引き続きまして今回も
彫り物パーツ
ご本尊をご紹介致します
【文殊菩薩】もんじゅぼさつ
卯年の方の守りの本尊でもあり、
文殊菩薩は大乗仏教の崇拝の対象で
「智慧を象徴する」仏様とされています
種子:マン
真言:オン アラ ハ シャ ノウ
文殊菩薩はサンスクリット語で「マンジュシュリー」といい、
釈迦の重要な弟子とされています
普賢菩薩とともに「釈迦三尊像」の脇侍をつとめ
「智慧の文殊・慈悲の普賢」と呼ばれています
文殊はインドで生まれた
モデルとされる人物がいるとされています
書物によると、病に伏した釈迦の弟子以上に
仏教の真理に通じて仏教徒の理想像とされる
維摩居士(ゆいこまじ)の元を、釈迦の代理として
見舞いに訪れた文殊菩薩が誰一人 問答で
叶うものがいなかった維摩居士と
対等に渡り合ったそうです
それほどまでに文殊は「智慧」に
ことわざにある
「三人寄れば文殊の智慧」というのは
「優秀でなくても三人集まれば
何か良い知恵が浮かぶ」という解釈です
図像上では獅子に乗った姿で表現され
右手に智慧を象徴する宝剣を、
左手に経典を持つ姿で描かれています