいですね。


そう言ってる社長さんは60過ぎらしいですがw

たぶん、社会人としてのキャリアに絶対の自信がある。45過ぎても自己研鑽を惜しまなかった姿が自分だということなのでしょう。

社会ではこういった

「自己実現に成功した人のありがたい発言」ばかりが重宝され、社会人になった以上、社会に・会社に・国に貢献する人材になるのがベストである。正しい生き方であるといった風潮がそこはかなとなく漂ってます。


でもね。そういった考え方が、一度転落した人間を許さない。いや、ちょっと違うかな?

能力があると認められれば、何度でも同じ業界にカムバックできるもんね。


そういった意味では「弱い人間を許さない。我々と同じ方向を向かない人間を許さない」空気を作り出している気がします。


自分は、自分で言うのもなんですが、ハッキリと社会的な落伍者としての自覚があります。

社会人としての向上心・野心を持たず。日々を享楽的に過ごすことを是とします。

若いときに色々あってこんな人格形成となりましたが、まぁそれはそれでよかったかな?とも思ってます。

だって、社会人としての自分を演じているとき、苦痛でしかないから。

仕事はします。でも成功しようが失敗しようが充実感なんてこれっぽっちもない。

ただただ、日々のルーチンワークを済ませて「自分の時間」を過ごしたいだけです。

ここまで極端じゃなくても、仕事よりもプライベートが大事という方はたくさんいらっしゃるでしょう。

でも、成功者たちにはそれが分からない。プライベートと仕事がごっちゃになってるから社会的充実がそのまま精神的幸福になってます。

それはそれで、いいんですけどね。


ただ、「自分が自分らしく生きる」のなかに「自分と自分の大切な幾人かの幸せのためだけに生きる」という人がいるのを知ってもらいたい。認識してもらいたい。


これから年月が過ぎても、たぶん自分のスタンスは大きくは変わらないでしょう。

特別な能力もなく、のんべんだらりと仕事をしていくだけの自分は、自分の回りの平穏のためだけに生きていることでしょう。


そういう人々を見下すのはやめてもらいたい。

もしかしたら、キャリアアップに夢中の人々より、ある意味真剣に生きてるかもしれないよ?(^^;