ツアー初日前夜…
某有名ホテルの一室に私は居た。
フカフカのソファーにちょこんと座って、真剣な表情で歌詞を書いているアツシを見つめる。
ペンをくるくると回してみたかと思えば、音を確かめるようにハミングして天を仰いでみたり…
唇をキュッと噛む度に、下唇の下に生えてる髭がピョコピョコと動く。
その仕草一つ一つが可愛くて愛おしくて、思わずクスッと笑ってしまった。
AT「…ん?…何笑ってんの??」
不思議そうにそう言って私を見つめるアツシ。
『ううん、何でもない(笑)……どう?歌詞浮かんだ?』
AT「うーん…思うようにいい単語が浮かんでこない。」
頭をガリガリと掻きむしりながら悔しそうな表情を見せる。
『あの‥さ?…素人の私が口出す事じゃないんだけど…』
AT「ん?」
『いい単語なんて本当は無いんじゃないかな…』
AT「………………」
『言ってくれる…伝えてくれる人が好きなら、どんな単語も美しく聞こえるんだと思う…』
生意気な事を言ってしまった…
プロのアツシに私はなんてことを!
激しい後悔に苛まれながらうつむく私。
少しの沈黙の後、優しい香りが身体を包む…
『…あっちゃ‥ん?///』
そっと抱きしめられながら頭をポンポンされていた。
AT「…うん…その通りだと思う……ありがとう…」
“ありがとう”の一言がこんなにも素直に言えてしまうアツシ。
私の方が年上なのに、この人の前だとそれを時々忘れてしまいそうになる。
『…あっちゃん…苦しいよ…//』
アツシの体温と鼓動が身体中に伝わってきて、私の心臓はうるさいくらいに高鳴っていた。
でもそれをアツシに気づかれたくない…
年上だから‥という言い訳のもとに素直になれない自分。
感情のままにアツシを求めたいという想いを、無理矢理心に閉じ込める。
『…明日からライブだし…私そろそろ帰るね!』
そう言ってアツシの腕からすり抜けた。
AT「えっ!? まだ来たばっかりだし飯でも食いに行こうよ」
『…ううん…会えただけでも私は嬉しいし……私がいると作詞の邪魔になっちゃうから。…だから今日は帰るねっ!』
精一杯の笑顔を作ってそう言った。
AT「…わかった。…じゃ、また連絡するから。」
呆れたような表情でため息混じりにそう呟くアツシ。
『……うん…』
驚くほどにアッサリと了承したアツシに、私の心は寂しさで震えていた。
どうしてこんなに素直じゃないんだろう
好きで好きでたまらないのに
アツシの傍にずっといたいのに
泣き出してしまわないうちに部屋を出なきゃ…
『…明日ライブ頑張ってね!…』
顔を背けながらソファーから立ち上がり、ドアに向かって歩き出した。
―グイッ!
後ろから腕を掴まれ背後からアツシに抱きしめられる。
AT「…なんで泣いてんの?」
『な‥泣いてなんか…』
AT「甘えるの下手すぎ……俺が気づいてないとでも思った?」
『………………』
AT「もっと俺に甘えてよ。もっと俺を求めてよ…」
そう言ってうなじにキスを落とすアツシ。
『ンっ///』
愛でるように優しく何度も落とされるキスに、全身がゾクゾクと泡立っていく…
そんな私の身体を軽々と抱き上げ、ベッドにそっと寝かせた。
髪をすくように撫でながら柔らかい微笑みを向けるアツシ。
『あっちゃん…私…』
AT「シッ!…大人しく俺に抱かれなさい…」
言いかけた言葉を遮り、口を塞ぐような深く甘い口づけを落とした…
~END~

今回はATSUSHI編でお送り致しました♪
いかがでしたかしら…妄想シチュエーション

エロ要素は味付け程度に抑えました(笑)
あくまでもATSUMIの妄想で御座いますので、苦情等は受け付けておりません!
あしからず~



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