昔、一度行ったことがあったっけ。

これと言ってあまりいい思い出なかったけど。

ニュースでも度々映像が出る広場、あの時もなにやら集会してた。

広場に面した大きな通り、

キエフ一番の目抜き通りと聞いていたけど

通りのお店の3軒に1軒はシャッターが下りてペイント落書きされていて

3軒に1軒は割れたままのガラスが放置されていて

まともに開店してるのは1/3くらいでした。

通りの歩道を歩いていると足元に財布らしきものが転がってきて

でも拾うと(触ると)因縁をつけられるある種の詐欺が。

事前に外務省のホームページで読んで知っていたのでスルーしたけど。

3回ほど歩いて3回とも仕掛けられそれも全部違う人だった。

まともに営業してるお店に入って

お料理がふつーにおいしかったので覚えたてのロシア語で

「エータ(これ) フクースナ(おいしい) スパシーバ(ありがとう)」

と話しかけたんだけどご年配のおやじさんにじろりと睨まれた。

後から思うに元から住んでいた人達の通常語はウクライナ語であって

ロシア語は母国語の使用を禁じられた時代に止む無く覚えた、

そのつまり虐げの象徴だったようで。

いっそサンキューかありがとうの方がマシだったのか、と。

 

悪い話ばかりではなんなのでひとつよかった思い出を書くと

そのお店で食べたデザートが『いちごジャムとミルクのペリメニ ヴァレーニキ』といって

ペリメニ ヴァレーニキは小麦粉に水を加えて練って薄く伸ばした皮で具を包んだ料理、

いわゆる餃子なんだけど

向こうは具のバリエーションが豊富でしょっぱいものから甘いものまでいろいろあって。

小麦粉の皮で自家製いちごジャムを包んでホットミルクで煮たもの(水餃子スタイル)が

いちごの風味とジャムの甘味とミルクのまろやかさと温かみで丁度いい具合でした。

 

※ペリメニはロシアのもの、ウクライナのものはヴァレーニキというそうで。

  また睨まれてしまうわ。。